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第18回 本社杯Jrバレー 南部Aが2年ぶり(10回目)優勝  印南A準優勝、名田A3位 〈2019年11月19日〉     

2019年11月19日 08時30分00秒 | 記事

優勝の南部女子A

準優勝の印南はまゆうA


 第18回紀州新聞社杯ジュニアバレーボール大会兼第42回日高郡市ジュニアバレーボール連盟秋季大会は17日、川辺西小、丹生中、由良中の体育館で開いた。Aリーグ決勝は最終セットがジュースとなる熱戦を制した南部女子Aが2年ぶり10回目の優勝、印南はまゆうAが準優勝、名田ソレイユが3位。Bリーグは美浜VBC・Bが優勝、川辺ひかりBが準優勝だった。

 Aリーグ16チームを4チームごとの4ブロックで変則リーグ戦、Bリーグ7チームを4チームと3チームの2ブロックに分け、各チーム2試合ずつのリーグ戦を実施。Aリーグは予選を突破した印南はまゆうA、美浜VBC・A、美浜ひまわり、美浜ひまわり男子、内原、南部女子A、名田ソレイユ、日高が決勝トーナメントに進出。南部女子Aは初戦の内原を2(21-18、11-21、17-15)1、名田ソレイユを2(21-6、26-24)0で下し、一方の印南はまゆうAは美浜VBC・Aを2(21-15、21-14)0、美浜ひまわり男子を2(21-9、21-13)0で勝ち上がった。
 決勝第1セットは3人のアタッカーをそろえた印南はまゆうAが左右中央に振り分けた攻撃、南部女子Aはエース・長瀬を中心にして攻め、中盤までシーソーゲーム。終盤徐々に差を広げた印南はまゆうAが21-15で先取した。
 第2セットは中田の連続サービスエースなどで南部女子Aが序盤に一気に引き離す展開。印南はまゆうAも坂下、稲谷、笹井のスパイクで追いすがり一時は2点差まで迫るが、最終、築山のサーブなどで4連続ポイントをあげた南部女子Aが21-15で取り返した。
 互いに手の内を知り合った相手だけに第3セットも一進一退の攻防。南部女子Aはエース・長瀬のスパイクに加え、中田や庄司のサーブなども決め、印南はまゆうは3人のアタッカーに散らした攻撃で応戦。ジュースまでもつれ込む大熱戦で16-15の印南はまゆうAリードから、南部女子Aが3連続ポイントをあげて18-16で決着した。
 南部女子Aの石上貴一監督は「決勝は相手が良いチームだけに、しびれる戦いで楽しかった。勝とうと思えば硬くなる、練習してきたことを出せ、と言い聞かせ、選手が良く応えて頑張ってくれた」。
 長瀬日鞠主将は「引っ張る思いで懸命にプレーしたが、ミスがあった時に周りのみんながしっかりフォローしてくれた。自分たちのバレーで戦おうと声をかけ合い、一致団結できたのが良かった」。
 印南はまゆうAの山崎進監督は「3人のアタッカーを上手くセッターが使い分け、自分たちの攻撃はできていた。どうしても勝ちたいという思いがあったが、相手は強いチームだけに届かなかった。良い試合はでき、次へつながる大会だった」と話した。
 Aリーグ3位決定戦は、名田ソレイユが美浜ひまわり男子に2(21-13、21-14)0で勝利。Bリーグ決勝は美浜VBC・Bが川辺ひかりBを2(21-16、21-18)0で破り優勝した。
 閉会式で山崎進大会長(日高郡市ジュニアバレー連盟会長)がAリーグ優勝の南部女子Aに優勝カップと盾、金メダル、準優勝の印南はまゆうAにカップと盾、銀メダル、3位の名田ソレイユに盾、銅メダルを贈呈。Bリーグ優勝の美浜VBC・Bにカップ、川辺ひかりBに盾を贈った。
 個人賞は優秀賞に中田夕貴さん(南部女子A)、中家朱梨さん(印南はまゆうA)、敢闘賞に小森寧々さん(名田ソレイユ)、滝口晴空君(美浜ひまわり男子)、宇戸蘭さん(美浜VBC・A)、出口真代さん(美浜ひまわり)、石方開城君(内原)、中瑚々美さん(日高)を選んだ。
 Aリーグ決勝トーナメントの結果と上位チームメンバーは次の通り。
【決勝トーナメント】1回戦=印南はまゆうA2-0美浜VBC・A、美浜ひまわり男子2-1美浜ひまわり、南部女子A2-1内原、名田ソレイユ2-0日高▽準決勝=印南はまゆうA2-0美浜ひまわり男子、南部女子A2-0名田ソレイユ▽決勝=南部女子A2-1印南はまゆうA▽3位決定戦=名田ソレイユ2-0美浜ひまわり男子。
【南部女子A】監督=石上貴一▽コーチ=石井尚之▽マネージャー=竝木正明▽選手=長瀬日鞠(主将)、築山奈那世、中田夕貴、庄司妃華、塩路里葉、火縄友基。
【印南はまゆうA】監督=山崎進▽コーチ=田伏みずほ▽マネージャー=畑中茂季▽選手=畑中里桜(主将)、笹井美桜、木下万稟、坂下心奈、玉置美桜、保川千紗都、稲谷穂華、中家朱梨。
【名田ソレイユ】監督=宇和肇▽コーチ=青木務▽マネージャー=西田雅彦▽選手=森田唯生(主将)、小森寧々、浦島美海、橋本莉奈、辻秋奈、表悠日、田口知優、野崎音色、芝田世那、杉浦綾音、上山夏陽。
【美浜VBC・B】監督=谷口正恵▽コーチ=玉置葵▽選手=田中美羽(主将)、山田二胡、森祐月、森泉月、中本ことね、了馬美玲。
【川辺ひかりB】監督=前田みき子▽コーチ=玉置和央▽マネージャー=玉置味央▽選手=玉置陽色(主将)、前田康介、亀井蓮士、前田和真、玉置詠進、川合あんな、小林凜香、酒田樹姫、成田桃夏。


