中国系の人口が4分の3を占めるシンガポールではあちこちで中秋節を祝う飾りを見かけました(秋分の1ヶ月も前から)。
まず店先にはこんな祭壇をいくつも見かけ、先祖へごちそうを振る舞っています。また日本の月見団子に該当する月餅も出回っていて、誰がこんなに食べるのか知りませんが、売られています。
余計なことですが、たまたまブギスエリアを歩いていると、中国風の葬式に使う紙幣が山積みにされていて、先祖に対しては何事も盛大なイベントになることを伺わせます。ちなみにこの紙束1ブロックで2500円ほどです。
さて祭壇で特に目を引くのは豚の頭子豚なら丸ごと飾ってあり、メインディッシュに花を添えています。昨日長崎の中華街で観た豚は頭としっぽだけが・・・・。地元の農産物を使うので長崎の祭壇には伊勢エビやら栗がありました。シンガポールでは勿論見かけません。
ただし仏教系のお寺に一歩入ると殺傷を禁じているだけあって肉類はなし。
ともあれこの季節、装飾用になる中国圏の豚はビクビクしながら首を洗っている日々の連続のようです。