2008.12.23 大阪朝刊 27頁 (全268字)
無風力発電システムの開発をうたった架空の未公開株による詐欺事件で、地検は22日、高知市上町、会社役員石崎貞利容疑者(60)を詐欺罪で起訴した。共謀したとして逮捕された札幌市中央区の会社役員(48)については、処分保留で釈放した。
起訴状によると、石崎容疑者は2005年9~12月、会社を設立した事実はなく、未公開株も存在しないのに、「無風力発電システムを開発している。上場すれば1株1000万円以上になる」などと架空の投資話を持ちかけ、近畿地方の3人から計630万円をだまし取った、としている。
石崎容疑者は容疑について否認しているという。
読売新聞社