草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

品種の集め方

2011-12-24 | さくらそうに関するあれこれ
さくらそう(日本桜草)の園芸品種は、とてもたくさんあります。
一重咲き、八重咲き問わず、毎年かなりの数の新品種が発表されているようなので、どんどん増えているのが現状だと思います。
全てが未来に残るのではなく、いずれかの段階で淘汰されるとは思いますが・・・

入手が難しい品種もあるとは言え、専門的に扱っている業者などから購入すれば、かなりの数が手に入りそうです。
しかし、大抵の栽培者は庭の広さには限りがある筈ですから、何百も集められる人がざらにいるとも思えません。
そこで、蒐集・栽培する品種を絞り込む必要が出てきます。

趣味として深く追求しようとすると、自分なりに何かの基準を作ってそれに沿って集める事になるかと思います。
例えば、
江戸時代に作り出されたと考えられている品種を集める
特定の作出者(発表者)の品種を集める
花色花型が重複しないように集める
他にもいろいろあるでしょう。
そうした自己満足的なこだわりも趣味と楽しみ方の一つですね。

以前、この道の大先輩の方から、名札が無くても見分けられる特徴があって類似品の無い品種を選んでみては?それだけでも100品種は軽く超えるだろうから、というコメント頂いた事がありました。
それも一つの良い方法だと思います。が、私はもうその時かなり集めていましたので(^^ゞ

我が家には品種名が怪しいものまで含めておよそ100種、まず間違いないだろうと思えるものが70余り。
そろそろ限界が見えてきつつある状況ですし、入らせて頂いている会の配布苗が、年に2品種頂けます(栽培品と重複する場合もありますが、それはそれで栽培品種確認の材料になるので嬉しい事です)。

今後入手するものは絞り込まなければ、と思いながらも交換して頂ける品種リストなど見せて頂くと、つい欲しくなってお願いしてしまう駄目な私です(>_<)

ここで品種にまつわる私の思い出を一つ。
さくらそう栽培を始めた10年近く前のこと、栽培方法が詳細に記されている書籍に掲載されていた写真(出版時期が古く今から見るとかなり不鮮明なもの)を見ていて、‘風車’という品種に興味を持ちました。

こうした写真というものは、葉や鉢など比較対象はあるとは言え、花の大きさや色に自分の勝手なイメージが出来上がってしまうらしく、5年ほど経ってから、とあるところで実際に花を見た時に「こんなに大きな花だったんだ」と思い、手に入れようと思わなくなった、という経験があります。

書籍つながりでもう一つ。
‘梅が枝’を入手して咲いた花を見て、違和感を覚えました。
あとで詳しい方に教えて頂いて謎が解けたのですが、その本に掲載されていた写真の‘梅が枝’は関西系、関東在住の私が苗を購入したのは関東系、違う花だったという、訳を知ればどうと言うことも無い話でした。
コメント    この記事についてブログを書く
« 作ってみました | トップ | さくらそうとインターネット »

コメントを投稿