非正規雇用の若者らでつくる労働組合「首都圏青年ユニオン」などは2月23日、東京都内で記者会見し、企業が払う賃金の下限である最低賃金を、直ちに時給千円に引き上げるよう求めた。
現在の全国平均は798円だ。
今後、各地でキャンペーンを展開して、最低賃金の引き上げを訴える。
安倍首相は、最低賃金を将来的に1000円にすると表明。
正社員と非正規社貝の賃金格差を縮める「同一労働同一賃金」の実現も目指している。
キャンペーン事務局の河添さんは「安倍政権が本気で言うなら、最低賃金を大幅に引き上げてほしい」と訴えた。
2月27日には全国各地で、キャンペーンに参加する労組などが街頭演説を予定。
夏の参院選に向けては、各政党に公約で最低賃金の引き上げを明記するよう呼びかける。