適応能力

適応能力。

ぼくはこれが意外と高いんじゃないか。
最近、そんな風に思うことがあったり。

この元気な太陽さんの下。
食欲も焼け焦げているんですが、
体重はぜーんぜん減りません。
日本で１人暮らしをしてた頃より、
食べてないのに太っている。

それだけセネガル食が、
油っぽくてカロリーの塊ってこと。
そしてしっかり吸収しているってこと。

セネガルに来た当初。
なにを食べても痛くなったお腹。
今でも月１回くらい痛くなるけど。
それは日本でも同じだから。

もうすっかり慣れたのかな。

なにより睡眠時間。
ばっちり１日６時間。
昼寝はしない。

日本と同じペース。
これで元気に生活している。
ちゃんと体力を維持して、
１日しっかり使っている。

環境が変わっても。
日本の生活と変わらず。
やっていけること。

それは体がすっかりなれたのね。

温度計が４０度をさしたって。
寝れない夜なんて１度もない。
暑さなんて毎日続けばただ暑いだけ。

こんな風になれること。

いつの間にか周りのことが当たり前に。
それが哀しいと感じたら。

それは適応能力がまだまだ低いってこと。

周りにが当たり前になって。
見えて来る新しいトコ。
そいつが楽しみだと感じたら。

それは適応能力がちょっと高いってこと。

その時々の環境で楽しむ。
それって適応してないとできないじゃん。

色んなことが当たり前になる。
体は正直でそれに染まっていくけど。
心の中は染まりはしないのね。

いつだって楽しませて欲しいわけ。

こりゃ残り１年大変だな～♪

覗き見して

もうすぐ１年である。
セネガルに来て。

正直なところ。
かなり長かったなーっと。

なんでかしらねー。
こうもまったく言葉の通じない経験。
それが大きかったのかもね。

そんな感じでポケっと。
この１年のことを振り返ってみた。

セネガルという国。
嫌いではないよね。

嫌いではないけど。
２年で十分だなって感じる。

１年後いざ日本に帰るとなると。
きっと寂しくなるんだとうけど。

その寂しさはのんびりした生活への想いさね。

仮に派遣されていたのが。
アジアでも。南米でも。
寂しくなるのは一緒さね。

満点の星空。

それは好きな物だけども。
ほんとのところさ。
高知の田舎の方が、
セネガルの田舎より。

綺麗なのを知ってんだな。

セネガルは砂がすごいからさ。
晴れていても砂が邪魔したり。

セネガルは素晴らしい国だけど。
日本だって素晴らしいわけ。

満点の星空。
豊かな自然。
もてなしの精神。

セネガルの美徳と感じる物。

それは日本にもある。
少なくとも過去にはあった。
そんな気がするなー。

高知県の田舎にいきゃー。
みんな家の鍵はしないし。
歩けば声を掛けてくれる。
そんな気がする。

セネガルで見つける綺麗な物。

ほんとは日本にもあったのさ。
ご先祖さんからいただいた。
ありがたーい遺伝子は。
ほんとは知っているわけ。

気がつかなきゃいけない。
大事なことに。

セネガルで綺麗だと感じたこと。
それが１年経って日本で見えなくなると。
ダメだと思うんだな～。

人の中に見る美徳。
それは人の中に。

自然の中に見る美徳。
それは自然の中に。

それをきちっと見つけること。
それがギリギリ昭和世代の役目。

日本の人口が減り。
不景気がずーっと続いて、
不景気が不景気じゃなくなる頃。

美徳を纏ったじいちゃんたち。
古き良き日本世代がいなくなる前に。

覗き込んでいかねーとなー。
人を自然を。

今日は１年前と今を繋いだ。
これからは今と１年後を繋ぐ。

セネガルでの２年間が特別にならないよう。
思い入れが溢れ出さないようにね。

楽しく生きるってそういうことかな。

カゼひきさん

どうやらカゼをひいたみたい。
やたらと咳がでる。
そして鼻水もでる。

今日も元気に４０℃。
それでも鼻水がでるってことは。
カゼをひいたみたい。

こんな時は体を暖かくしてねよう。
そう思ったけど十分暖かいのである。

温もりが欲しいのは体のなか。
そんな根拠のない結論に至り。

普段はぜんぜん呑まないお酒を呑むことに。

ビールは嫌いで呑まないけど。
ラム酒がちょっと好きでね。

そいつに庭のライムを搾って。
砂糖を少し加えて氷を入れれば。

あらら簡単。
ダイキュリーの出来上がり。
ラム酒の定番カクテルさね。

こいつを飲み干しおやすみなさい。
眠らなきゃ今日は。

おかっぱダンサー

そうだ髪の毛を切ろう。

なんでこんなに暑いのか。
それを考えてみたら。
どうもこの伸びきった髪の毛。

こいつが首やら耳を覆っているのが、
どうやら原因ではないかと。

セネガルでは髪の毛がよく伸びる。らしい。

ぜんぜん気にしてなかったけどね。
髪の毛なんて結んだらいっしょだし。

しかし１年近く放っていると。
日本にいたってけっこう伸びる。

いつの間にか肩を越えて。
鎖骨のところまできてた。

昔。胸のところまで放っておいたら。
ギリシャ人のおじさんに欲情されて。
えらい思いをしたので。

この辺りで切っておこう。

暑さに理由を上乗せして。
サンパツしてみた。

まではよかったけど。

いざやってみると。
これがなかなか難しい。

なんど坊主にしようかと。
迷ったことでしょう。

終ってみれば。
蛍の墓の女の子。

まあいいんだけどね。
実際のところ。
髪型が気になるなら。
こんなとこで暮らしません。

父ちゃんは働きすぎて、
はげちまったから。

ぼくは遊びすぎて、
はげちまうのでしょう。

そしたら坊主にして。
また遊びましょう～。

このおかっぱ頭。

こいつでしばらくいくかな。
なかなか楽しいもんさね。

世界がグルグルしてさ。
色んなことがどうでもよくなる。

人はみんな。
１人１人がすべてに勝る存在。

好きにしたらいいんだろうね～。

ただいまー

ふら～っと。
戻ってきましたと。

ちょっとしたお出かけ。
軽い気持ちだったけど。
朝から清掃活動のお手伝い。

なので。なので。
基本的に働いていた漂流でした。

それでも。それでも。
サンルイという昔の首都。
大きな。大きな。観光地。

そしてその横にある。
人で溢れている漁村地域。

観光地と漁村。
２面性が作り出すのは。
深く。怪しい。ギャップさね。

自分の任地にはない局面。
悩ましく。難しい。

そこで活動したこと。
正確なところ。

普段からそこで活動している。
隊員さんのお手伝いをしたこと。
これは特別な体験でした。

凛とした背中を見ましたなー。

眩しくはないけど優しい光。
それを纏っていてさ。

少しずつ足跡を残して。
進んでいるような感じさね。

その足跡は万人に見えるわけではないけど。
その足跡は確かにあるわけ。

それが朧ながら見えた。
そんな気がしてね。

大事なことなんだなと。

結果を求めることより。
自分の足跡を残すこと。

頼りなくても。
自分に見えればいいわけ。

いつかそれを誰かが見つけてくれたら。
それって素晴らしいことね。

月の裏に足跡をつけて。

笑いながら行くのさ。
好きなようにやればいい。

自由なのさ。

誰のためでもない。
自分のために。

周りの声に迷うなら。
聴かなければいいだけの話。

漂流の後。
流れ着いたこの場所。

おもしろいとこに来たね。