30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

どっしり感

2006-11-09 | ハクサイ
ただいま生育中ー5の3〔ハクサイ〕

この時期のハクサイの生長の勢いには目を見張るものがある。1週間ぶりに会うとその“変身”ぶりに驚くほどだ。前回の日誌では葉が立ち上がりそれらしい姿になったと記したのだが、瞬く間に葉を巻いて球形になってきた。ハクサイづくりがうまくいったかどうかは見た目ですぐに分かる。外葉が大きく、球がどっしりと重さを感じさせる姿になることだ。球を手で押さえてみる。みっしりと葉が巻いてきたことが分かる。



ハクサイの敵はいまもヨトウムシだ。いまも一部の株で被害が後を絶たない。99%の確率で見つけて捕殺できるといっておきながら、どうも見逃してしまっている。腕が鈍った。新しいフンのある2株を見つけて葉の中を探ったところやはりいた。ごぞごそ動いている。4匹も捕まえてしまった。


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シャキシャキ感

2006-11-09 | その他
ただいま生育中ー5の2〔キョウナ〕

キョウナを菜園で作るのは初めてだ。嫌いではないのでこれまでもよく食べてきた。最近ではよくテレビや雑誌でよく見かける。シャキシャキとした食感がサラダにあうようで人気の野菜になったと聞く。ほんとうかどうか分からない。
キョウナといえば、私にとってはサラダよりも、なじみはまずは鍋物だ。次いで浅漬け、油揚げとの煮びたしかな。



9月中旬にセルトレイに種をまいた。本葉が出てきたところで畑に定植した。虫の心配もなくただ放ったらかしにしてある。丈夫なのだろう。すくすく育っている。ミズナは耐寒性が強く、露地栽培で霜にあたるといっそう美味しくなり、旬は2月だというから期待が持てる。これから鍋物の季節だ。ちょうどいい。

□最近読んで面白かった本。
1、高橋敏著「清水次郎長と幕末維新」(岩波書店)
2、高橋敏著「国定忠治の世界ー読み書きと剣術」(平凡社選書)
いずれも幕末から維新期のヤクザの実態を描いたもの。前者には次郎長の一代記「東海遊侠伝」が収録されている。後者では幕末期の地方農村社会の実態がよく分かる。
3、河竹登志夫著「歌舞伎ー名場面名台詞」(秋田書店)。奥付けをみると昭和39年の発行。著者は当時、早稲田大学助教授。歌舞伎の入門書。

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虫、むし、ムシ

2006-11-08 | キャベツ
ただいま生育中ー5の1〔キャベツ〕

秋の野菜の収穫が続く。 次ぎに控えているのがキャベツ、ハクサイ、下仁田ネギ、キョウナ、タアサイの5種である。寒くなるとうまくなる作物ばかりだ。それに温かい料理に向きそうなものばかりである。
この年になると、なにがうまいかって、下手に手を掛けてこねくり回したものより、素材のうまさを生かした惣菜がいちばんだ。この秋はうまい素材を次々に収穫できて安心して食べている。ありがたいことだ。




7月下旬に種をまいた秋取りキャベツ。生長が遅れている。狭い畑ゆえにスペースが見つからず密植気味に植え付けたのが原因か。この品種は密植してもいいはずなのだが、いま見るとよくもここまで超過密に植え付けたものだと思うくらいだ。それでもきちんとキャベツらしい姿になってきた。しばらくすると収穫できるだろう。

キャベツ栽培は虫との戦いを覚悟しなければならない。そのために苗を定植してからというもの、上から不織布をかけてシャットアウトしてきたのだが、隙間からどうしても入ってしまう。たまに不織布を取り外すと虫の食害とフンの多さに驚く。ヨトウムシとアオムシだ。それにナメクジもいる。この時期はこの虫退治の作業が欠かせない。キャベツだけでなく、ハクサイ、ブロッコリーも必ず見回る。

