晴れたら花巡り

晴れたらアウトドア。草花が大好きで、野山を散策しています。

里山にも行ってます。

可部冠山の花

2018-04-02 21:16:17 | 登山

 

   桜の花も満開です。

   今年の桜はいつまでも楽しめて、嬉しい日々が続いています。

   先日、三江線を辿って島根県川本町の「道の駅かわもと」に立ち寄った際

   タムシバが山一面に咲いていたのを眼にし、もう一度見たくて

   3月31日に広島市内の山、可部冠山に登山してきました。

   可部冠山は里山で、気軽に登ることができます。

   午前中は、雑用があったので、食後午後2時から登り始めました。

  

   登山道は、石州街道の可部峠(標高600m)まで上ります。

   可部峠から急坂を登ると、山頂に着きます。

   登る途中で、いい香りが漂って来ました。

   何だったかなと思いながら周囲を見渡して、頭上5m位の所に白い花が、

   タムシバ(田虫葉)モクレン科の花です。

  

   満開を過ぎていて、足元に花弁があちこちに落ちていました。

   コブシは里で見る事が出来ますが、タムシバは標高の高い所(山)でしか見られません。

   コブシは花弁の下に一枚の緑色の葉が付きますが、タムシバには、葉がないのです。

  

   別名「匂いコブシ」と言います。

   葉を噛むと甘い味がするそうで、「噛むシバ」が訛ってタムシバと呼ばれるようになったとか。

   (私は噛んだことはありませんが)

  

   可部冠山の頂上に到着です。登山口から歩いて約1時間の道程です。

  

   山頂の岩の上から見下ろすと、タムシバが向かいの山を彩っています。

  

 

   山頂にはアセビ(馬酔木)ツツジ科が満開で、あちこちに咲いていました。

   この葉を食べると、馬が酔ったようになるから付いた名前だそうです。

  

   山頂は360℃の展望で、大岩の傍には馬酔木が、数株咲いていました。

   ここから、西冠山に縦走できますが、時刻が遅いので、引き返しました。

   途中、倒木に白い塊が目に付き、なんだろうと行ってみると、観たことの無いキノコでした。

  

 

   登山口まで帰って、南原川の川岸に咲く樹木を観ながら歩きました。

   キブシ(木五倍子)キブシ科

  

 

   コウヤミズキ(高野水木)別名ミヤマトサミズキ マンサク科

  

   高野水木が満開です。

   例年より花が沢山咲いて、川の両岸を黄色く彩っていました。

  

  

  

 

   コバノミツバツツジ(小葉三つ葉躑躅) ツツジ科

  

   もうツツジも咲いていました。

  

  

   春に咲く花々が一斉に咲き乱れてきました。