工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

試合終了

2009年06月10日 21時54分20秒 | サッカー馬鹿
1-1

カタールは3位の可能性が消えました。
次節はバーレーンvsウズベキスタンに注目!!
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前半終了

2009年06月10日 20時28分50秒 | サッカー馬鹿
1-0

終了間際から観てます。
このゲームの主審は大好きな人です。
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パーキンソン病の東洋医学的な考察

2009年06月10日 19時55分56秒 | 鍼灸・東洋医学
8日(月)から今日までの昼下がり、テレビ東京でバック・トゥ・ザ・フューチャー3部作が3日連続で放送されておりました。断片的にですがこの3日間、何気なく観てしまいました。
名作は何度観てもいいものです。面白かったですよ(^^)

主演のマイケル・J・フォックス氏は、後にパーキンソン病を患っている事を公表しております(公式には1991年発症、1998年公表となっています)。何でも、BTFパート3撮影中に最初の兆候が現れたのだとか。
今日はこれといったネタもないので(^^;)、パーキンソン病の東洋医学的な考察でもやりますか。以下、かなり専門的な内容です。鍼灸師じゃないと理解できないかな?最後まで読んでもたぶんつまんないだけですよ。
・・・まぁいいや。鍼灸師はこういう事考えながら治療してるんだという事が伝われば、それでいいです。

では。

東洋医学ではパーキンソン病は中風病に分類されます。より細かく分類すると、中風病には真中風と類中風がありますが、外来の風に中って発病したもの(本当に風にふかれて発病したもの)を真中風、類似の症状を現すものを類中風と区別しており、パーキンソンの場合はそのほとんどが類中風による症状ではないかと推測できます。
類中風の原因には諸説ありますが、内因により熱が発生して津液が乾燥して発病するもの、腎の原気が虚したために発病するもの、痰が発生して正常な津液が少なくなり熱が発生して発病するものなどがございます。しかし、真中風も類中風も身体のどこかに虚がなければ発病しません。
五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で病的な状態となる虚が起こりうるのは肝・脾・肺・腎のみ(心虚は死であるため)なのですが、肺は皮毛を主っているので肺虚証の場合は表の病証が主となるはずです(病が浅いと浅い部位の症状しか出ません)。ですから肺虚から起こる中風病はないと考えられますので、基本的な証は3種類であると推測できます。

腎は津液を蔵し、肝は血を蔵しています(血には津液も含まれます)。津液には身体を冷やす働きもあるため津液が虚すると熱が発生します。熱があると津液が粘り、さらに気血津液の流れが悪くなります。このような状態を痰といい、あたかも体内の気血津液が風に吹かれて乾燥したような状態になっているために、前述のような病理現象が引き起こす病を東洋医学では『中風』と呼んでおります。この際、腎虚によって熱が発生すると脳に熱が昇って痴呆状態を起こし、肝虚によって血中の津液が不足して熱が発生すると筋の津液が不足したり筋に熱がこもってしまい、麻痺や痛み、硬直、ふるえなどが起こります。また、腎虚や肝虚で発生した熱が各臓腑経絡に波及して、気血津液の循環が阻害される事があります。熱が陽経(陽の気が流れる部位)へ行けば麻痺や痛みが起こりますし、心や肺へ行けば血圧が上がったり鼻や舌などが上手に働かなくなります。
脾の血や津液が虚しても半身不随になる事がありますが、この場合は腎虚や肝虚と違って心熱がありません。逆に心の陽気が虚しており、強い寒が発生しています。寒が発生すると脾が支配している肌肉にまで陽気が巡らなくなり、筋肉が弛緩してしまいます。
これらの点を総合的に判断し、最終的には脈証を中心として証を決定し、本治法及び標治法を行います。

治療の目的は生活の質(QOL)の向上が第一と考えております。状態にもよりますが、ほとんどのケースが長期的な治療になる場合が多く、症状の緩和がみられた後も継続的な治療が必要であると考えております。
個人的には現代医学的なデータを気にしながら治療をするという事はなく、結果的に検査数値が良くなっても実際の症状がとれなければ改善していないと判断しております。逆に、検査結果が変化なしでも症状の緩和をみる事も多いと実感しておりますが、数年経過しても数値に変化が出ないという事実は評価できるのではないかと思います。

我々がどんなに良い治療をしたとしても、結局は患者さんの身体が回復へ向かうように背中を軽く押してあげる事しかできません。日常生活上での注意点や日頃からの養生を大切にし、早期回復のため常に前向きな姿勢で病と向き合って頂ける事が大切だと考えています。

・・・パーキンソンより生理痛についてまとめなきゃいけないんだった(^^;)
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