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御坊市 今後10年間現行の水道料金維持 経営戦略案 施設等更新23億円 〈2019年11月17日〉  

2019年11月17日 08時30分00秒 | 記事

安全でおいしい水の安定供給へ(写真は藤井浄水施設)


 御坊市水道事務所が「安全でおいしい水の安定供給」を基本方針とした令和2年度から11年度まで10年間の「水道事業経営戦略」素案をまとめた。人口減少等に伴う料金収入が減少している中でも現行の水道料金を維持するため、課題の老朽管路更新に当たっては国も認めている市独自の基準を設け、投資の平準化を図りながら計画的に更新することで10年間の施設・設備投資総額を23億円に縮減する。不測の事態がない限り、現行料金を維持し、健全な経営を続けられると見込んでいる。
 
 厚労省の方針で平成21年度に10年間の水道事業ビジョンを初策定。昨年度で計画期間が終わったが、新たに総務省が中期的な収支計画を盛り込んだ経営戦略策定を求めているため、同ビジョンと経営戦略を包括した新たな「水道事業経営戦略」を策定する。このほど素案がまとまり、20日から12月10日までパブリックコメントを募集し、必要に応じて見直しを行い、今年度中に策定を終える。
 市民の関心が高い水道料金は消費税増税に伴う改定を除けば昭和55年から39年間値上げしていない。使用水量10立方メートル当たりの家庭用平均料金は1185円で全国平均1556円、類似団体平均1621円、県平均1297円と比べても低い水準にある。料金収入は10年前は4億8000万円前後だったが、昨年度は4億4000万円まで落ち、今後も減少傾向をたどると予想している。
 これまで人件費抑制など効率化や合理化など財政健全化を進めながら水道料金を値上げすることなく浄水場の耐震化を終え、配水池も一部を除いて完了。懸案だった石綿管の敷設替えも終わっている。独立採算制を堅持し、今のところ経営は比較的安定しているが、大きな課題の老朽管路更新をはじめ亀山配水池改修、富安同更新など施設整備があるため楽観できない。
 老朽管路更新は、法定耐用年数40年を超える昭和52年以前に敷設した管の更新はほぼ終えているが、同和対策事業などで公共事業が多かった昭和55年~60年ごろに敷設した管、農業集落排水事業で平成6~12年ごろ集中的に敷設した管の更新を控える。法定耐用年数で更新すれば10年間で67億円の事業費が必要で今の料金収入、財政規模では困難。このため、国が認め、他の自治体も行っている管の実使用年数(40~80年)を基準に更新し、投資の平準化を図ることで約18億円まで縮減できる。
 この結果、10年間の投資総額は22億6110万6000円を予定。内訳は管路に18億4489万6000円、亀山・富安両配水池整備に2億7000万円、藤井浄水場電気・機械設備更新に8000万円、量水器更新に6000万円など。管路は年平均更新延長を約2・3キロに設定し、拠点病院、避難所など重要給水施設を優先して更新する。
 今回の計画で今後10年間は健全経営、現行料金を維持できると見込んでいるが、令和12年度から10年間では実使用年数を迎える管の更新が発生するため、17年度にも単年度赤字が発生し、料金値上げの検討が必要になる見込み。水道事務所は「将来を見据え、早い段階からさらに総合的な対策が必要」とし、施設規模・配置の適正化、投資費用の縮減や平準化、広域化や民間委託の検討など経営の効率化を進める方針。 


