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駅の手荷物検査 実験 テロ対策強化

2019年01月07日 | 社会

2020年東京五輪・パラリンピックの開催や2018年6月の東海道新幹線殺傷事件を踏まえ、政府が鉄道のテロ対策を強化しようと、駅で乗客を対象にした手荷物検査の実証実験を検討していることが1月5日、関係者への取材で分かった。

東京都千代田区の東京メトロ霞ケ関駅が候補に挙がっており、2月にも実施する方向で調整している。

実験で問題点を洗い出し、導入の可否を見極めた上で、実現可能であれば具体的な検査方法や時期、導入する路線を探る。

鉄道での手荷物検査は海外の一部に導入例はあるが、成田空港内の駅で検問が行われていたケースを除き、日本国内ではない。

鉄道会社には、乗客の出入りに時間がかかり利便性が損なわれることや、新たな設備のスペース確保が難しいことなどを理由に反対意見が強い。

関係者によると、国土交通雀は既に警備会社や検査機器メーカーに実験方法の提案を呼び掛け、JRや大手私鉄など鉄道各社に協力を要請した。

国交省は、乗客3人が死傷した新幹線殺傷事件を受けた再発防止策の検討で、手荷物検査の実施も視野に入れたが、鉄道会社の反対が強く断念。今年4月から梱包されていない刃物類の車内への持ち込みを禁止することにとどまった。

乗客の荷物検査は鉄道各社に求めず、安全策の実効性に疑問が残っていた。

実験場所の選定は、企業側からの提案を受け、鉄道会社と協議する形を取るが、霞ケ関駅は周辺に中央省庁が集中し、利用客に公務員が多いため、協力を得やすいとみられることから有力候補に挙がっている。

今後、具体的な時期や駅構内での乗客の誘導方法など詳細を詰める。

霞ケ関駅は丸ノ内、日比谷、千代田の3路線が乗り入れる。

東京メトロによると、2017年度の1日平均の乗降人員は約15万人。

1995年3月の地下鉄サリン事件では、同駅を通る3路線の5車両が標的になった。

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