ばりのぺーじ

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グインサーガ111

2010-02-15 20:50:28 | 読書・感想
栗本薫『タイスの魔剣士』
快楽の都タイスで、タイス伯爵に気に入られた一行。剣闘士として技を試される3人。グインはいつも通り強いし、スイランは筋がよくやっぱり強いし、リギアはやっぱり安定していて強いらしい。その戦う様はいつもながら、とても具体的で(とはいっても、実体験がないからよくわからないけれど)なんとなく、頭のなかに思い浮かぶ。闘技場といって想像するのはやっぱり、ヨーロッパ旅行の際に訪れたところ。想像だけっていうより、実体験があるのは違うかな?
それにしても、とても久しぶりに続きを読みはじめたのに、続きの巻を手に取ったところがすごいかも。以前、忙しくなって中断してから、色々あったな~とも感慨に耽るところ。自分にしても変化があったし、作者にもありました。
それにしても、グインは本当になんでも事前に準備したり、練習したりすることなしに、的確な行動をとれるところがすばらしい~。比較すること自体がしょうがないけれど、自分を振り返ると準備して、練習して(といっても、飽きて投げ出すことあり)いるのにどうにもうまくいかないように感じるのよね~。「おぬし、やるな!」とも感じてもらえないし、特別に扱ってももらえない。まあ凡人でいることの方が目立たず、それなりの幸せを手に入れられるだろうし、楽かも。