中国共産党の重要会議、第18期中央委員会第6回総会(6中総会)は10月27日、習総書記(国家主席)を初めて公式に「核心」と位置付けるコミュニケを採択して閉幕した。
中国国営通信、新華社が伝えた。
ほかの最高指導部メンバー6人との間に明確な格差を付け、習氏の「1強体制」が確立した。
話し合いで主要政策を決めてきた「集団指導体制」が事実上転換される可能性がある。
総会は最高指導部人事が焦点となる第19回党大会を来年後半に開催すると決定。
習氏が今回「核心」と位置付けられたことで、習氏の権力基盤の強固さを示した。
党内の一部にあった権力集中への反対論を抑え込んだ形だ。
共産党は毛沢東、故郵小平氏、江沢民元総書記を「核心」と呼び、集団指導体制を重視した胡綿濤前総書記は核心との呼び方をしなった。
総会は「厳格な党の統治」を議題に討議。
習指導部発足後の反腐敗運動を通じ「党中央は民心を得た」と評価した。
党内活動の規律を定めた「新しい情勢下の党内政治生活に関する若干の準則」と「党内監督条例」も策定。
習氏が政敵排除に使ってきた反腐敗運動の制度化が完成した。
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