熊本レポート

文字の裏に事件あり

紺碧の海に浮かぶ天草の闇   第2回 食は安全か熊本県上天草さんぱーる?

2021-07-08 | ブログ


 
 熊本県内外の観光、温泉客らによるお土産探しだけでなく、ドライブ途中の休息やランチ利用として賑わいを見せる上天草さんぱーる(中原薫育代表・上天草市大矢野町中11582番)。
 近年の年商は7億円前後と、オープン時に比べると売上も下降傾向にあるが、それでも県内33ヶ所ある道の駅では上位にランク。
 しかし「食の安心・安全」の方は、果してどうなのか。
 平成27年頃、天草の観光ホテル業界で「ワタリガニの産地偽装話」が浮上。
「味では勿論だが、見た目で地元産との違いは直ぐ判る。天草産ワタリガニと聞き、地元料理の一品にと期待していたら、これが仕入れて中国産だと判り、大迷惑」



 上天草市松島町に在る観光ホテルの料理長による話だが、それでも信じられないと一笑すると、
「クレームに対して『海水に2、3ヶ月ほど浸けて出荷する韓国産、また韓国経由の北朝鮮産アサリとは異なり、天草で餌を与えて成長させたワタリガニで、産地偽装ではない』と反論されては、空いた口も塞がらん」
 続けて、そこまで説明されると、噂は真実味を帯びて来る。
 本人が経営するカニ屋で売られていたというのだが当時、本人は上天草さんぱーるの代表も務めており、食の安全に対する姿勢に疑問符が打たれる。 
 平成26年、天草市倉岳町に在るエビの養殖場跡地に鉱滓(鉄鋼スラグ)約500トンが、底上げ資材として搬入された。


 
 ところが『ヒ素含有率が基準値の約3倍』という分析結果が出て、これを天草保健所は排出、撤去を指示。
 ヒ素については、森永ヒ素ミルク事件が在る。戦後間もなく1万3千人もの乳児がヒ素中毒となり、130人の乳児が死亡。
 確かに20年前後前までは舗装工事等で、アスファルトの下地に資材として使われたり、また鉱滓の中に含まれるケイカルがエビの成長を促進するという噂の時期も在った。
 だが大同特殊製鋼、日立金属、山陽特殊製鋼の鉱滓がフッ素、ヒ素を多量に含む有害な産廃と、各自治体で鉱滓の再利用排除に努め出したのである。
 しかし、この鉱滓が倉岳町からの排除に前後して、大矢野町の養殖場跡地に搬入された疑いが極めて濃厚。
 鉱滓を受け入れる側での魅力とは何かと言えば、やはり逆有償取引。即ち、現物代金よりも高い価格で引き取って貰う事で、捨場の提供。これは明らかに産廃。
 この該当水産業者の管理責任者は誰であったかと言うと、先のワタリガニ産地偽装という噂の人物で当時、上天草さんぱーるの代表。
 理念、倫理観とは何か、そこまで売り手には問えない訳で、道の駅ではやはり「生産者名の確認」が、消費者自らの責務。
 ところで、貴方は埋立、竣功で別荘、シークレットビーチをタダで持ちたくは有りませんか。但し、無税上で資産にはならず、世間の冷たい視線は浴びる事になりますが…その方法をこの上天草市では教えてくれます。
 同時に次号では、催促の多かった前号での組織名も中身を添えて明らかにしましょう…(つづく)


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