未知の強豪発掘&応援ブログ

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★CWSF5の見所紹介★

2006-02-11 02:00:39 | MMAニュース

現在、急速に進化している英国総合格闘技界の二大イベントの一角である、
CageWarriorFightingChampionshipの一次回大会の見所を紹介したいと思います!
英国では現在、PRIDEと提携したことで、日本のファンにも広く認知されるようになったCageRageと、このCWFCがMMA界のトップで、
以前は選手交流や、主催者同士お互いのイベントを観戦しにいくような仲でしたが、
CWSFのオフィシャルジムに所属するビスピングのCageRage英国タイトル剥奪問題を火種に両団体の関係は、最悪に・・・。
現在は、CageRageは、自分達の団体の世界王者や国内王者でもあったウルフスレイヤの選手を完全に閉め出し、
CWFCの首脳陣は掲示板で罵倒するなど、完全に冷戦状態。
日本のどこかの団体のように。
しかしながら、ファンは両団体の選手達の戦いに熱狂し、チケットは全席ソールドアウトなど両団体とも素晴らしい人気を誇っている。
CWFCは、以前まで行われていたイベント=CageWarriorFightingChampionshipを名前をCageWarriorsStrikeForceに変更して行っている。
現在まで4大会が行われており、チャンピオンは以下の通り


フェザー級ダニー・バッテン
ライト級アレシャンドリ・イシドロ
ウェルター級ダン・ハーディ
ミドル級マーティン・カンプマン
ライトヘビー級マイケル・ビスピング
ヘビー級ジェフ・モンソン
スーパーヘビー級アントニオ・シウバ(ペザォン)



通常の興行では、このチャンピオンの中から三人くらいが出場し、
その王者達の試合に前座数試合がつき、興行が進んでく。
その他に、年に一回、このチャンピオン達が全て集まり行われる興行=Night of Championsがある。
他にもQuestというアマチュア大会や、UltimateForceという大会も開催しているが、今回はこのCWSFがメインなので割愛させていただく。
それでは、現在までに四大会を行いイギリスのファンを熱狂させてきたCWSFの次回大会の見所を紹介していこう。
まず現在まで発表されているカードを紹介。


CWFC-ミドル級タイトルマッチ
マーティン・カンプマンvsグレゴリー・ボウチェラハム

CWFCウェルター級タイトルマッチ
ダン・ハーディvsディエゴ・ゴンザレス

ウェルター級プロフェッショルファイト
ポール・ダレイvsダービッド・ビエルクヘイデン

ライトヘビー級プロフェッショナルファイト
マーティン・ウォジックvsグリャス・ツォルト

非常に渋いマニア心をくすぐるカードが組まれている。
「はっ?誰コイツら?」「どこらへんが何処をくすぐるかわかんねーよハゲ」という方、ご心配なく。
今回はCWFCの広報担当である、イアン・ディーン氏のバックアップを頂いて、見所を順をおって紹介したいと思う。


まず、今回最も注目すべきカード。

ミドル級タイトルマッチのマーティン・カンプマンvsグレゴリー・ボウチェラハムから紹介したい。
まず今回の特集を組んだのもこの一試合が組まれたからという意味合いも大きい。
何を隠そう、この二人は紹介こそしてないものの、このブログのテーマである未知の強豪であり、間違いなく実力もワールドクラスなのである。

チャンピオンのカンプマンは、総合格闘技してる人なんているの!?と思うような国=デンマーク出身の若干24歳。
現在まで、プロ総合格闘技11勝2敗で一つの反則勝ちを除けば全て完全決着で試合を決めている。
対戦相手も来日経験のあるプロフェッサーXやダミアン・リッシオ、マット・エウィンやKOTCのブレンダン・セギーンなどとレベルは決して低くない。
更に、負けはしたもののPRIDE武士道に参戦経験のあるアンドレイ・セメノフとも対戦している。
欧州格闘技ファンからは「強く見えないのにいつの間にか試合を決めてしまう」という不思議な実力の持ち主。
管理人も彼の試合を見たが、そつなく戦っていつの間にか有利なポジションを取って、対戦相手を参ったさせてしまっていた。
しかしながら、本当に無駄が無い動きで確実に対戦相手を下しに行くファイトスタイルはさながらCWSF版の佐藤嘉洋か・・・?
そして今回、彼が迎え撃つ相手グレゴリー・ボウチェラハム。
この選手もまた曲者で現在戦績は、5勝1敗3一本1KO1判定だが、倒してきた対戦相手は、
武士道参戦経験もあり、カンプマンを下しているセメノフ、一回級上のロス・ポイントン、長南と対戦噂がありCRの看板選手の一人であるマーク・ウィアーとカンプマンを遥かに凌ぐ面子。
試合を見る限りインサイドガードやボトムからの展開や武器は少ないものの、ジワジワと対戦相手を追い詰め勝負所になると一機に決める選手。
早くいえば、フィニッシュ以外はあまり見所もない選手で、
寝技の技術がわからない人でないと彼の試合は楽しめないかもしれない。
互いに玄人好みの選手ながら、世界のトップクラスにも食い込めるやもしれない選手なだけに、目が離せない試合になりそうだ。






