草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうの根腐れと用土

2014-02-01 | さくらそうに関するあれこれ
私がさくらそう(日本桜草)の栽培を始めて品種を集めるようになってから10年以上が過ぎたのですが、この3、4年はそれ以前と比べて根腐れがひどいように感じています。
3年前の2011年はひどく根腐れさせてしまった品種が多く、翌2012年は若干は回復してきたものが多いように見えたものが、昨年はまた少し悪い状態に逆戻りしてしまった、といった状況です。

はっきりした原因は全く分からないのですが、同じように栽培しているつもりでも、4、5年前までとそれ以降ではさくらそうの状態が違っているという印象があるので、これまで10年余りの間続けてきた栽培方法を見直した方が良いのかなと考えています。

根腐れがひどかった年とそうでもなかった年を比べて、春に芽が出てきてから開花時期を過ぎて枯れるまでの間の葉の大きさや数、枯れる時期などに大きな差は無さそうなので、葉が枯れて以降の夏の暑さが原因かとも考えてみたのですが、この3、4年に限らずそれ以前にも猛暑の年はあったわけで、それが大きな要因とは言えないように思います。
鈍感な人間である私などは気付くことのない微妙な環境の変化でも起こっているのでしょうか。


再利用するためにふるいにかけた古土(さくらそうとその他の植物のものを混ぜた状態)です。
見た目には赤玉土と軽石がほとんどを占めているようです。

ここ数年間は腐葉土の代わりとして草花用培養土を混ぜていたのですが、植え替えのときに見ていて細かい土が多く含まれていると根茎や根が腐りやすいのではないかと思われたので、今年は止めてみることにしました。

根腐れがひどくなった時期と古土再利用による用土の使用量を増やした時期が重なっていたことから、これが原因かとも思ったのですが、新しく購入した赤玉土や腐葉土、バーク堆肥、軽石などを使った用土でも同様に根腐れが見られたので、どうやら違うようです。


これは植え替えで出た古土です。
購入した用土が入っていた袋に入れておいて、翌年の植え替えの前にふるいにかけて細粒と微塵を取り除いて再利用しています(細粒と微塵は他の草花や野菜の栽培に使います)。

私は今のところ古土をすぐに再利用せず翌年の植え付けに使っているので、ただの偶然なのかもしれませんが根腐れが特にひどかった2011年と2013年には新しく追加した用土以外は同じ土を使っていたことになります。
元は同じように混ぜ合わせて作った用土なので、用土に原因があるとは考えにくいのですが、若干でも根腐れの状況が回復しているように見えた2012年の用土を再利用する今年はどうなるでしょうか・・・
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