末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

白馬山麓散策 その3 白馬ジャンプ競技場 その1

2013-10-14 18:27:48 | 家内の実家
白馬山麓散策を2回掲載した後、PC騒動と畳替えで、

ブログが脱線してしまいましたが、また白馬山麓散策に戻ります。

前回の八方アルペンラインの出発点から車で数分で白馬ジャンプ競技場に着きます。

ジャンプ場の位置。右中央がアルペンライン(借り物写真)

ジャンプ競技場の概要

総工費約85億円で1993年11月に完成し,

1998年の長野オリンピックのスキージャンプ競技はここで行われました。

そしてラージヒル団体競技では岡部孝信、斉藤浩哉、船木和喜、原田雅彦の各選手により1位

個人ラージヒルでは船木選手が1位、原田選手が3位

個人ノーマルヒルでは船木選手が2位となり

日本は金2、銀1、銅1の計4ケとメタル獲得数が世界で1位でした。

ジャンプ台

ジャンプ台はノーマルヒル(旧70m級)とラージルヒル(旧90m級)の二つがあります。

その仕様は下記の通りです

●ノーマルヒル(旧70m級)       ●ラージルヒル(旧90m級)
・K点:90m                ・K点=120m
・ヒルサイズ:98m              ・ヒルサイズ:131m
・全長:318m               ・全長:385m
・標高差:197m              ・標高差:138m
・最大斜度:36.5°            ・最大斜度:37.5°
・テイクオフスピード:            ・テイクオフスピード:
   80㎞/h〰83㎞/h             90㎞/h〰94㎞/h
 


