”屈辱の歴史を塗り替えろ”
もはや社会現象と化している『進撃の巨人』
最新刊の11巻ついに発売です
出版不況の中、累計2300万部突破したメガヒット作にして
現在テレビアニメ放送中、映画化、ゲーム化の話題もある作品です
最大の特徴は、謎が謎を呼ぶ物語の設定
巨人という新たな脅威に直面した人類は絶滅寸前まで追い詰められ
辛うじて壁を築くことで、壁の中での仮初めの平和を手に入れた
巨人は頭を飛ばされても再生し、簡単には死なない上に
人類を捕食対象と認識している為
一歩壁外に出れば、兵士と言えど生存確率は圧倒的に低くなる
安全な壁の中にいれば外の世界の恐怖を知らずに生きていける…
そんな世界の中で主人公・エレンは壁の外への憧れを捨て切れずにいた
そして静寂は破られ
人類は鳥籠の中に囚われていたことを思い知る
11巻ではついに第1巻で登場しウォール・ローゼを破壊
数少ない人類の活動領域の激減と大量の死者を出した元凶
鎧の巨人と超大型巨人の核心に迫ります
彼らの目的は一体何なのか
謎は続くばかりです
8巻くらいから、最新作まで物語は若干スローペースですね
徐々に詳細が明らかになっていくのに
全体像が見えてこないのは相変わらずです
きっと最後まで読まなければ伏線に気づくことも難しいのかもしれません
漫画から入った方は是非アニメの見て下さい
立体起動シーンはクオリティが高く
漫画よりずっと躍動感があるので見ごたえ十分です
アニメの有名なシーンに主人公の親友ミカサの
”この世界は美しい、そして残酷だ”
という言葉があります
『進撃の巨人』では一貫して
「正体不明で圧倒的な力を持つ巨人」を恐怖や絶望のアイコンとして
無力でちっぽけな人間の弱さと世界の残酷さを描いています
しかし、一方で絶望的な状況下でも目の前の敵に果敢に挑んでいく
主人公達の姿が力強く描かれているのも事実なので
作中の力強い言葉に勇気付けられることも多いです
評価
☆
頑張ってる人に読んで欲しい漫画です