☕コーヒーブレイク

時が過ぎていく。
ときには、その日の風まかせ。
ほっとひと息しませんか。

最期は穏やかに逝った愛犬:新聞記事

2022-11-07 06:55:20 | 日記
最期は穏やかに 朝日新聞 男のひといき転載

 『愛犬のカブが逝った。19歳3カ月の生涯だった。
ミニチュアダックスフントのメス。
小さな体だったが、存在感が大きい、大事な家族の一員だった。
 19年前、それまで一緒だった愛犬を亡くした寂しさに耐え切れ
ず、迎えた。素直で穏やかな子に育った。しかし、3年くらい前
から時々、けいれんの発作を起こすようになった。獣医師の診断
では脳腫瘍も疑われるとのこと。家族で相談して、薬での治療を
選択した。
 カブが感心だったのは「歩けなくなったら困る」と、自覚して
いるかのように、食後に必ずリビングを動き回るのである。その
効果か、最後まで自力で歩いて用を足していた。亡くなる前夜、
寂しそうな鼻声で呼ぶので、私のベットに寝かせて体をさすって
やると、安心したように静かに眠った。そして、翌朝6時、穏やか
に息を引き取った。
 時々起きる発作も、自然体で淡々と受け入れ、最後は老いる私
たちに心配をかけることなく静かに逝った。これまでは、カブを
残しては逝けないと、励んできた。これからは妻と互いを慈しみ、
カブのように穏やかな最期を迎えられるよう心掛けたい。カブよ、
長い間ありがとう。』
   さいたま市 男性(86歳)


犬は飼い主の感情がわかると言います。私は犬を飼ったことは
ありませんが、母親の実家で飼っていましたので、敏感に人間の
気持ちを理解する生きものだということが分かります。
健気に頑張ったカブは、優しい飼い主さんに看取られ幸せな一生
だったでしょう。


コーヒーブレイク

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