左ノーマルヒル、右ラージヒル

K点とヒルサイズ

ご参考までK点とヒルサイズについて説明します。

K点はジャンプ台の着地斜面の下部に位置し、上の写真で見られる様な赤い線が引かれており

この位置を境にして着地滑走路の傾斜曲率が変わります。

現在の採点法ではK点を飛距離の基準とし、K点に着地した飛躍に対し60点が与えられます。

着地地点がK点に達しなかった場合は減点され、超えた場合は加算されます。

減加算される点数は、ジャンプ台の規模により異なり、

一般的にノーマルヒルでは2.0点/m、ラージヒルでは1.8点/mです。

着地区域の開始点はP点と呼び、青い線が引かれています。

ヒルサイズ(HS)は、踏切台の先端地点から安全に着地できる地点までの距離で

これ以上飛んだら危険とされる地点を言います。

リフト乗り場からスタートタワーへ

駐車場から入場トンネルを抜けると、そこがスタートタワーに行くためのリフト乗場です。

スタートタワーは、写真のジャンプ台の間の一番上に見えるタワーです。

リフト乗場

リフト乗り場入口に立つktemple

選手も我々もこのリフトに乗ってスタートタワーに行きます

ラージヒル最長飛行距離の看板

リフトに乗って、まず右に見えるのがラージヒルの最長飛距離記録の目印板です。

写真のリフトの棒の直ぐ左にある、上が赤くなっている目印板は
岡部孝信選手が記録した140mの最長不倒飛距離を示しています

なお同じような左上の目印板は夏のジャンプの最長不倒呼距離の表示です。

スタートタワーへ

スタートタワー

リフトを降りて到達するスタートタワーは、高さは約60mで4階建です。

4階は長野オリンピックでのジャンプ競技のパネルが展示してあり

3階からはラージヒルのスタート地点や観覧ステージに

2階からはノーマルヒルのスタート地点や観覧ステージに行けます。

各階へはエレベータで移りますが、エレベーター内は長いジャンプスキーが入るように

天井が高く設計されています。

ラージヒル観覧ステージとスタート地点へ

スタートタワー3階からは、ラージヒルへの渡り廊下を通って

ラージヒルのスタート地点と観覧ステージへ行けます。

左からスタートタワー、渡り廊下、ラージヒル

渡り廊下は、雪が降っても溜まらない様にするためかメッシュ状の廊下で、

遥か下にある地面が丸見えですから、ちょっと怖いです。

ラージヒルの一番上に観覧ステージがあります。

その下の滑走路に横の棒が見えますが、そこがスタート地点です。

渡廊下とラージヒルの接合点。ここからラージヒルに入り最上部の観覧ステージまで上ります

観覧ステージに上ってラージヒルを眺めると

人間がこの高さから滑るのかとビックリさせられます。

観覧ステージからのラージヒル

観覧ステージから身を乗り出して撮ったラージヒル。滑走路の上の2本の横棒がスタート地点

競技場、白馬村、そして遥か戸隠などの山々が見えます。

観覧ステージからの景色

別の角度から見たラージヒル

スタートタワーから見たラージヒルの滑走部

横から見たラージヒル。中央が飛び出し地点



最新の画像もっと見る

28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今日は (Golfun)
2013-10-14 15:07:23
白馬は大好きな所で良く着ています。
大会の日は近くまで行き雰囲気を楽しみました。
リフトは今も動いているのですか?
知らなくて残念でした。
「栂池パノラマウェイ」と「八方アルペンロープウェイ」に乗って上からの眺めは快適でした。
返信する
こんにちは~ (IKUKO)
2013-10-14 15:31:18
ジャンプ台に昇り見学されたんですね!!
私は遠くから見るだけでまだ一度も行ってません(汗)
上まで昇ると高低差が実感でき景色も素晴らしいでしょね!!
あの高さから滑り降り、そして飛ぶんですよね\(◎o◎)/
どんな気持ちがするのでしょう!!
返信する
見事! (湘南ジージ)
2013-10-15 06:08:05
お早うございます
1998年のこの試合 テレビで観ましたが
興奮!!しました。

札幌の宮の森(大倉山?)の競技場へ行った事がありますが、子供の頃からスキーはやってましたが、ジャンプの経験はありません。
返信する
おはようございます (Imaipo)
2013-10-15 07:51:26
ジャンプ台の上まで行けるんですね
私はい場所は平気ですがこの高さからは
滑れませんね(笑)、白馬は1度だけスキーを楽しんだことがあります、
長野は野沢が一番多かったです。
返信する
Unknown (hashiba511)
2013-10-15 08:14:43
白馬のジャンプ場は何遍も通ってますが横目で眺めるだけでした。

中は結構すごいですね。
今度見学して見ます。いつのことか(^o^)
返信する
Golfunさん 今日は (ktemple)
2013-10-15 09:15:36
Golfunさんは白馬へはよく行かれたのですね。
そしてオリンピックの時にも行かれたとは、良い思い出を
お持ちですね。
小生長野オリンピックとの関わりは、東京駅で朝夕ボランティアとして
VIPの送迎をしました。
返信する
IKUKOさん 今日は (ktemple)
2013-10-15 09:19:43
IKUKOさんも機会を見つけて観覧ステージまで上ってください。
上に上って滑走台を見下ろすと、よくもこんな所を
滑り降りるものだとビックリしますよ!
返信する
湖南ジージさん 今日は (ktemple)
2013-10-15 09:24:02
この時の競技の様子をTVでご覧になって覚えておられますか。
小生は東京駅でVIP送迎のボランティアをした時の記憶の方が強く残っています。
諏訪に生まれた小生ですから、やはり小さい頃から霧ヶ峰でスキーをしました。
返信する
Imaipoさん 今日は (ktemple)
2013-10-15 09:30:15
高い所は小生も平気な方ですが、ジャンプ台の上から眺めると、
よくもこんな所を滑るものだとびっくりしました。
白馬には20代の正月スキーで通いました。野沢では
スキーの経験はありませんが、野沢の火祭りをみました。
返信する
hashiba511さん 今日は (ktemple)
2013-10-15 09:33:19
素晴らしい行動力をお持ちのhashiba511さんですから
是非ジャンプ場に立ち寄ってみてください。
見る価値のある場所だと思いました。
返信する

コメントを投稿