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豊作だなあ

2006-11-07 | ダイコン

秋の収穫祭ーその13

勤めからの帰り道。まんまるい大きな月が冴え冴えと輝いて私を迎えてくれた。この間まで 虫の音に包まれた道からは虫たちの気配がすっかり消えている。いよいよ冬支度へ入っていくのか。♪月がとっても青いから…。口ずさんで いる自分に気づく。「もっと気が利いた歌を歌えないものかね」

秋の野菜を代表する作物といえばダイコン。品種は「耐病総太り」(タキイ種苗)。特性がじつに分かりやすい名前だ。たまにはほかの品種をまこうかなと思うのだが何十年もの間これ一筋である。

今 年は育ちが遅れ気味だ。ほかの畑では同じ9月上旬に種をまいたものが収穫できているというのに、私の畑は収穫できる大きさにならないでいる。間引き菜 を楽しむため間引きのタイミングをはずしてしまったためだろうか。それに肝心の時期に山登りして野良仕事をサボっていたのだから仕方ない。ようやくここにき て遅れを取り戻し、むっちりと太くなってきた。なんだかこの秋は豊作だ。気分もなんか豊かになるよ。


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この姿と形

2006-11-07 | ブロッコリー
秋の収穫祭ーその12

ブロッコリーの収穫の日々が続く。このところ暖かい陽気のためか生長がいい。というよりも生長が早いので収穫しても食べるのが追いつかないでいる。

立 派な生長ぶりを見ると、種をまいてからの育苗、植え付け、虫との闘いの日々の労苦?が報われた思いがする。畑仕事の手を休めて、うまくできたものだと感心 してその姿を眺めている。手前味噌になるのだが、しばしの観賞に値して食べてしまうにはもったいないぐらいの出来だ。



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色白美人

2006-11-06 | その他
秋の収穫祭ーその11

3連休は野良仕事に追われた。登山をあきらめて鍬をふるう。天気がいいのに筑波山はかすみがかかって見えない。登山に行ってもこれでは展望がよくないな、といつまでも未練がましいもう一人の自分がいる。

野良仕事は次から次とやることが出てくる。
サヤインゲンの種まき:隣の畑ではすでに芽が出ている。これを見て「忘れた!」と。いまから種をまいても間に合うか。とにかく急いでスペースを用意して種をまく。
下仁田ネギの種まき:これまでは種苗店から購入した種をまいていたのだが、今回は夏に自家採種した種をまいた。発芽するのを楽しみにしている。下仁田ネギは秋に種をまき、翌年の12月に収穫する。いちばん長く付き合う相手だ。
ホウレンソウ:最後の種まきになる。この時期にまくと生長が遅い。芽が出てきたらビニールでトンネル掛けをしなければならない。
キャベツ:春取りキャベツで9月下旬に種をまいた苗を移植する。

カブができた。カブの栽培は簡単だ。間引きさえきちんとやっていれば立派なカブができる。カブは葉も使える。漬物ばかりでなくみそ汁の具にしてもうまい。収穫したばかりのカブの泥を落としてきれいに洗う。はっとするほどの色の白さときめの細やかな肌に「なんでこんなにきれいなんだろう・・・」といつも感心してしまう。

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400本だよ

2006-11-04 | タマネギ

ようやく終わった。腰が痛い。タマネギを定植するため、畑の準備やら苗の植え付けに昨日から丸二日もかかってしまった。日が短いので瞬く間に一日が暮れる。

タ マネギは定植時期の苗の状態で結果が決まる。だから9月上旬に種をまいてからの育苗は真剣に取り組む。11月上旬の定植までに15㌢から20㌢の大きさに 育てなければならない。10月中旬ごろまでは思ったよりも生長が遅かった。「今年の育苗はうまくいかない」。そんな不安があった。それでも私の声が届いた のか、満足とはいえないまでもまあまあの大きさの苗に育った。

