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日記(12.6)山手線新駅「高輪ゲートウェイ」

2018-12-06 13:04:13 | 日常
12月6日   (木曜日)  曇り 時々雨

昨日の新聞に
山手線の30番目の新駅の名前が発表された。

あれ~!長すぎるんじゃないかい?!
と思った駅名だ。
~~~
やっぱり、世間からはあまり評判が良くなさそうだ!
~~~~~~~~~~~~~~~~
物にも、名を付くる事、昔の人は少しも求めず、
たゞありのまゝに、やすく付けけるなり」。
寺名など物の名をつける時、昔の人は余計なことを考えず
ただ分かりやすくつけたものだ。
「徒然草」はこう述べ、

最近の名前のつけ方にも触れている(第百十六段)。
考えをこね回して、
才覚のあるところを見せようとつけた名前を聞くのは本当にうっとうしい。
--兼好法師がそう書いたのは700年近く前のことである。


▲「何事も珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ」。

先の段はこう結ばれる。
そこまで辛辣に言うつもりはないが、
話で誰もが思い浮かべる最近の出来事があろう。
そう、新駅名「高輪(たかなわ)ゲートウェイ」だ。

▲JR東日本が東京・山手線の新駅名として発表した「高輪ゲートウェイ」の評判が何とも良くない。
 ネット上では「長すぎる」「山手線にそぐわない」「意味不明」「ダサい」と
 さんざんで、積極的な賛成は見つけるのすら難しい。

▲こうも反発を呼んだのは、新駅名を公募しながら
 その上位の「高輪」「芝浦」などの簡明さがまるで
 重視されなかったためだろう。
 「ゲートウェイ」は同地の再開発計画のキーワードでもあり、
  結局は出来レースと疑う声も飛び出た。

▲未来にかける意気を示す新駅名の不評はJRには不本意だろう。
 しかし
 駅の名前はその利用者はもちろん社会全体にとっての“公共財”である。
 決定にあたっては700年の時にも耐える知恵がほしかった

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『徒然草』
つれづれなるまゝに、
日ぐらし硯に向かひて、
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書き付くれば、
あやしうこそ物狂ほしけれ。



書き出しの「つれづれ」(徒然)は「やるべき事がなくて、手持ち無沙汰なさま」を意味する。
「つれづれなり」と「よしなしごと」や、「書き付く」は先行する文学にも用いられている組合せであり、作品および自己を卑下する謙遜の辞である。
~~~~~~~~~~~~
★学生時代に暗記した「させられた」 この徒然草
 ”とぜんそう”とか言って騒いで叱られて・・・
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★余分なことではあるが

カタカナ駅名が入るとあの四代目・先代柳亭痴楽(りゅうていちらく)
師匠の綴り方教室の
恋の山手線がくるってしまうなあ~・・

 痴楽は1921年、現在の富山市の呉羽で生まれ、
 幼少時に上京。義太夫から落語に転身し、
 45年、第2次大戦後で第1号の真打ちになった。
 落語のまくらに使った「つづり方」では、
  「柳亭痴楽はいい男 鶴田浩二や錦之助 あれよりグーンといい男」
  「上野を後に池袋、走る電車は内回り、私は近ごろ外回り」
といった節回しが受け、
  「爆笑王」と呼ばれた。後に人間国宝となった柳家小さんらと、若手の花形とされた。

  72年に落語芸術協会の初代理事長になったが、
  73年、大阪・角座で出演中に脳卒中で倒れ、
  闘病生活に。93年、東京・新宿で一時高座に復帰したが、
  当時の勢いは無かった。同年12月、72歳で亡くなった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 人気絶頂期に倒れ、約20年間、闘病を続けたため、
 痴楽は、忘れられた存在となり、
 活動を伝える高座の映像や音声、資料もごく限られているという。
 ◆◆◆◆◆
(補足) 落語「恋の山手線」  四代目・柳亭痴楽
あの名調子が聞こえてくる。
私も高校時代には暗記して、披露したものだ。

  上野を後に池袋、走る電車は内回り、私は近頃外回り、
  彼女は奇麗なうぐいす芸者(鶯谷)、
  にっぽり(日暮里)笑ったあのえくぼ、
  田畑(田端)を売っても命懸け、思うはあの娘(コ)の事ばかり。
  我が胸の内、こまごめ(駒込)と、愛のすがも(巣鴨)へ伝えたい。
  おおつか(大塚)なビックリ、度胸を定め、彼女に会いに行けぶくろ(池袋)、
  行けば男がめじろ(目白)押し。
  そんな女は駄目だよと、たかたの婆(高田馬場)や新大久保のおじさん達の意見でも、
  しんじゅく(新宿)聞いてはいられません。

  夜よぎ(代々木)なったら家を出て、
  腹じゅく(原宿)減ったと、渋や(渋谷)顔。
  彼女に会えればエビス(恵比寿)顔。
  親父が生きてて目黒い内(目黒)は私もいくらか豪胆だ(五反田)、
  おお先(大崎)真っ暗恋の鳥。
  彼女に贈るプレゼント、
  どんなしながわ(品川)良いのやら、
  魂ちぃも(田町)宙に踊るよな、
色よい返事をはま待つちょう(浜松町)、
  そんな事ばかりが心ばし(新橋)で、誰に悩みを言うらくちょう(有楽町)、
  思った私が素っ頓狂(東京)。
  何だかんだ(神田)の行き違い、彼女はとうに飽きはばら(秋葉原)、
  ホントにおかち(御徒町)な事ばかり。
  やまて(山手線)は消えゆく恋でした。
                柳亭痴楽「痴楽綴方狂室」 より
=================== 
 山手線に西日暮里が開業すると、これも加えていた。
 「にっぽり(日暮里)笑ったあのえくぼ」の後に
 「西日暮里と濡れてみたいが人の常」と入れていた。
 ただ、これを入れてから2年経たずに倒れたので聞いている人は少ないと思います。
 私も聞いた事がありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    
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