先週に種をまいたキヌサヤ。1週間でちょこんと芽を出してきた。
今秋は種まきをすっかり忘れていた。隣の畑を見たところキヌサヤの芽が出ているのに気が付いて、「もう遅いかなあ」と思いながらもあわててスペースを確保し一カ所に4粒ずつまいた。本葉が出てきたら間引いて二本立ちにする。
昨秋は10月中旬に種まきをした。気候の関係で成長が早く、寒さが来る前に伸びすぎ、厳冬期に凍って多くの株を枯らせてしまった。まく時期がむずかしい。いつがいいのか、こればかりは神のみぞ知るで素人目には分かるはずがない。今秋は暖かい。この遅まきは案外うまく行くのではないかという予感がある。キヌサヤは秋の直まきのほかにもう一つ正月にビニールポットにまいて育苗し春先に移植することもできる。この二通りをやってきた。経験から言えば、畑に直まきして寒さを経験させたほうがいい結果が得られる。
ここまで書いてきて、もしかしたらと気になって調べた。やはりそうだった。「遅まきながら…」とよく口にする。これは種まきの「遅まき」からきた言葉だ。「えっ、そんなこと今まで知らなかったの」といわれれば「知らなかったねえ」。年を取ると、わからないことばかりだということが分かってくる。