マグロ１匹１億5540万円

寿司屋で解体される１億5540万円のマグロ（借り物写真）

ＴＶや新聞でご覧になった方も多いと思いますが、

マグロ１匹１億5540万円の史上最高値で競り落とされた事には

ただ驚くとともに、製造業に身を置いた小生としては、

何だかやりきれない思いもしましたが、皆さんはいかがでしょうか。

その内容をご参考まで下記します。

　５日、東京・築地市場で開かれた初セリで、

青森県大間産の222キロのクロマグロが１キロあたり70万円、

１匹１億5540万円の史上最高値で競り落とされました。

昨年の最高値5649万円（キロ21万円）の３倍以上となり、

過去最高値となっています。

この落札額は中学卒の女性の生涯賃金に匹敵する様です。

落札者は昨年に続き、すし専門店「すしざんまい」を展開する喜代村で、

香港のすしチェーン会社と競りあった結果値が吊り上がりました。

喜代村の木村清社長はインタビューで落札マグロについて

「日本の景気が良くなってもらいたい。日本国民に一人でも

おいしいものを食べてもらいたいという気持ちから。

良いマグロを買えたが、ちょっと高かったのかなと..」と語った様です。

午後、店頭で、落札したマグロの解体ショーが始まり、

普段と変わらぬ、1貫418円で提供された大トロのすしに、

訪れた人たちは大騒ぎだったとか。

競り落としたマグロから約１万貫の寿司が握れるため、

実際には１貫４万－５万円程度になるのだそうです。

近年香港系など外国関連の業者が競り落とす例も目立っており、

香港系寿司チェーン「板前寿司」は2011年まで４年連続で最高値で落札しています。

昨年まで10年間のマグロ初競り最高値の平均は約1450万円で、

落札価格は上昇傾向にあり、市場関係者から過剰な競争になっていると

懸念する声が上がっている様です。

初競りで最高値をつけた店という箔が付くので、

広告費と考えればそれほど高くはないのではという見方もあるようです。