庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

斜陽の季節。

2014-12-21 17:37:37 | 日記・エッセイ・コラム
明日はいよいよ冬至だが、冬至を中心にこの季節の太陽は空の最も低い
所を通る、夏至の頃は南の地平から測って、約80度の高い位置を通るが
今の時期の太陽は、最も高くなる正午頃でも、高度角は約30度しかない
これは夏至の頃の、午後4時半頃の高さに相当するらしい。

従って、今頃の太陽は真昼でも夏の夕日の様に低い位置にあり、12月
は「斜陽の季節」とも言える、太陽高度が低いと光が大気層を斜めに、
長い距離を通ってくるので、青系統の光が弱まり赤みが濃くなる。

最近は午後の早い時間帯でも、街並みが夕日に照らされた様に赤っぽく
見える様な気がする。

冬の赤い夕日。


一方で12月の月は、低い太陽と真向かいになり空の高い所を通るので、
月の光は大気層の短い距離を通るため、青系統の色をあまり失わず、月夜
の風景が実際以上に青っぽく感じられるそうである。

そういえば昔の歌で ♪月がとっても青いから~ 遠回りして帰ろ~ と
言う歌詞があったが、今頃の月夜の風景を歌ったのかも? 
コメント
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