リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

朝日新聞文芸記者の悩み

2009-07-04 22:02:15 | 断片
 仕事的に長かった先週・今週が終わり、くつろごうとして見る朝日新聞夕刊に、今夕は谷川俊太郎の「詩」がのっていたんでしょうが、名前を見て通り過ぎました。
 わたしは人間として冷たくもあります。ダメなもので人生を費やしたくない。

 と、思ったら、今日は、中西進の万葉和歌評も載ってました。
 中西がするダバ評にはいまだになにがなんだかわかんないので、最終確認に見ました。
 結論:このおじさん、万葉集に入れ込みすぎて、懐疑の塊になっているな、、、
 歌の何を見たらいいかわかんなくなっているんですね。
 心で見ないで文学を論理で突き崩そうとした自分の学問の集成的敗北。
 と、思って、同情しました。万葉集時代の背景をどう評に取り込もうか悩んでるんですね、 いい年をして。まあ、まだまだ悩むだけお若くて、よいかも、と思ってます。
 でも、もう次回、私は見ません。あほんだら。

 アサヒの文芸欄、こんなふうに、詩に、万葉集、いろいろあることはあります (ちなみに俳句も載ってましたが、問題ない俳句で。問題とすれば1級品でなかったことで、まあ読まなければ済む人の悪口はいいません。)。

 ですが、朝日には更にこの他、短歌添削なるシリーズもありまして。
 石井辰彦とかいう人なんですが、これが死ぬほど訳のわからない添削を下す。
 原文は、もうチリ紙交換用にセットされた夕刊なんで、どうしようかな、ちょっと探すか。
  はい、ずいぶん探しました。未発見。でも努めは果たした。
 で、この添削がひどい。もう見て「なんじゃこいつ」と思ったのは2回目(読んだのも2回目)なので自信を持っていいますが、せっかくの中原中也賞でもあげようかという女子高生(イメージ)の元歌が、ただの駄作。
 おいおい、おまえほんとに短歌作家かよ、と知らないので検索したら、以下、こんなやつ。

 かたくなに 子を愛で痴れて、みどり子の如くするなり。歩兵士官を

        石井辰彦

 こんなん、なんかいいか?
 いいっていやつは、ただのうそつきじゃん?
  ま、しらんからクエスチョンマークをつけとくけどね
 
 いいんだ、別に下手がどうでも。この私見2回目の中也賞の人には、下手がなんか言ってもめげないでね、というだけで。あたしゃ下手のなんか見ないから。

 しかし、さ、ここまで変なやつらを紙面に集める記者(責任者)っておかしすぎないかい?
 絶対、心身症だから。
 よくて、時代に合わない自己世界探索者。
 もう40過ぎて、高給アサヒの給料も溜まったろうから、シンプルに退職をお薦めします。
はためいわくだぜ。

 もちろん、悩むのは良いことで、その結果を次の仕事に生かしてください。
 高額の貯金と培ったコネクションはあなたにバラ色の未来をお約束しますよ。
 そんな苦労のないやつらに記事の行方を掴まれている低賃金階層は、更に救われっこない、という気が湧いて嫌気がさしました。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-07-03 22:09:48
石井辰彦さんは朝日新聞社の社員だったと思いますよ。この当時は。
遅くなりまして (隈)
2012-07-13 09:24:36
 どうもすみません。unknownの題だと、置いたままのスパムのような気がして気づきませんで。
 しかも普通の方から。
 内容も不明ですみませんね。「断片」とあるのは最近は毎回に近く注をいれているのですが、酔っ払いの酔言で。
 はあ、記者さんでしたか。
 関係者の方にしらふでいうのもなんですが、さもありなん、のようにも。
 ご無礼多謝。

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