こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

感情表現の再学習

2010年11月07日 | 愛とゆるし
湧いてくる感情を指針に、生き抜く。これは、わたしの人生の理想です。
この理想が生きられなければ、どんな人生も虚しい。
半世紀生きて、よくよくわかったのですが、
そういう意味では、この理想の実現こそが、わたしの幸福の条件といえます。

感情を指針に行動したいという理想を持ちながら
なかなかその通りにはゆかない現実。
そんな単純なことがどうしてできないのか。

乳幼児から子供、青年時代を経て大人へ。
人は成長する過程で、最初は身近な家族に感情を表現して
相手の反応を通して、感情表現を学びながら大きくなりますが、
この学びが、わたしには決定的に不足していたようです。
素直に表現すると、イヤな思いをする。
その体験が、自分の抑圧傾向をつくりだしたと解釈していますが、
きっかけになった4,5歳頃の出来事を、よく覚えています。

知識として、そんなことはないのだと解っていても、
素直な感情表現はオソロシイ。身体の記憶として残ってしまったのかもしれません。

過ぎた日々は仕方がなかったとしても、
感情の流れをのびのびと生きるためには、これからの日々、
とにかく学習不足を補わなければと切実に思います。
知識として理解しても、身体の記憶を書き換えるとなるとそう簡単にはいきませんが、
感情表現の再学習が可能だということは、本当に本当に大きな希望です。

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コメント
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