伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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アメリカ大統領選挙の感想

2016-11-10 18:06:34 | 大きな時代の変革期
(アメリカ大統領選挙)

私は最終的にはクリントン氏が勝つと思っていましたので、
意外な結果でした。

状況を冷静に分析し、
以前からトランプ氏の勝利を予測していた方がいました。
なるほどと思わされます。


マイケル・ムーア ドキュメンタリー映画監督          
「トランプが勝つ5つの理由」(今年7月時点の予測)

 1 中西部のパワー
 2 白人男のあがき
 3 ヒラリーの問題
 4 意気消沈したバーニー・サンダース支持者
 5 ただ掻き回してやりたい

渡瀬 裕哉
早稲田大学招聘研究員、Tokyo Tea Party 事務局長
「トランプはヒラリー・クリントンに勝つ!」5つの理由
 (5月時点の予測)
 1 従来までのトランプ氏はあくまでも予備選挙を行ってきただけに過ぎない
 2 トランプ氏に不足していた共和党の選挙リソースにアクセスできるようになる
 3 米国民主党内の分裂は極めて深刻な状況になっている
 4 大統領本選の重要な争点として「ヒラリーの健康問題」が
   取り上げられる可能性が高い
 5 ヒラリーがトランプ氏に反応することで両者は同じ土俵に乗ることになる


(多田コメント)

私としましては、以前ニューヨークで起きた
1%運動に象徴されるような、富の著しい偏在が、
支配者(エスタブリッシュメント)層の象徴であるクリントン氏に
ノーを出したのだと感じました。

アメリカという国は、西部劇映画のスターだった
レーガン氏も大統領になった国ですから、
政治面では保守一辺倒でなく、
いろいろな可能性を持っているのだと思います。

トランプ氏の政権が4年もつか分かりませんが、
次の大統領選挙では、大きな揺り戻しがくるのではないかと思います。
それは、クリントン氏のようなエスタブリッシュメントへではなく、
サンダース氏への期待ではないでしょうか。
根拠はありません、私の感覚です。


「世界で一番共産革命が起きそうな国は中国」
というジョークがあります。
共産国のはずなのに、貧富の差があまりに激しくなりました。

それをふまえてアメリカを見ると、
資本主義の最先端で世界で最も裕福なはずの国ですが、
裕福な人はごく一部で、大多数は貧しくなっていくばかり。

国が多くの貧しい人を社会保障で面倒を見るようになれば、
資本主義国の総本山のはずのアメリカが、
社会主義国的な姿に変わっていくかもしれません。

以前、アメリカ市民がテレビのインタビューで、
「共和党だ、民主党だといっても、
 結局エスタブリッシュメントが2つの政党を持っているようなものだ」
と答えていました。

今回の選挙では「共和党 VS 民主党」という
エスタブリッシュメント内での見せかけの勝ち負けの劇ではなく、
「支配層 VS 被支配層」という争点が浮上したのかもしれません。

そうなると、次回以降の大統領選挙では、
「資本主義による支配層 VS サンダース的社会主義政策」
の争点が浮上してくるのではないかと思いました。

上記リンクのマイケル・ムーア氏の意見を読むと、
民主党内でのサンダース支持者は、強力だったようです。
あきらかにこれまでのアメリカにはなかった政策の選択肢です。


(参考)
佐藤優が斬る! もしトランプが大統領になったら、世界はこう変わる
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