草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうの植え付け

2013-02-09 | さくらそう栽培記録2012〜2016
用土混ぜてから、しばらく置いておいた方が良いのかもしれませんが、今年は土の準備が遅れてしまったので、さくらそう(日本桜草)の植え付けを始めてしまいました。


鉢の深さの半分くらいまで用土を入れて、芽(苗)を置いたところです。
今年は全体的に芽がちょっと小さいかなと思っていたのですが、案外大きく育っていたものがあったので、今年は使わないつもりだった6号鉢に植えることにしました。

底の方が丸い形をしていて水が溜まりにくいように見える鉢で、鉢底石(ゴロ土)無しで2年試してみても根腐れが起こりにくいものですが、私の栽培方法では底の方まで根が張らなかったので、今年は大粒の軽石を少し入れてみました。

さくらそうは植え付けた芽から葉や花茎が出ますが、芽の先の方向に根茎が成長して新しい芽ができるので、新芽が鉢の縁に当たりにくいようにあまり縁の近くに芽を植えないようにすれば良いのですが、同じ鉢に植える芽の位置がなるべく偏りなく等間隔になるように植えると開花した時の花茎の位置もバランス良く整って見えることが期待できます。


芽の位置を決めたら、画像ではわかりにくいですが芽の先がちょっと見える程度まで用土を入れます。
芽の深さに違いがあると開花時期に差がでたり、深過ぎると腐って芽が出ないこともあるので、深くなっているものがあれば指でつまんで引っ張り上げて下に土を入れるようにして調節します。

今回は4芽ともほぼ同じ深さになっていました。
土を入れるときは根茎を指で押さえておくと、芽の位置が動いてしまうのを防げます。


芽の上端から1cm~1.5cm程度上まで用土を入れて平らに均し、品種名の名札を挿せば植え付けは終わり。
鉢底の穴から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。


これは5号鉢です。
やや小さな芽が2つあったのですが、右下の根茎以外は根が多くてやや窮屈そうにも見えます。
私が栽培すると、余裕がある場合には根腐れさせてしまうことも多いので、このくらいでちょうど良いようにも思います。

先の画像の6号鉢と同型の鉢ですが、5号だと私が栽培しても底まで根が張るので、鉢底石は使っていません。
(底が平らに近い形状の鉢に鉢底石無しだと根腐れがひどくなるように感じられるので、そういった鉢には使っています)
コメント

さくらそう用土

2013-02-08 | さくらそう栽培記録2012〜2016
古土を乾かして篩にかける作業に時間がかかったりしてかなり遅くなってしまいましたが、さくらそう(日本桜草)を植え付ける用土をようやく混ぜ合わせました。

昨年は1袋だけ赤玉土を購入して、古土を使わない用土も作りましたが、根腐れの程度や芽の成長に目に見えるほどの違いが無かったのと、古土が多く残っているので今年は新しい赤玉土を使わず古土だけにして、腐葉土や堆肥の代用として数年前から使っている培養土の割合も減らし、そのぶん古土の使用割合を増やしてみました。


この用土は古土と培養土の比率以外は昨年と変わらず、
一昨年栽培していた古土を篩にかけて細かい粒と微塵を取り除いたもの 6
草花用培養土 2
ひゅうが土 2(若干割安なので、保水性などに違いがあるかもしれないものの軽石の代用として)
くん炭 (上記の3種類を混ぜ合わせた合計の10パーセント程度の量)

昨年までとあまり変わらない用土なので、特に枯らしたくないお気に入り品種に使う予定です。


これは先の用土とほぼ同様ですが、くん炭を混ぜていないものです。

くん炭を使い始めた10年近く前にはそれ以前と比べて根腐れが少なくなった印象があったので、それ以来使い続けてきましたが、昨年実生苗の一部にくん炭が入っていない他の植物を育てた古土を使ったところ、くん炭を混ぜた用土と根の状態に違いが見られず、効果があるのやら無いのやら?と思ったので、今年は試しにくん炭を買わずに残っている分だけを使うことにしました。


これは、ひゅうが土の代わりにパーライトを使ってみたものです。
さくらそう栽培を長く続けられている方の中にも用土にパーライトを混ぜている方がおられるようなので、私もそれに倣って試してみようと思って少しだけ用意してみました。

実生苗が増えた昨年秋以降、場所を確保するため吊り下げるタイプのプラ鉢も使っているので、用土を少しでも軽量化できればという考えもあります。

かなり以前に他の植物に使うために購入したパーライトはもう少し粒が大きかったような気がしますが、今回のものは小粒の赤玉土よりも小さな粒で、培養土にも同じようなパーライトが混ざっていました。

私がさくらそう栽培を始めてから5年以上の間、用土に腐葉土を混ぜていて、その後バーク堆肥も試したりしましたが、最近はそれらの代わりに草花用の培養土(いろいろ売られていますが極端に安いものではなく、昨年と今年使ったのは28L入りの大袋で1200円程度のもの)を使っているのですが、そうしてから根腐れの程度が若干軽度になり、株全体が腐ってしまうことも減ったような気がしています。

