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中学生や高校生の中には、勉強は暗記をすることだと思っている人が多いですね。何でも覚えちゃえ学習になってしまう。これは、学校の成績が試験の結果によることが多いため、どうしても試験でいい点を取ろうとすると、必死になって覚えることに重心が移ってしまうのでしょう。
今日は英単語を例にとって、勉強を考えてみましょう。例えば、中学の教科書や参考書に出てくる単語で sheep や fish はどんな意味かは知っているでしょう。これらの複数形は何かと問われたら、そんなの簡単、簡単、sheep と fish ですよ、と答えることでしょう。ところが、どうして同形なのだろうと問われたら、答えることが出来る人は少ないのでは? 学校で教わることも少ないし、参考書の中にも書いてありません。
ある社会人類学者は、このことを研究して「群れとして生活する動物には、個人(一頭一頭、一匹一匹、・・・)の顔がない」と述べています。つまり、集合としてこれらの動物をみていることになります。太郎ちゃん、花子ちゃんは存在しないんですね。みんなを見て「羊」だ、「魚」だと思っているのでしょう。
ところが、辞書によると、fish には、fishes というのもありますね。もうわかったことでしょう。秋刀魚や鰯のような群れを成して生活している魚は fish ですが、昨日、夜市で買ってきた金魚は fishes となるわけです。もちろん、違った種類を数えるときも、fishes ですね。それ以外で思いつく単語はありますか?
少し長くなりましたが、学習するときに「どうして」を自問すると結構、答えられないものでしょう。その「どうして」を考えながら、学習すると自然に覚えられるようになると思いますが、どうですか?
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