工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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サッカー?サーカス?

2014年11月13日 23時29分14秒 | 工藤家の日常
毎月紘子さんとやっているお食事会。今月は宇都宮のVogue's CAFE(ヴォーグスカフェ)さんへ行って参りました。



・・・おっさんには場違いなほどおしゃれなカフェですなぁ(;・_・)



紘子さんとゆっくりお話できる機会は普段あまりないので、非常に有意義なひとときとなりました。
どうしても子ども達の話がメインになりますね。今回は特に受験生の話。週明けには三者面談もありますし。多くは望まないので、無事に高校生になってくれればそれでいいです(;^A^)



どうもこんばんは、院長でございます。



サッカースキルのこんな動画がありました。足元の技術は確かにすごいです。相当練習しなければこのレベルには達しないと思います。でも私はこの手のスキルが本当に実戦で役に立つのか疑問を感じています。



これを実戦で使えなきゃ意味がないと思うんです。ところが実戦では常に1対1というシチュエーションばかりではありません。真正面は1対1かも知れませんが横や後ろからのプレスもありますし、ディフェンスだってこの動画のようにザルではないはずです。
観ている人は驚いたり喜んだりすると思いますが、結局、個人技に頼るプレーは勝つためのサッカーにはなかなかなりにくいと思うんです。だって、サッカーはチームスポーツですから。

最近柴崎コウさんとの交際報道があった中田英寿さん(笑)は、現役時代のインタビューで「インサイドキックが正確に蹴れれば十分。難しいプレーは一切必要ない」と語っていたのを覚えています。当時のプレー集を見ても、中田さんのプレーはほぼ基礎的な技術だけで構成されている事がよくわかります。



決して足元の技術に長けていた選手ではありませんし、華麗なプレーで人を魅了するようなサッカー選手ではありません。でも彼のプレーは基本中の基本、「蹴る」「止める」という基礎技術がかなりのハイレベルで完成しており、そこに強靭なフィジカルが伴っていました。そんなところが彼のすごさだったわけであり、彼が世界のトップ選手と渡り合えた理由でもあるのです。

現札幌の小野伸二選手は足元のスキルが非常に高い選手です。ジーコにも「サーカス」と揶揄された彼のプレーは観ていてとても楽しいものでした。レアルマドリーのC.ロナウド選手も素晴らしい足元のスキルを持つ選手です。でも彼らのようなプレーをここまでハイレベルにこなせる選手は世界的にも非常に稀です。どんなに練習しても普通は実戦でその技術はなかなか使いこなせません。Jリーグでプレーする選手でも実戦の中の個人技で評価を得ている選手はほんの一握りの特別な選手だけです。

最近は足元の技術に特化したプレーを教えているサッカースクールもありますし、そういう練習を否定するつもりは全くありません。ただそれが実戦のためのプレーなのか、もしくは魅せるためのプレーなのか・・・。後者であればそれは「サッカー」ではなく「サーカス」になってしまいます。
サッカーが上手くなりたければ、私はサッカーを練習すべきだと思います。個人技はあくまでもその延長線上にあるもので、サッカー選手が目指すべき場所ではないと思うんですよね。おそらく小野選手やC.ロナウド選手もサッカーの延長線上に個人技があったからこそ実戦でそのスキルを存分に発揮できているのだと思います。

・・・と、最近そんな事を思いながら小中学生のいろんな子ども達の試合を観ています。
コメント (3)
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