植え付けるスペースを確保するまでが一苦労だった。それが昨日のこと。今日は苗 を掘り出して定植の作業だ。黒マルチを敷いたウネと敷かないウネの二つに植え分けた。15㌢間隔に一本一本植え付ける。ひざを折っての作業である。足の付 け根と腰が痛くなる。顔をしかめながら立ち上がり腰を伸ばす。なんどもなんどもそうする。登山で鍛えているとはいえここまで長時間同じ姿勢を保つことはな い。苗の数が残り少なくなってきた。もうすぐ終わる。うまい具合に用意したスペースにピッタリの苗の数だった。いつのまにこんなに多くの苗を植え付けたの だろう。数えてみると一列40本で10列。なんと400本の苗を植え付けた。こんなに植え付けてどうするのだろう。植え付けた本人が戸惑っている。さすがにぐったりだが、充足感が広がる。

  


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たまらなくうまい

2006-11-04 | サトイモ

秋の収穫祭ーその10

前回の続き。タマネギを植え付けるスペースにいま収穫中のサトイモが植わっている。これをすべて掘り出して“移動”しなければならない。

サトイモは植え付けた全体の8割ほどが未収穫の状態だ。まだまだいっぱいある。これを一つ一つ掘り出していく。
まずは5月に結婚した二男のところにこのイモを送ってやりたいと家内が言うのでそれ分を掘り出す。
次 に移動のためすべての株を掘り出す。それを“移動先”の大きな穴に運んで埋め戻す。掘り出したままにしておくと風味が落ちるからだ。20数株を掘り出し た。埋め戻すための大きさな穴を掘る(写真下)。これは重労働だ。ふと「墓穴だな」。もちろん昔に見たマカロニ・ウエスタンを思い出したのだ。汗して自分 の“墓穴”を掘る悪役。近くにクリント・イーストウッド扮するガンマンがこの作業を余裕たっぷりに眺めている場面だ。
穴掘りが終わると、そこに
0数株のサトイモを株のまま運び、上から土をかける。これからは食べるたびに少しずつ掘り出すことになる。これだけの分量だ。この冬中食べられる。
今年もいい出来だった。形も味もいい。たまらなくおいしい。ほかの人も認めるのだから手前味噌を超えるうまさだといえよう。


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いとおしく…

2006-11-03 | ラッカセイ

秋の収穫祭ーその9

十三夜の月をパソコンに向かいながら見ている。月出でて皓々、といいたいところだがあいにくと雲間に見え隠れ。
タマネギのスペースを確保するのに一日を費やしてしまった。狭い菜園ゆえにやりくりが大変だ。
1、タマネギを植え付けるところにサトイモが植え付けてあり、まだ7、8割以上の株が未収穫で残っている。これをすべて掘り出して“移動”し保存しなければならない。2、移転先にはまだラッカセイが植え付けてある。 
作業手順はこの反対になる。まずはラッカセイを収穫し、このスペースにサトイモを持って来て、サトイモのところにタマネギの苗を植えるという順番になる。

ということで、まずはラッカセイを収穫する。先週は植え付け面積の3分の1を、 今日は残り3分の2を収穫した。もちろん収量の比率もそうなる。「けっこうあるもんだ」とニコニコしながら茎からサヤをもぎ取っている。この作業は手間が かかる。家内に応援を頼んだ。おだやかな日差しを浴びての作業だ。何も考えなくてもいいひととき。おだやかな時が流れる。
菜園の楽しみは発芽の喜び、次に育てる喜び、そして収穫の喜び。収穫してしまうとあとは食べる喜びか。菜園のラッカセイは安心して食べられる。それにうまい!
 今晩も清酒の肴に塩ゆでのラッカセイがある。一つ一つがいとおしく、殻をむいては〔竹鶴〕の熱燗を飲んでいる。満ち足りた気分だ。


