ポストカードを作りました。
2009年4月29日、私は「のぞみ35号」で広島の原爆資料館に向かっていた。
2009年の「HIROSHIMA APPEALS」ポスター用の写真撮影のためだ。事前の打ち合わせでメインヴィジュアルは時計ということになっていた。アートディレクターの浅葉さんから送られてきた資料の中から、私が撮影したいものを選んでよいと言っていただいたので、撮影する時計は既にもう決まっていた。当初は東京のスタジオで4×5でしっかり撮ろう、という話だった。だが、やはり、資料館にあるものなので、それはとても無理だと分かった。デジタルでよいということになったが、私はもうスイッチが入ってしまっていた。送れるものは先に資料館に送った。それでもアシスタントと荷物いっぱい抱え込んで新幹線に乗った。
昨日、日本政府はやっとレベル7を認めた。思えば政府を始め、東京電力、御用学者、大手マスコミなど利権がらみの情報が氾濫した1ヶ月だった。もともとは自民党歴代内閣が推進してきためちゃくちゃな原発政策のお陰だが、もちろん彼らは誰一人、謝らないのが現状だ。
2年前、原爆資料館で、被爆の悲惨さを目の当たりに、2度とこのようなことがないようにとの思いを込めて時計を撮影した。2年後にこのような事態になるとは。被爆国でありながら、なんで! そんなに利権が欲しいのか! そんなにお金が欲しいのか!
被爆国日本は今、加害者になった。こんなに地震の多い国で、新たな事故が起きない保証はどこにもない。身勝手な愚かさが、これから生きていく人類や地球上のあらゆる生物の命を脅かし、生きる楽しさや希望を奪い去るのだ。
HIROSHIMA APPEALS 2009 デザイン:浅葉克己 撮影:鈴木 薫
2009年の「HIROSHIMA APPEALS」ポスター用の写真撮影のためだ。事前の打ち合わせでメインヴィジュアルは時計ということになっていた。アートディレクターの浅葉さんから送られてきた資料の中から、私が撮影したいものを選んでよいと言っていただいたので、撮影する時計は既にもう決まっていた。当初は東京のスタジオで4×5でしっかり撮ろう、という話だった。だが、やはり、資料館にあるものなので、それはとても無理だと分かった。デジタルでよいということになったが、私はもうスイッチが入ってしまっていた。送れるものは先に資料館に送った。それでもアシスタントと荷物いっぱい抱え込んで新幹線に乗った。
昨日、日本政府はやっとレベル7を認めた。思えば政府を始め、東京電力、御用学者、大手マスコミなど利権がらみの情報が氾濫した1ヶ月だった。もともとは自民党歴代内閣が推進してきためちゃくちゃな原発政策のお陰だが、もちろん彼らは誰一人、謝らないのが現状だ。
2年前、原爆資料館で、被爆の悲惨さを目の当たりに、2度とこのようなことがないようにとの思いを込めて時計を撮影した。2年後にこのような事態になるとは。被爆国でありながら、なんで! そんなに利権が欲しいのか! そんなにお金が欲しいのか!
被爆国日本は今、加害者になった。こんなに地震の多い国で、新たな事故が起きない保証はどこにもない。身勝手な愚かさが、これから生きていく人類や地球上のあらゆる生物の命を脅かし、生きる楽しさや希望を奪い去るのだ。
HIROSHIMA APPEALS 2009 デザイン:浅葉克己 撮影:鈴木 薫
東日本大震災で犠牲になられた方々とご家族の皆さまに、深くお悔やみ申し上げます。
また被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
また被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
11月16日~12月26日。六本木ミッドタウン 21_21 DESIGN SIGHTにて。
社会におけるデザインの役割について考える21_21 DESIGN SIGHTでは、三宅一生を展覧会ディレクターとして、「REALITY LAB ― 再生・再創造」展を開催中。デザインの仕事を「発想を現実化し、使い手のもとに届けるまでの積極的な試み、すなわち『REALITY LAB(リアリティ・ラボ)』」ととらえる三宅一生の視点から、生命力溢れる「創造の可能性」を探る企画展です。
今回、その企画展に参加させていただきました。遠い宇宙から地球にやってきた隕石に目を向け「われわれはどこから来て、どこに行くのか」に考えを巡らせたポスターシリーズを展示しています。浅葉克己(アートディレクター)+松井孝典(惑星物理学者)+ 鈴木薫(フォトグラファー)
話題の小惑星探査機「はやぶさ」の1/2模型も11月28日(日)まで展示されています。
社会におけるデザインの役割について考える21_21 DESIGN SIGHTでは、三宅一生を展覧会ディレクターとして、「REALITY LAB ― 再生・再創造」展を開催中。デザインの仕事を「発想を現実化し、使い手のもとに届けるまでの積極的な試み、すなわち『REALITY LAB(リアリティ・ラボ)』」ととらえる三宅一生の視点から、生命力溢れる「創造の可能性」を探る企画展です。
今回、その企画展に参加させていただきました。遠い宇宙から地球にやってきた隕石に目を向け「われわれはどこから来て、どこに行くのか」に考えを巡らせたポスターシリーズを展示しています。浅葉克己(アートディレクター)+松井孝典(惑星物理学者)+ 鈴木薫(フォトグラファー)
話題の小惑星探査機「はやぶさ」の1/2模型も11月28日(日)まで展示されています。