そして次に紹介するのはウェルター級タイトルマッチの
ダン・ハーディvsディエゴ・ゴンザレス
チャンピオンのハーディは10勝3敗と戦績はいいものの、
ディヴィッド・バロンに終始圧倒されたり、階級下のイシドロにホームタウンデシジョンで勝ち、ポール・ジェンキンスにあわやの内容まで競るなど、まだまだワールドクラスの選手にはなりきれていない選手。
とはいえ、CWSFの掲示板に書き込むなど、ファンと密接にあり、
アウトローという異名通りのキャラにも人気がある。
試合では長い手足を生かしたグラウンドゲームを得意とする。
対するディエゴ・ゴンザレスは欧州を中心に試合を行うスウェーデン人。
デビュー戦で勝利を収めたものの、その後二連敗。
しかしながら再起後は実質五連勝と一気にレベルを上げた。
寝技での一本勝ちが多いものの、
ブルファイター系に多い、低身長に筋肉と脂肪がついた体系をしてて、突貫タックルから寝技にひきずりこむファイトスタイル。
その両者、実はCWSF3で対戦経験があり、
試合は、ゴンザレスがバックをキープしてハーディを殴りつけて終始圧倒。
最後はチョークスリーパーでハーディがタップし、ゴンザレスの完全勝利となった。

しかし、試合後にハーディはゴンザレスの反則について再三講義。
試合後、ノーコンテストになるという因縁がある。
一皮向けたいハーディに、おいしくない実力者が再び立ちはだかる。





そして現在、前座として企画されているカードは次の二つ。
ポール・ダレイvsダービッド・ビエルクヘイデン
マーティン・ウォジックvsグリャス・ツォルト


ビエルクヘイデンvsポール・ダレイは中々の好カード。
ビエルクヘイデンは日本にも来日経験があり、その際は山下と桜井と対戦。
両試合とも勝利こそならなかったものの、日本の欧州ファイターファンには根強い人気がある。

場内にビシャアッと響く、寝ても立っても強烈な打撃が印象的。
しかしながら、前回の試合では一試合で腕十字とチョークを極めるなど、寝技の実力も相当。
一時は、未知の強豪に数えられていたが、現在はあまりその名を聞かなくなった。


対戦相手のダレイは、イギリスではお馴染みの選手で、
これといってネームバリューがある対戦相手に勝利してるわけではないが、ローカルのベテランなどを相手にしっかり勝利してる。
近年はCageRageを主戦場に戦っていたものの、今大会でCWSF初登場。
前回のCageRageでは、ジーン・シウバを相手に親指の脱臼で試合を棄権してる為、仕上がり具合が気になるところ。







そして、恐らくオープニングマッチとなる試合では、前回のCWSFで華やかなデビューを飾ったマーティン・ウォジックがグリャス・ツォルトと対戦。

マーティンはウルフスレイヤに所属しながら、スウェーデン出身。
バックボーンの柔道を武器にアマ修斗で戦っていた経験を持つ。
ヒョロリと長いながら強烈なパウンドが最大の武器だ。
対するツォルトは、ふっくらした見た目だが、カーウソン・グレイシー・ハンガリー所属。
総合戦績3勝2敗で、アグレッシブな選手としか情報はない。
今回の二戦目で、マーティン・ウォジックがチームメイトのように次戦へ弾みをつけられるか?



と現在決定しているカードはこんなものですが、
プロモーション用のGIF画像にはアントニオ・シウバやアレクサンドル・ルングの写真もあり、これからどんな興味深いカードが組まれるか非常に楽しみ。
更に、イシドロもCWSF6で防衛線を予定しており、今後もCWから目が離せない。
現在急成長するCWSFを是非先物買いしてみてはいかがかな?

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4 コメント

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Unknown (ラオ)
2006-02-11 11:43:21
下手したらCRの王者よりレベルが高い王者だったり、もとCR王者だったりして、CWと仲違いしたのは恐ろしくマイナスだったのではないかというくらい王者のメンツがいいですね。個人的にはCWはCRに比べて資力や選手の質から言ってローカル気味とか思ってましたけど、それが誤りであったと認識させられましたw。



そういやお題と違いますが、CR王者のマンフーフが3月HERO`Sに出るという噂がありますね。

最初はファウストなんかとやって欲しいです。

互いに寝技無しの打撃ならトップクラスのモノ持ってるのでマンフーフならファウストのいいとこ出してくれそうだし、実力的にも問題ないと思うんですが。逆にマンフーフがやばかったりしてw。
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Unknown (未知)
2006-02-12 17:15:48
オランダのファンの間では、あの階級ではファウストが最強という話聞いた事ありますね!

ファベイラスにも勝ってますし、かなり好試合になりそう。

HEROsに行くなら、無差別級スペシャルワンマッチでvsGGか秋山が見たいですね。

二人とも派手に散りそう(笑)
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Unknown (軍曹)
2006-02-12 17:45:30
このブログの情報量・・・・

ほんと尊敬に値します。



未知さんがDSE代表(関係者)だったら、PRIDEもっとおもしろくなるでしょうね~(´∀`)
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Unknown (未知)
2006-02-13 17:37:25
くまさんやzenさん、コースケさんのところと比べれば足元にも及びません。

とはいえ、最近は前より来てくれる方も増えたし、

見てるよといわれるとメチャクチャやる気が湧きます。

ブッカーの方や、関係者の方は、

願望だけでなくリスクも考えて素晴らしい仕事をしてますから、そこらへんは俺みたいな願望だけの人には難しいですね(笑。

とはいえ、マッチメイカーってみんなの願望を形にする仕事ですから、憧れますよね。
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