くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

無料相談会

2008年09月07日 | Weblog
■春江の中央公民館での無料相談会に出席。最初の質問者は21歳の中国研修生で近くの機械メーカーで働いている。この研修が終わった3年後になんとか日本で働き続ける方法はないか?というのだ。

よくある質問で、研修生は帰国して後、別の資格で来日するしかない。留学生か日本の会社で呼び寄せてもらうか結婚か、、、。なぜ日本に来たいのか聞くと日本の文化や社会に魅せられ、周りが親切だからという。もっと日本で技術を磨きたいという。1年目だが彼は日本語が急速にうまくなったという。

中国で大学に進学し、留学する方法はどうか?中卒で専門学校に行って働き始めた経歴から可能性は低い。聞いてみると地方の人はあまり土地を離れたがらないという中国人特有の考えから外に出たいという動機付けを持つ機会はあまりないようだ。しかも、国内の地域的な格差が大きく、地方と北京の差は地方と日本(外国)の差よりも大きいことさえあるようだ。

まだ若いので周りが良く見えていないという中国人通訳の意見ももっともだ。もう少し聞いていくと周りで数年働けばすぐに誰でも20万30万の給料は取れるようになると聞いているようで、5,6万の手取り額に不満のようだ。

社労士のY先生は正確な給料明細の試算を示して彼らに支給額の意味を教えてうわさや風評の類を払拭させようとされているのは重要なことだ。

「日本人と比べて安いのは当たり前じゃあないか。安いからこそ会社は君たちが必要なんだ。3年間の間、お金が目的ではなく言葉や技術を習得して将来のチャンスを掴んで欲しい」「技術はとにかく、言葉が大事かな。中国に進出した日本企業とか、、」と説教たれたくなる。

彼に通じたかどうか、、。




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