鍼灸による安産治療というのは、子宮口の全開大のお手伝いをするものでございます。出産に要する時間のほとんどが子宮口の全開大を待つ時間なので、そこを短縮できれば陣痛に苦しむ時間が短くなり、結果的に安産になるというわけでございます。出産は赤ちゃんからの合図で始まるわけですが、それまでに母体を腎虚の状態(子宮口を引き締める・固める作用を緩めてあげる状態)にしておく事で安産に繋がるわけですね。そのためには一定期間の準備が必要となります。
お昼過ぎ、今日が予定日という妊婦さんから安産治療のご依頼がございました。予定日が今日なのですから、少なからず近日中には陣痛が始まる公算が高いわけですね。そうなると母体を腎虚の状態にするにはちと時間的な余裕が足りません。この方には「今から治療をしても自信を持って『安産になる』とは言いにくい」と正直にお伝えしました。
ここ数年、逆子治療も予定日ギリギリになってからのご依頼が増えておりますが、赤ちゃんが大きくなればなるほどお腹の中の動けるスペースが少なくなり、脈の状態が良くなっても赤ちゃんが回れない確率が高くなります。妊娠周期30週前後でのご来院であれば当院の場合は70~80%の確率で改善していますが、初診が35週を過ぎると50%以下です。38週を過ぎた初診の場合、残念ながら今年は改善した方はひとりもおりませんでした。
ギリギリの週数から始めても絶対に安産にならない、絶対に治らないというわけではありません。しかし逆子治療も安産治療もできる限り早めにご相談いただけると確実性が高まります。
より良い妊婦生活を送るためにも、早い段階でご相談ください。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
お昼過ぎ、今日が予定日という妊婦さんから安産治療のご依頼がございました。予定日が今日なのですから、少なからず近日中には陣痛が始まる公算が高いわけですね。そうなると母体を腎虚の状態にするにはちと時間的な余裕が足りません。この方には「今から治療をしても自信を持って『安産になる』とは言いにくい」と正直にお伝えしました。
ここ数年、逆子治療も予定日ギリギリになってからのご依頼が増えておりますが、赤ちゃんが大きくなればなるほどお腹の中の動けるスペースが少なくなり、脈の状態が良くなっても赤ちゃんが回れない確率が高くなります。妊娠周期30週前後でのご来院であれば当院の場合は70~80%の確率で改善していますが、初診が35週を過ぎると50%以下です。38週を過ぎた初診の場合、残念ながら今年は改善した方はひとりもおりませんでした。
ギリギリの週数から始めても絶対に安産にならない、絶対に治らないというわけではありません。しかし逆子治療も安産治療もできる限り早めにご相談いただけると確実性が高まります。
より良い妊婦生活を送るためにも、早い段階でご相談ください。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。