伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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主任児童委員の卒業式

2010-01-08 21:27:34 | 教育・PTA・児童福祉
本日は、豊受地区民政児童員協議会の
1月定例会と懇親会の日でした。

私は主任児童員を12月いっぱいで退職しましたので、
会議は出席せず、
懇親会に送別会として呼んで頂きました。

主任児童委員及び民生児童委員の任期は、
本来3年です。
私は政治に挑戦するため、
1年早く退任させて頂きました。

みなさんから記念品と選別まで頂き、
気持ちがいっぱいになってしまいました。

振り返ると、
この31人のメンバーで、毎月集まり、
半日ほどの会議を2年間続けてきました。

お顔やお名前を覚え、
性格や癖なども覚えました。
会議では干し柿やお菓子などを持ち寄って
休憩時間に食べました。

いっしょに研修旅行へ行ったり、
懇親会では、「青い山脈」に合わせ、
みんなで輪になって踊りました。

笑いあり、真剣な議論有り、行事有り。
まるで学校のクラスメイトのようでした。
皆さんとこれでお別れと思うと、
今日が学校の卒業式のようでした。

私は主任児童委員でしたので、
児童に関する相談・問題にしか
関わりませんでした。

しかし、
民生・児童員の先輩方は、
高齢者や障害者、生活保護世帯など
とても幅広い業務を担当され、
無償の奉仕として、地域に、社会に貢献されていました。

このような皆さんが、
社会を支えて下さっていたのだと、
知ることができてとても良かったです。

ふつうの生活を送っている方は、
なかなか民生委員のお世話にはなりません。
しかし、
本当に困っている方にとっては、
なくてはならない、ありがたい
善意の隣人です。

私はかつて、
県の児童相談所に勤務していました。
児童福祉課にも在籍していました。

主任児童委員を拝命するとき、
一つの決意がありました。
それは、
児童虐待で万一の事態を起こさせない、
ということでした。

伊勢崎市から、群馬県から、日本から、世界から
児童虐待は無くなって欲しい。
しかし、それができないなら、
「せめて自分の担当区域からは、
 児童虐待で万一の事態は起こさせない」
これが私の決意でした。

私が担当したケースで、
児童相談所が介入し、
一時保護や施設入所になったことがありあす。
しかし幸いにも、私の在任中には、
万一のことは回避できました。

危機管理の原則ですが、
最悪の事態を考えて、大げさに対応したことが
良かったのではないかと思います。

主任児童員としてこの2年間に経験させて頂いたこと、
そして先輩方に教えて頂いたこと、
先輩方の後ろ姿。
自分の人生の宝として、これからの活動に
生かしていかなければならないと
改めて強く思いました。

民生児童員のみなさん、
主任児童委員のUさん、
皆さんとはいつまでも仲間ですね。
ほんとうにお世話になりました。
有り難うございました。








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2 コメント

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主任児童委員ご苦労さまでした (連耐長)
2010-01-10 08:48:39
自分の担当区域からは、万一の事態は起こさせないーーーとのお心構えに感動をおぼえました。
社会は、幾重にもなった区域が、それぞれに細胞の働きをする生命体であること、区域の維持と区域間の連携の重要さ、それにだずさわっておられる方々の日ごろのからの善意が社会を支えているのだ、と再認識したところです。
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コメントありがとうございます (多田@伊勢崎市)
2010-01-10 23:01:59
連耐長さん、
コメント有り難うございます。
自分なりの小さな決意でしたが、
評価して頂いて有り難うございます。

伊勢崎市内の主任児童委員の仲間は、
みんな頼もしい、
子どもたちを守る決意を持った
素晴らしい人たちです。

こんな人たちが社会を支えているのだと
多くの人に知ってもらい、
協力して頂ければ、児童福祉が一層
すすむと思いますので、
皆さんの御理解・御協力を御願いいたします。


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