今日は終戦記念日。
平和ボケしたかあちゃんには想像も付かないほどの恐怖、苦労、等々。
お陰で今日の生活が送れるという訳。
黙祷も心からさせて頂く。
今日はうちのこの11回目の誕生日。
ちょっと当時のことを思い出してみる。
14日の晩からお腹がシクリシクリ。今思うともっと家で待機してギリッギリに
病院へ行けば良かったと後悔なんだけど、当時は「早く生まれてくれ」と願ったあまり、焦って病院入りしてしまったのね。
恐ろしいほど痛いと噂で聞いた陣痛。でもこのシクリシクリなら結構イケるんじゃない?と陣痛をナメたのがまずかった。
15日の午前中からヘビーな生理痛レベルに変化し、午後には更に増し、夕方前には体全体がどうにかなるんじゃないかと思う程の波がバンバン押し寄せて来る。
ようやく部屋を移動するも、分娩台にはまだ早いと待合室的な部屋で陣痛攻撃を受ける。もう時間なんて解らない。
で、やっと分娩台に上り先生の指示の元いきみ始める。
「おお~、これがあのいきみか!」とその時はちょっと嬉しさもあったんだけど、
なかなか出て来ない。先生も「?」と考えた後、へその緒が首に巻いている恐れが
あるからこれは緊急手術に切り替えよう、と急遽帝王切開コースへ。
「もう何でもいい、早く出て来い!」
と思いながら分娩台から手術台へ。手術となると服は不要なので衣類は剥ぎ取られ
(キャー)、手術となると保証人の承諾が必要なので、病院から父ちゃんの職場へ確認の電話をかけてもらうが
「今、接客中なので」
思わずツッコみそうになったけど、事情がわかった店は父ちゃんに取り次ぎ、承諾を得て手術開始。あっと言う間にわが子誕生。
生まれたてのわが子はプリップリの茹でたウインナーみたいだったなぁ。
因みに夕方6時45分。土曜日だったね。
翌日
友人達がわらわらと顔を見に来てくれたんだけど、あの時は嬉しかった。
人生一大事の時に集まってくれたのがパワーになったね。
その次の日、やっと父ちゃんがお目見え。
小さいわが子に顔はデレッデレだったなぁ。ソリャソウダ。
一応、付き添い期間が2日程だったんだけどもう一日泊まってくれたのが
嬉しかった。看護婦さんに「もう付き添いは要らない」と言われたにも関わらず
泊まってくれたからね。女は優しさに弱いんよ。
その後は怒涛に日々が過ぎ、気がつけばもう11年。なんてスピーディ。オウイエ
これからも病気やケガをしないように、元気で優しい子に育って欲しいものです。