ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

桐生の一月の天満宮骨董市だけは成人の日ということで 中編

2012-01-15 16:20:06 | 旅日記

 骨董市を見終わって鳥居の外の向かい側にあった豆腐屋で瓶牛乳らしきを飲んでいる人を見掛け、なんで豆腐屋にと覗いたらこれが豆乳ということで、レトロな店でこういうのをいつも置いているというのは桐生は愉快な街だねぇ。そういえばかなり以前には壺焼の焼き芋をやっていた店が一軒あったけれど、残念ながらそちらは無くなっちゃったみたいだね。

                               瓶の豆乳が

 そのあとはノコギリ屋根の廃工場を活用したということで人気というベーカリーカフェのレンガの案内看板を天満宮脇で見つけ、すぐ近くだからとその店舗に立寄ってみたら、かなり広い店内はパン厨房、売場、カフェと雰囲気のいい空間になっていて、これは上手に活用したものだ。場所としては分かりにくい裏手にあるから決していいとは言えないが、駐車場などかなり広く取っているから週末は多くの客が来るんでしょうな。この日は何処か遠くからの人を案内してきたらしい一組もいて、以前は廃墟だった工場建物を使っているなんて説明していた。

 北側のノコギリ屋根からの明かりで店内は明るく、ガラス越しに手作りしているのをよく見えるようにしているのも好印象で、並ぶパンの種類も思いのほか多くて、試食した味噌のラスクなどは面白い味だとお土産用に買うことに。さらに客の誰もが袋に詰めているものを見たら、パンのミミを揚げて砂糖をまぶしたもので、一人一袋をサービスとあった。こういうサービスは誰でも嬉しくなっちゃうはずで貰わずにはいられない、食べてみたらこれはまさにかりんとうですな。カフェではパンは自由に買った上で、それに525円プラスでスープ、サラダ、飲物のセットをどうぞとあって、11時過ぎでも既に数組が食事していた。

                      ベーカリーカフェ レンガ

                       

                   レンガの店内は広くて前方右手に売場とパン厨房が続く  サービスの揚げパン1袋

 そのあとはこれも天満宮近くに一軒だけ開いていた天然染料研究所という古い蔵を店にしているところにも、ここは前にも立寄ったことはあるがこの日は店主がいろいろと講釈してくれて、本来は草木染が専門(冒頭写真は店の棚にズラッと並べられと天然植物染料の入った瓶)だが織機も何台か置いてあってそちらも教えているんだと、こういうのが大好きな女房は近かったら習いに来たいのにと残念がったら、思ったらやってみないとそのうちに死んじゃうよなんて言われてしまっていた。勘がいい人なら丸一日ここでやったらなんとかなるよとも、店には染めた糸を買いに来たご婦人が居て、ここにあるような本格的な織機じゃなくて小さなな機織りで裂き織を中心にやりだしたら面白くて病みつきになっちゃったと、これには女房もそのうち染めや織りもなんて言い出すかもしれないぞ。確か娘が欲しがって買った小さなものなら織れる道具を地下に仕舞ったままになっていたはず、でも女房が雑然とあとからガラクタを入れたからどこに隠れているやら、出したいと言ったら自業自得だと毒ついてやろうじゃないかと。機織りも商売となったら大変だろうけど、暇人の趣味としてなら女性には魅力的でしょうな。店には店主が暇なときに織ったストール類が売り物として置いてあって、本当は絹の方がよく染まるんだけどそれだと高くなり過ぎちゃうから、木綿とウール主体でで織っているんだそうだ。桐生は東の西陣というぐらい織物の伝統がある所で、こういう個人の店でも尋常ではないなと感心しちゃう。

                      天然染色研究所

                      

                      売り物の染めた糸がいっぱい棚に、織機には経糸がセット済みになっている

 本来の毎月第一土曜日なら、ここからすぐの本町三丁目商店街周辺にはトポス楽市茣蓙が開かれていてまた1時間以上を費やすことになったはず、有隣館では地元有志による無料のカラクリ人形劇の上演が見られたりするのだが、この日はそちらはやっていなくて残念でした。ネットには関連するホームページもあるのだから、力を入れている町興しイベントならこまめに情報を更新してくれればいいのにねぇ、イベントが三つも重なるからはっきりした主催者側責任者が不在なんですかね。


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