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3月22日 白崎~湯浅つなぐ醤油ロード 由良など3町広域マラソンに参加を 〈2019年11月16日〉

2019年11月16日 08時30分00秒 | 記事

醤油ロードを駆け抜けろ!(写真はハーフスタートの白崎海洋公園前)


  由良、広川、湯浅3町の海岸線をつなぐ「紀の国醤油ロードマラソン(実行委員会主催)」が来年3月22日に初開催される。鎌倉時代に法燈国師が由良町の興国寺に金山寺みその醸造法を伝え、湯浅町で醤油が醸造されるなどつながりが深いこともあり、3町がタッグを組み大会を通じてそれぞれの魅力を発信。種目はハーフマラソン(21・0975キロ)、4キロマラソンで、来年1月20日までエントリーを受け付けており、多くの参加を呼びかけている。

 味噌造りの過程で溜まる汁が現在の醤油の起源とされ、金山寺みそ発祥の地の由良から広川、醤油醸造発祥の地の湯浅へとつながる醤油ロードをアピールしようと、4月に実行委員会を発足。3町で取り組む広域的なマラソン大会は全国的に珍しく、ハーフマラソンではコース途中に給食エイドを設置し、3町の特色ある食事でもてなす。
 メイン会場は湯浅城公園なぎの里球場。ハーフマラソンは白い石灰岩と青い海が織りなす美しい景観で知られる白崎海洋公園をスタートし、衣奈~広川町唐尾と海岸線を北上し、同町役場~湯浅町の醤油発祥の伝建地区・大仙堀を通過し湯浅城公園をゴールとする21・0975キロのコース。海岸沿いの景色を楽しむことができ、途中、給水所(6カ所)と給食エイドを設ける。4キロマラソンは広川町役場がスタート地点。
 定員はハーフマラソン1000人、4キロマラソン500人、制限時間はハーフが3時間、4キロは1時間。参加料(税込み)は、ハーフが一般枠(18歳以上)4000円、地元枠(同)3000円、中高生枠2000円、4キロは一般枠2000円、地元枠1500円、中高生1000円。
 当日はハーフが午前10時、4キロは正午にスタート。各種目総合3位まで、年代別5位まで表彰するほか、参加賞としてTシャツを贈る。希望者は大会ホームページ(https://shoyu-road.jp)、RUNNET(https://runnet.jp/)にアクセスし申し込みを。エントリーの際はRUNNETへの会員登録(無料)が必要、エントリー手数料がかかる。問い合わせはエントリーセンター(電話06・6305・6302)へ。受け付けは平日午前10時~午後5時、第3金曜日除く。
 


 

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17日 印南町 かえるのフェス、多彩な催し 体験コーナーやステージイベント 〈2019年11月15日〉

