金田一耕助は、
作家：横溝正史のミステリーシリーズに出てくる名探偵。
『八つ墓村』『犬神家の一族』などの作品が映画化されました。
金田一耕助は、中背で痩せ型。
スズメの巣のようなボサボサ頭でフケ症。
服装は皺だらけの絣の単衣の着物によれよれの袴。
形の崩れたお釜帽を被り、汚れた白足袋に下駄履きが定番。
非常に清潔感が無い服装が特徴。
名推理をして事件を解決する名探偵としては
非常にさえない風貌です。
でもそれがなんだか人間臭くて魅力。
私が小さいころ映画化され、
テレビで再放送されたのを見ました。
映画化するにあたってあちこち省略されたと思います。
一度原作を読んでみようと思い
「犬神家の一族」を中古の文庫本で読んでみました。
おもしろいのなんの。
読み始めて気がつくと１００ページ以上進んでいました。
どっぷり昭和の世界なので、
昭和レトロ好みの若い人にも面白いかも。
事件の背景が非常に根深い。
長年の歴史や怨念が積み重なって
殺人に結び付いていました。
この「イエ」の歴史の感覚は、
昭和以前の人なら伝わると思います。
「犬神家の一族」に続いて、
ブックオフにて「獄門島」を入手しましたので
ぼちぼち読んでみたいと思います。
金田一耕助の行動や推理法などについては
関心のある方はリンク先をお読みください。
