伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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尾木ママ 講演会

2012-04-01 20:22:59 | 教育・PTA・児童福祉


(家庭・学校・地域における教育の大切さを考える)

本日、伊勢崎市境文化センターにおいて
教育評論家の「尾木直樹」先生の講演会がありました。
「尾木ママ」としてテレビで有名です。

尾木ママは、タレントのように思われるかもしれませんが、
高校、中学の教員経験もあり、
現在は法政大学キャリアデザイン学部の教授で、
200冊ほどの著書もあります。

これまで三千回も講演されたそうです。
一年で300回やったとしても、
10年連続でやらなければ達成できません。

尾木ママの話は、
満員の聴衆の心をわしづかみ。
とても楽しい時間で、あっという間でした。
以下、先生のお話をご紹介します。


****************************************



(新入社員の8割は外国人)

パナソニックが840名の新入社員を採用しました。
論理的な思考ができるか、人前できちんと意見を発表できるかなど
能力で選んだ結果、80%は外国人だったそうです。
日本語はもちろん、英語、中国語もペラペラ。

尾木ママが企業の採用担当者から聞いた話では、
日本人学生と外国人学生が一番違うところは、
「目の輝き」だったそうです。
最終試験にのこった日本のエリート大学の学生の目は
死んでいたそうです。



(日本と北朝鮮の教育は世界からとりのこされている)

なぜ日本の学生は、企業が求める能力が低いのか。
それは日本の大学教育が時代遅れだからだそうです。
尾木ママは、テレビで高校生クイズを見てがっかりしました。

「火星で一番高い山の名前は?」という質問に、
有名高校の学生がすかさず答えていました。

尾木ママによれば、これは1960年代に
求められていた暗記中心の教育で、時代遅れ。
現代では、火星の山の名前は、
幼稚園生でもネットで検索して直ぐに分かります。

今の時代に必要なのは、洞察力や、思考力。
知識の暗記や、単純計算のスピードアップでは、
何も生み出しません。
いまどきこんな教育を続けているのは、
日本と北朝鮮くらい------とのことです。
 (多田注:丸暗記と、思考力はまったく逆の位置)



(7つの原体験)

今の中学生で、
日の出や、日の入りを見たことがない者52%。

教育に必要なのは「原体験」。
体験で人間力をきちっと育てる。
それが人生の土台となる。

 1 火の体験
 2 水の体験
 3 木の体験  木に登ったり、棒を振り回したり
 4 土の体験
 5 草の体験  草原や、園芸等
 6 動物の体験 ペットを飼う
 5 ゼロ体験  真っ暗闇で、星空を見上げる

今、世界に大学は3300あるが、
東京大学の教育力は1000番より下。
京大、阪大も2年で撃沈した。

家庭教師や塾にお金をかけて、
狭い範囲の知識だけを身につけて
入学するやり方は世界に通用しない。



(中国の小学生)

中国の小学2~3年生の家庭学習は、平日は2~3時間。
そして土日は7~8時間もするそうです。

日本と比べて一番違うのは、
実は「時間の長さ」ではありません。
中国の小学生は、嫌々ガマンして勉強しているのではなく、
「好きだから」、「楽しいから」やっているのです!

本来、「学ぶ」「分かる」ということは、
楽しい、嬉しいことなのです。
尾木ママのお話を聞いて、
「日本の教育は、大切なものをどこかに置き忘れてきた」
のではないかと感じました。

中国の小学校はすごいです。
授業は朝7時30分から始まります。
放課後には、生徒が希望する場合無料で
先生が残り勉強を指導します。
それも夜の10時まで。



(子どもの気持ちを受け止める)

大事なのは「基本的信頼」をつくること。
親子だけでなく、夫婦や企業でも重要。

思春期までは子育ては母親の役割が重要。
父親は、たいへんな母親を支えるのが役目。
母親が困った時は、しかったり、指導するのではなく、
気持ちを受け止め共感することが大事。

テストが悪かった時は、
子どもはよくわかっている。
親は傷口に塩を塗るようなことを言わないこと。

しっかりと理由を聞いて、
子どものつらさを受け止めて共感して相槌をする。

子どもは親に気持ちを分かってもらえたことで
安心できる。
そして初めて元気が沸いてくる。(エンパワー)


こんな呼吸でやってください。

 「どうしたの?」
   ↓
 「そうかい、そりゃーたいへんだったねえ。」
   ↓
 (子どもの元気が回復)
   ↓
 そこでほめる。




(ほめる時の注意)

アメリカの高校生の実験。

「頭いいね」とほめ続けたクラスは、2割の生徒が成績ダウン。

「がんばっているね」とほめ続けたクラスは、3割がアップ。

頭がいいと言われていると、
自分の能力でよい点数が取れる
易しい問題に取り組んでしまうようです。
これでは能力は伸びません。

努力をほめられると、
継続して努力するようです。

********************************


(参考ブログ)
就職活動のライバルは海外にいる
若者の就職戦線
人材


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2 コメント

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すごいですね (O)
2012-04-08 22:54:59
私も講演聞かせていただきました。
とても良い内容でした。
また、とても面白かったです。
大事だと思う部分をメモをとったのですが、多田さんの「まとめ」が完璧でとても助かります。すごいですね。感謝です。

一つ、気になったのというか疑問が残りました。
講演は、ある団体の20周年を祝う会の催しの一つということで市長さんもいらっしゃっていました。協議会とか・・なんだったかこの団体はいったいどういう団体で、どんな活動をしているのか知りたくなりましたが、小冊子もなく、名前も忘れてしまいました。失礼しました。
コメントありがとうございます  (多田稔@伊勢崎市議 )
2012-04-09 10:46:58
Oさん、コメントありがとうございます。

尾木ママ講演会は、
連合群馬伊勢崎地域協議会の
20周年記念事業として開催されました。
私の説明が足りなくてすみませんでした。

「連合群馬」は県372組合(組合員約10万名)が集まり、
「すべての県民が安心して暮らせる地域社会の実現」を目指し、
活動している労働団体です。
12の地域協議会で構成されています。

連合群馬伊勢崎地域協議会の皆さん、
とてもすばらしい講演会、ありがとうございました。

尾木ママのブログにも、
伊勢崎講演会のことが書いてあり、
コメントも寄せられています。
オギ☆ブロ http://ameblo.jp/oginaoki/entry-11210188314.html?frm_src=thumb_module

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