草花や野菜用の培養土は他の用土を混ぜずに買ってきてそのまま使えることが売りだと思われますが、実際に見てみても堆肥の類は多くても半分程度のように思います。
これはよく園芸関係の書籍で草花の用土の例として記されている赤玉土6~7割に腐葉土3~4割といった配合とも近いものだと思います。

昨年の私の例で考えてみると、赤玉土5、培養土3、ひゅうが土2の割合で混ぜたので、培養土に半分程度堆肥類が含まれていたと仮定すると、用土全体の15パーセント程度となります。
私が腐葉土やバーク堆肥を使っていた時は3~4割程度混ぜていたので、もしかしたら量が多過ぎて根や根茎が腐る原因となってしまっていたのかもしれないとも考えています。

近くの園芸店やホームセンターで販売されている腐葉土や堆肥の種類が少ないので、たまたま質の悪いものばかり使っていたという事も考えられますが、来年以降、割合を下げて一度試してみても良いかなと思っています。
コメント

さくらそう実生苗の芽

2013-02-07 | さくらそうの交配と実生
枯れ葉や落ち葉で見え難い状態だったのでうっかり見落としていたのですが、小型のプランターに植えたサクラソウ実生苗の1株だけが既に葉が10枚ほどに育っていました。

庭の中では北風を避けられて暖かいらしく、品種ものの鉢を置いていても葉が出るのが早い場所ではあるのですが、同じプランターの他の株はといえば、画像上の方に写っているように少しだけ葉が覗いている状態か、全く影も形も見えない状態なので、この株だけずいぶん早いようです('_')

交配時に花粉を使った親株が葉に毛の多い野生種だったのですが、この苗もその性質をある程度受け継いでいるらしく、葉に毛が目立って白っぽく見えます。


昨年私が播種した実生苗の中で最も成長が速く、大きな株に育っていた苗が植わっているプランターの芽です。

増し土をするまで見えていた芽も丸く大きい感じがしたのですが、沢山の葉が出てきそうに見えます(^_^;)
芽を分けていないので、何個かの芽から出た葉が一つのかたまりに見えていて余計にそう見えるということもありますが。

この苗を見ていてふと思った事ですが、ジベレリンの説明書によると、植物によっては生育促進のために茎葉に散布、あるいは根や球根を浸けたりする使用法もあるようですが、発芽促進のためにジベレリン溶液に種子を浸けたサクラソウにも生育促進効果が現れたりするものなのでしょうか?
種子が吸収したジベレリンの薬効が発芽以後にも持続するのかどうか私にはわからないので、そうでは無いのかもしれませんが・・・

種子をジベレリン処理したものとしないものを栽培して比べてみたい気もしますが、ジベレリンを使わないと育苗期間が一年長くなるので、場所の確保が大変になりそうです。


これは昨年咲いた実生の花と'御殿桜'を交配した苗です。
ポット植えも含めてこの交配の苗は葉が枯れた12月の段階で他の交配の苗と比べて葉が小さくて葉の枚数も少なく、今年咲いてくれるかどうかちょっと不安もあります。

昨年播種した交配親が違う3種類の苗を見ていると、芽が大きく育ちやすい品種を両親に選んだ方が生育旺盛な苗が得られる可能性が高いのかなと思ったりします。
'御殿桜'は花色が綺麗で花弁の型が整っているので交配親に選んだのですが、私が栽培すると根腐れしやすかったり、芽が大きく育ってくれない年もあるもので・・・


違う場所に置いている鉢からも1つだけ芽が出ていました。
これは複数の芽を植えている鉢ですが、どうやらこの芽だけが浅植えになってしまっていたように見えるので、その影響もあるのかもしれません。
コメント

スノードロップとプリムラ

2013-02-07 | 庭の花いろいろ
前回アップしたときにはまだ蕾だったスノードロップが5日あまり前から咲き始めました。

昨年の秋、根が伸び始めた頃に植え替えたのでちょっと心配していたのですが、無事に咲いてくれて良かったです。


プランターに植えてみた株も少し遅れて咲き始めました。
後ろに写っている芽はチューリップ'ライラックワンダー'の開花しないような小さな球根の芽です。


白花のプリムラも先週咲き始めました。
かなり前から毎年枯れずに咲いてくれているもので、株が小さくないのでジュリアンではなくポリアンサかなと思われます。


昨年夏に種を蒔いて1株だけ枯らさずに育てられた苗(昨年9月の様子)にも蕾らしきものが・・・
どんな花が咲くか楽しみ!

9月に蒔いた株はほとんど枯れずに生き延びてはいるものの未だ本葉2、3枚の小さな苗なので、暖かくなったら1株ずつ植え替えようかなと考えています。
コメント (2)