こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

穏やかな航海

2009年03月06日 | 和解と平和
人はこころの平安を保つために、いろいろクセを身につけながら大人になりますが、人生のあるとき、使い慣れたクセの見直しを迫られることがあります。一概には言えませんが、大きな見直しは、中年期にさしかかる時期に起こることが多いようです。

堂々巡りを感じつつ、なんとなく気づきながらも抜け出せない。呼吸するように自然になってしまったクセと向き合うのは容易ではなく、時間もかかりますが焦りは禁物。問題意識を片隅に置いておきさえすれば、いちばん良い時、適時に気付きは必ず、やってきます。

自分のクセ-傾向に気付くとは、専門用語を使えば“防衛機制に気付く”ということになりますが、これに気付くと人生の風景は一転して素晴らしくなる。それまでは感情という大海原を、舵を取るのに必死で航海していたのが、時には操舵室を離れて、デッキから海を眺め空を仰く余裕も生まれ、航海が俄然、楽しくなってきます。

本当の意味で“思考”が出来るようになる。航海の楽しさ、醍醐味はそこにこそありますが、考える葦としての穏やかで刺激的な航海はここから始まるのだと、つくづく思うこの頃です。

*防衛機制:生き甲斐の心理学・第8章参照

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