末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

火星移住計画

2013-01-23 13:03:42 | 面白い話
Twitterに「火星移住計画と移住者募集」に関する記事が載っていました。

この頃は夢らしいものがない小生ですので、これは面白そうな夢だと、

計画を進めているオランダの非営利団体「Mars One」を調べました。

立派なホームページhttp://mars-one.com/en/about-mars-one/about-mars-oneには

活動状況について詳細な記載がありましたのでご紹介する事にします。

「Mars One」の目標とビジョン

世界中の業界トップの団体・企業が保有する現在利用可能な技術を統合し

2023年に火星での人間定住を実現する事を目標としており、

それは、太陽系、生命の起源、宇宙における我々の存在についての

理解を速めるために絶対に必要な事と考えています。

発起人

オランダ人5人、米国人2人、カナダ人1人の8人で、

宇宙関連技術者、コンピュータ技術者、コミュニケーション専門家、

経済専門家 アーテイスト等から構成されています。

援助組織

アドバイザー

技術を提供する世界各国の専門家16人。

何と日本からは生物学者の広島大学の純教授がその一員です。

Ambassador
(英訳は大使ですが、適訳がないので英語のまま)

ノーベル物理学賞受賞の物理学者、宇宙飛行士、宇宙技術専門家の他に

作家やテレビ番組制作者等6人。

供給企業(Suppliers)

計画や計画実施に必要な機材について議論している

世界の主要宇宙関連企業で本計画に興味がある旨の文章をもらっている企業。

必要な資金の調達法

トータルコストは60億ドルと推定されていますが、

その為の資金源としては、

宇宙飛行士の選定以降の各種活動をテレビで放映することによる収入

企業や一般の寄付、さらにこの計画に関連した商品の販売による収入等で

既に多くの企業やメディアから資金を得ているようです。

年次計画

2011年
発起人による本計画の長期計画ならびにフィージビリティ・スタディーの作成。

2013年
移住する宇宙飛行士の選出。

2014年
必要資器材の製作と準備の開始

2016年
必要機材の火星への最初の打ち上げ
写真は全てMars Oneのホームページより借用

2018年
最適な居住場所の探査を行うための地上探査車の打ち上げ

2021年
2つの居住設備、2つの生命維持装置、その他の設備等

火星居住に必要な全ての物が6つの着陸船により火星に到達。

2台の運搬車により居住最適地に運ばれます。

2022年
最初の4人の宇宙飛行士の打ち上げ。

2023年
火星に踏みいる最初の人間として4人が到着。

各種設備を使用出来る様に整備します。

数週間後には5つの貨物輸送船により、

追加の居住単位、生命維持装置ユニットおよび

運搬車等が運び込まれます。


2025年
第2の4人の宇宙飛行士の火星到着。

増員の結果研究、実験や火星探査能力が拡大されます。



NASAの火星有人探査が2030年頃を目指しているのに比較しても

早い計画でありびっくりしましたが

上述の様な状況を考えると単なる夢物語でもなさそうです。

実は今年の1月8日に、宇宙飛行士の応募に関係する発表がありました。

それについては明日書く予定です。