@ kill time

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新野 剛志/八月のマルクス

2010年04月02日 | 小説

新野 剛志 著 八月のマルクスを読みました。



レイプ・スキャンダルで引退したお笑い芸人・笠原雄二

今は孤独に生きる彼を、元相方の立川誠が5年ぶりに訪ねてくる。

だが直後、立川は失踪、かつてスキャンダルを書き立てた記者が殺された。

いわれなき殺人容疑を晴らすため、笠原は自分の過去に立ち向かう・・・


江戸川乱歩賞受賞作。

メディアを描いたミステリイには 同じく乱歩賞受賞作の『破線のマリス』があります。

あちらが報道の内幕なら こちらはバラエティ
ーの内幕

芸能界の人間的なしがらみ、意外な人間関係のもつれ、複雑な権利関係など、芸能界の話ということもあり、さもあらんと想像しながら読みました。

話のテンポが良く、途中に詰まらずに読んでいけます。

著者がホームレスをしながら本作品を書き上げたというエピソードがあるそうです。

コメント
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