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古典・名作を読むシリーズ・・・五重塔・蒲生氏郷・生まれいずる悩み・隣の嫁・春の潮

2019年12月28日 | 小説

幸田露伴

「五重塔」


技量はありながらも小才の利かぬ性格のため、「のっそり」とあだ名される宮大工・十兵衛が、義理も人情も捨て、谷中感応寺の五重塔を建立するまでが描かれています。

江戸っ子らしい職人気質。 その頑固さがいいですね~。

親方と弟子。 義理と人情。

夢を譲れぬ男の意気込みが伝わります。

ラストの嵐の場面は職人のプライドが溢れます。



「蒲生氏郷」


織田信長の寵臣で豊臣秀吉が徳川家康よりも恐れた武将・蒲生氏郷。

東北で伊達政宗との間に繰り広げられる心理戦はなかなかスリリングでした。


有島武郎 「生まれいずる悩み」

舞台は北海道の岩内町。

画家になる夢を持ちながらも生活の為に泣く泣く漁師の道を歩まざるを得なかった男の葛藤が描かれています。

冬の北海道。ふくすさぶ風雪。荒れ狂う海。

大自然と闘う海の男達の描写は圧巻です。

モデルは北海道・岩内町に生まれた漁夫画家・木田金次郎です。

伊藤左千夫 「隣の嫁」


千葉県成東地方の農村を舞台に学生でのんびり屋の省作と不幸な結婚をした隣の嫁おとよとの淡い恋の成り行きが描かれています。

「野菊の墓」に似ていますが、こちらも面白かった!

「春の潮」

「隣の嫁」の続編です。

おとよも省作もバツイチとなり、互いにずっと持ち続けていた恋心がようやく実るかと思いきや・・・

その前に立ちはだかるのはおとよの父・・・なかなか厄介です。

昔の田園風景が思い浮かびます。

ラストも泣かせます。

年の瀬にこんな話もいいですね〜!


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