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さわやか芳香

2006-11-03 | ショウガ

秋の収穫祭ーその8

火山活動が活発な浅間山が9月22日から「レベル1(静穏な火山活動)」になり自己責任で登れることになった。またとないチャンスだ。これを見逃すと当分は登れなくなる。ちょうど3連休だ。行くぞ! ところが、この時期はタマネギの定植の時期にぶつかる。山か農か。二者択一は頭が痛い。仕事ならストレスがたまるが、趣味の場合は贅沢な悩みということになる。タマネギの植え付けを優先せざるを得ない。仕方ない。山は来週に期待して野良仕事に専念する。
朝から晩まで一日中畑仕事。あっという間に一日が過ぎた。秋の爽やかな一日、今週も先週と同じく大地の恵みに囲まれた。

根ショウガを掘り出した。とたんにいい香りに包まれた。寒さに弱いので霜が下りる前にすべてを収穫しなければならない。残りも少なくなった。
さわやかな芳香と辛みが魅力のショウガは食欲増進や殺菌の効果もあり、夏の家庭菜園に欠かせない。とくに夏の葉ショウガのうまさといったらない。やはりショウガは買うものではなく自分で作るべきだなあ、とその味に感激して、こんなにうまいのなら来年はもっと多く作ろうと決めたほどだ。


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まきわすれ

2006-11-02 | ルバーブ

お気に入りのルバーブ。この夏に暑さで全滅した。ルバーブジャムはとうぶん作れないし食べられない。がっかりだ。また苗作りからはじめなければならない。
ルバーブの種を買った。種をまくのを忘れて、9月下旬になってあわててセルトレイにまいた。ところがいつまで待っても芽が出ない。種が悪いのか。これから新たに種を購入しても、まくにはもう遅い。困ったものだ。あきらめてほうっておいた。しばらくしてふと見るといつの間にか芽が出ていた。種をまいてから芽が出るまで落ち着いて待てない。年を追うごとにその傾向が強くなる。せっかちなんだよな、とため息まじりに自覚する日々だ。

本葉が出てきた。そろそろセルトレイからビニールポットに移植しなければならない。面倒な作業でもないのに、どうも億劫がって先に延ばしてきた。これ以上怠っていると来春の定植に支障を来たす。



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つくりすぎ

2006-11-02 | 冬ネギ
秋の収穫祭ーその7

前回書いたラッカセイの塩ゆで。よほどうまかったのだろう。あっという間に食べてしまった。炒り豆にするため残しておいた分までまたも塩ゆでにしてしまった。今週末に再度収穫するのでこれを炒り豆に回そう。

ここはネギの話。わが菜園でネギといえば下仁田ネギ。20年もの間毎年作っている。このネギの賞味期間は12月から1月で遅くとも2月までに食べてしまわなければならない。うまいものには旬がある。いつも口にできるとは限らない。
ネギは一年中何かとよく使う。ふだん食べられるネギがほしくなる。そこで今年から九条ネギをつくることにした。九条ネギといえば関西のネギ。名前は知っているもののこれまで作ることはなかった。しかし、周辺の家庭菜園ではよく見かける。春先に種をまいた。これが豊作だった。九条ネギはよく分けつする。病害虫に強くて収量も多い。狭い菜園がますます狭くなる。捨てるわけにはいかない。せっせと食べることにした。これがやわらかく美味しい。


九条ネギをいちどに多く食べるにはどうするか。贅沢な話である。お好み焼きの「ネギ焼き」を思い出した。これなら大量のネギを食べることができる。さっそくネギ焼きをつくる。これが酒肴に合った。
関西系のネギは、軟白部をあまり食べず葉緑部を好んで食べる。しかし、九条ネギは土寄せさえ十分に行なえば白い部分が長くなり、関東風に食べられるネギとなる。そこで一部を土寄せしている。この冬は下仁田ネギと九条太ネギを同時に食べることができそうだ。


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