縄文杉 01

縄文杉　01　　津田洋甫写真展より

　五条市立五条文化博物館で新生五條市発足記念、夏季企画展として津田洋甫氏の写真集「シンフォニー　大地の詩」に収められた作品の一部が展示されていました。
　氏の故郷大塔で撮影されたものをはじめ、自然の豊さ、美しさがいっぱい詰まった作品が展示されていました。なかでも、原寸大の縄文杉の写真には圧倒されました。大地の詩が奏でられているように感じました。※　写真は同博物館案内チラシより(縄文杉　樹齢7200年　鹿児島県屋久島）

縄文杉 02

縄文杉　02　　津田洋甫写真展より

　縄文杉　樹齢7200年　鹿児島県屋久島　　’９３．７．２６

　なんとか辿り着いた。深い霧と夕闇のなかにそれは御座（おわ）した。初めて対面する縄文杉。それまでの予備知識など関係なく、ものは言わないけれど圧倒的な迫力で私に語りかけてくるのであった。日本の有史以来のすべてを見てきたその事には畏敬の念以外に無い。(中略)人間のなすすべてを見通して泰然として生き続ける姿。大空にそびえ、樹皮には歴史を示す貌が刻まれて強く語りかけてきた。(後略）　※　原寸大の縄文杉の写真

ユリの花

ユリの花　津田洋甫写真展より

　津田氏は吉野郡大塔村(今の五條市大塔町）に生まれ、日本全国の美しい自然風景を、写真で表現することをライフワークとしておられます。
　四季によって限りなく表情を変える日本の自然、氏は作品の中で、時にはダイナミックに、時には繊細にこうした日本の姿を印画紙に焼き付けておられます。
　略歴：浪華写真倶楽部代表・日本写真家協会　会員