桜の花も満開です。
今年の桜はいつまでも楽しめて、嬉しい日々が続いています。
先日、三江線を辿って島根県川本町の「道の駅かわもと」に立ち寄った際
タムシバが山一面に咲いていたのを眼にし、もう一度見たくて
3月31日に広島市内の山、可部冠山に登山してきました。
可部冠山は里山で、気軽に登ることができます。
午前中は、雑用があったので、食後午後2時から登り始めました。
登山道は、石州街道の可部峠(標高600m)まで上ります。
可部峠から急坂を登ると、山頂に着きます。
登る途中で、いい香りが漂って来ました。
何だったかなと思いながら周囲を見渡して、頭上5m位の所に白い花が、
タムシバ(田虫葉)モクレン科の花です。
満開を過ぎていて、足元に花弁があちこちに落ちていました。
コブシは里で見る事が出来ますが、タムシバは標高の高い所(山)でしか見られません。
コブシは花弁の下に一枚の緑色の葉が付きますが、タムシバには、葉がないのです。
別名「匂いコブシ」と言います。
葉を噛むと甘い味がするそうで、「噛むシバ」が訛ってタムシバと呼ばれるようになったとか。
(私は噛んだことはありませんが)
可部冠山の頂上に到着です。登山口から歩いて約1時間の道程です。
山頂の岩の上から見下ろすと、タムシバが向かいの山を彩っています。
山頂にはアセビ(馬酔木)ツツジ科が満開で、あちこちに咲いていました。
この葉を食べると、馬が酔ったようになるから付いた名前だそうです。
山頂は360℃の展望で、大岩の傍には馬酔木が、数株咲いていました。
ここから、西冠山に縦走できますが、時刻が遅いので、引き返しました。
途中、倒木に白い塊が目に付き、なんだろうと行ってみると、観たことの無いキノコでした。
登山口まで帰って、南原川の川岸に咲く樹木を観ながら歩きました。
キブシ(木五倍子)キブシ科
コウヤミズキ(高野水木)別名ミヤマトサミズキ マンサク科
高野水木が満開です。
例年より花が沢山咲いて、川の両岸を黄色く彩っていました。
コバノミツバツツジ(小葉三つ葉躑躅) ツツジ科
もうツツジも咲いていました。
春に咲く花々が一斉に咲き乱れてきました。