こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

耳を澄ませば

2009年02月02日 | 五感と体感
読みかけで中断していた本、「すべては音楽から生まれる」(茂木健一郎著PHP新書)を捲りだし出合った一文。「人間が獲得したものの中で、一番の福音でもありのろいでもあるのは“意味”だと思う。意味に拘泥してしまうと、生命の活動から遠ざかってしまう傾向がある。」P.123

夕べこれを読むや、がーんと一撃された気分。タイムリーに鋭い指摘をもらったと思いました。

だいたい私が折々の節目に読みたくなる定番は、ユングのタイプ論なのですが、立ち止まる時というのは、自分の中の対立する要素(光と影、男性性と女性性、外向性と内向性というように)を統合させる要求が、ものすごく強まるようです。

立ち止まるのは、偏りを正す必要があるから。

意味に拘って、生命の活動から遠ざかってしまう傾向は“わたしの傾向”だったかも。
このごろ音を楽しみ出したのは、大正解で、新たな指標で、“生きる喜びの根”が確かに生えだしてきているのだろうな。そう思います。

意外と音のあることに神経質で、BGMを楽しめないタイプでしたけど、このごろは手を動かしながら、思考と聴くことを行き来して楽しむことを覚えました。

前述の本の「音楽は意味から自由であり、生命運動に近い」、この福音を生き抜きたい。

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コメント
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