<週刊現代記事より抜粋>
二本の足で歩くこと。そんな当たり前のことがある日突然できなく
なると、老いは想像を超えたスピードで進む。早い段階でその兆しを
見つけて、車椅子生活を避けるためには、どうすればいいのか。
歩くことは認知機能と直結しています。動くと目からいろいろな
情報が入ってきますし、それを処理することで脳を使うのですが、
ベッドに寝たままだとそのような刺激がなくなる。
歩けるうちにとにかく歩く。
自分が歩けなくなる状態にどこまで近づいているか、チェックする
方法もある。
日本整形外科学会が'07年に提唱した「ロコモティブ・シンドローム」
がある。これは骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、歩行や
立ったり座ったりするなどの日常的な動作に障害がある状態を指す。
ロコモティブは歩けなくなる人の予備軍。歩けることは歩けるけれど
フラフラしてしまう。こういう人たちが歩けなくなる前にトレーニングを
して、しっかり歩けるようにしよう。歩けなくならないための対策として
は、歩けるうちに、正しい歩き方で歩き続けることがいちばんだ。
「まずはこまめに歩くことです。タクシーの短距離が400円ちょっとからと
安くなったために、短い距離でもタクシーを利用する高齢者が増えてい
ますが、歩く体力がある限りは100mでもいいので自分の足で歩く。
歩くことで血流がよくなって脳が活性化する。手を振りながら歩けば、
胸や背中の筋肉も使うことになり、全身運動ができる。駅の階段も無料
のフィットネスだと思えばいい」
普段意識することはないだろうが、自分が自分の足で歩ける幸せをかみ
しめて積極的に運動すれば、寝たきり生活はおのずから遠ざかっていくに
違いない。
二本の足で歩くこと。そんな当たり前のことがある日突然できなく
なると、老いは想像を超えたスピードで進む。早い段階でその兆しを
見つけて、車椅子生活を避けるためには、どうすればいいのか。
歩くことは認知機能と直結しています。動くと目からいろいろな
情報が入ってきますし、それを処理することで脳を使うのですが、
ベッドに寝たままだとそのような刺激がなくなる。
歩けるうちにとにかく歩く。
自分が歩けなくなる状態にどこまで近づいているか、チェックする
方法もある。
日本整形外科学会が'07年に提唱した「ロコモティブ・シンドローム」
がある。これは骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、歩行や
立ったり座ったりするなどの日常的な動作に障害がある状態を指す。
ロコモティブは歩けなくなる人の予備軍。歩けることは歩けるけれど
フラフラしてしまう。こういう人たちが歩けなくなる前にトレーニングを
して、しっかり歩けるようにしよう。歩けなくならないための対策として
は、歩けるうちに、正しい歩き方で歩き続けることがいちばんだ。
「まずはこまめに歩くことです。タクシーの短距離が400円ちょっとからと
安くなったために、短い距離でもタクシーを利用する高齢者が増えてい
ますが、歩く体力がある限りは100mでもいいので自分の足で歩く。
歩くことで血流がよくなって脳が活性化する。手を振りながら歩けば、
胸や背中の筋肉も使うことになり、全身運動ができる。駅の階段も無料
のフィットネスだと思えばいい」
普段意識することはないだろうが、自分が自分の足で歩ける幸せをかみ
しめて積極的に運動すれば、寝たきり生活はおのずから遠ざかっていくに
違いない。