ほんの小さな幸せ~

編み物のことや花、時々ペットや書道のことも。日々の感動などつらつら綴っていこうと思います

鳥肌がたった、舞妓はレディ

2014-09-19 09:56:41 | 映画
  シオン




舞妓はレディ を観た
ある程度予備知識を入れていたつもりだったが・・・

私には全く意味のわからない鹿児島弁と津軽弁を話し、
げじげじ眉の垢ぬけない女の子が
スーツケースを引いて橋を渡って行く
ある一軒のお茶屋さんを覗いて

舞妓さんになりたいです

一見さんお断りの花街(かがい) 身元も知らない子を相手にする筈もない
お客様のお見送りをする間、陰で待たされる
紹介もない、身元も分からないからと、断られる春子


板の間の端に正座した春子が歌い出した
低い音から始まる歌、「舞妓になりたい」という内容の歌を堂々と

正座をしたまま、あの声量で完璧に歌っていた
正座で正確に歌うにはかなりの技術が必要なのではないか?
鳥肌がたってしまった。
これは凄いかもしれない。こちらも気を引き締めて観なくちゃ と。


花街のはんなりした雰囲気、伝統的な景色が映し出されると思いきや
いきなり、刺青の芸妓(草刈民代)や加とちゃみたいなおじさん(渡辺えり) 
胸元を開けた派手な服を着た高嶋政宏が出てきたのには驚いた

年に一度(だったかな)所謂仮装みたいに着飾って、お客と楽しむ日があるらしい

そんな場面から「舞子はレディ」は入っていった
こんなわけで、上がったり下がったりの始まりでした

ところで、春子は
はんなりとした京都弁が話せるようになり無事舞妓にさせる
という、言語学者(長谷川博巳)の協力で、京言葉をマスターし
唄や踊りも徐々に身につけ、お見せだしにこぎつけるのです
(この時は流石にウルウル)


舞妓姿の上白石萌音、とっても可愛かった
歌が凄い
ダンスも日舞もそして着物を着たバレーもスピード感あって良かった



これはミュージカルだ と思う



周防監督が20年あたためていた舞子はレディ
舞妓志願の春子がしきたりや唄 踊りを稽古して一人前になっていく様子がかかれている
脚本 作詞も手がけた周防監督に益々惹かれた



             良い時間が過ごせた。。。