2019年11月15日 08時30分00秒 | 記事

ポスターなどでPR


 第11回「印南かえるのフェスティバル」(主催・印南町活性化イベント実行委員会)は17日午前9時30分から印南漁港内ケ浜埋立地周辺で開く。物産販売、豆むき大会、かつお節削り大会、芋掘りや漁船クルージング体験など恒例イベントのほか、よさこいダンスやお笑いライブなどのステージショーもあり、今年も多彩な催しで来場者を楽しませる。
 物産販売や飲食バザー、体験コーナーなど42団体が参加。地元農産物をはじめ、かきまぜご飯、わさび葉寿し、トマトカレー、鯖寿司などを販売。町農業士会がジビエ料理普及活動の一環としてシシ肉・シカ肉の竜田揚げを無料で振る舞うほか、印南町と連携協定を結んでいる龍谷大学の農学部が農産物を販売、野外活動部が子ども達を対象に工作教室を開く。
 ウスイエンドウのさやをむく早さを競う恒例の豆むき大会は今年も定員70人で、漁船クルージング体験は午後から2回実施し、定員は各45人(高校生以上600円、中学生300円、小学生以下200円)。イモ掘り体験(先着100人、1回1キロ200円)もできる。かつお節発祥の地であることから「かつお節削り体験」もある。
 ステージイベントでは、和歌山県住みます芸人「わんだーらんど」のお笑いライブ、まさみ∞ライブペイント、いわさきふきこさんによる絵本の読み聞かせのほか、和歌山市のよさこいチーム「乱痴気」のダンスショー、司会進行を務める町出身アーティストのShinoさんの曲に合わせての子どもダンスショーもあり盛り上げる。
 ちびっ子に人気のエアー遊具「ふわふわパンダドーム」も設けられ、最後(午後3時ごろの予定)に餅まきを行う。


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日高川町 総合戦略策定に有識者が提言 若者に地域の魅力や愛着を 〈2019年11月14日〉

2019年11月14日 08時30分00秒 | 記事

 第2期総合戦略の策定に向けて有識者ら17人が参加


 日高川町は12日、「まち・ひと・しごと創生法」に基づいて策定した第1期地方版総合戦略の見直しと検証を行うとともに、令和6年度までの第2期戦略策定に向け、町内外の17人で組織する第1回有識者会議を役場会議室で開いた。18~39歳に実施したアンケート結果を報告するなどして検討を開始。委員からは「若い人が地域に魅力を感じることが大切。愛着を持つことで地元に帰ってきてくれる」などの意見が出され、同会議での助言を参考に今年度中の策定を目指す。
 総合戦略は、町の未来を創造するために住民と町が協力して進めていく戦略的取り組みを定める計画。平成27年度から今年度までの第1期地方版総合戦略を検証するとともに第2期策定に向け、役場幹部で構成する創生推進本部から本部長の久留米啓史町長、小早川幸信・町副町長が出席。有識者会議では、町内各種産業団体の代表者や和歌山、和歌山信愛両大学関係者、金融機関、その他町内の団体代表者ら17人を町長が委員に委嘱し、町側が会議の趣旨や町の人口推移などの現況を説明した。
 人口ビジョンの見直しと第2期戦略策定の基礎資料となるアンケートは、18歳~39歳以下の男女1790人を対象に実施。就労先や居住地などの基本項目から、既婚者などを対象者に子どもの数、子どもを持つ上で不安な点、独身者には結婚願望などを年齢別に整理。町への愛着や居住する中での利便性や不便な点、就職に対する意向、町の取り組みに対する回答などをグラフに表し、若い世代を増やすための対策や取り組みについて回答した。結婚や子育て、人口問題に対して充実させてほしい施策などの意見をまとめている。委員からは「若い人が地域の魅力を感じれば、若い人も住んでくれる」「子どもたちに地元への愛着を持ってもらうことが大事。愛着や良い思い出があれば、地元に帰ってきてくれると思う」などの意見が出た。  
 来年1月と3月にも同会議を開き、アンケート結果や有識者会議の意見を参考にしながら、議会全員協議会に素案を提示し、今年度内の策定を目指す。
 委員は次の皆さん。
 本谷昌平(JA紀州)槇浩一(町商工会)竹中吉和(町観光協会)中家哲(紀中森林組合)玉置絹子(町農業振興協議会)川口博之(日高振興局)尾久土正己(和歌山大学)江口怜(和歌山信愛大学)玉置維磨(郵便局)原太志(きのくに信用金庫)中島幸生(御坊公共職業安定所)熊谷重美(町議会)川口朋久(町青少年育成町民会議)藏光綾子(町ノーカ女子会)上田華奈(託児所さくらんぼ)玉置玉緒(美山ふるさと会)近藤雄一(元町地域おこし協力隊)。


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印南町長選 2月9日投票の日程決まる 日裏勝己氏(現職)他に動きなく無投票か? 〈2019年11月13日〉  

2019年11月13日 08時30分00秒 | 記事

 印南町選挙管理委員会(楠本勝彦委員長)は11日、町役場で臨時会を開き、任期満了(令和2年2月23日)に伴う町長選挙の日程を協議し、2月4日告示、9日投票(即日開票)で執行することを決めた。現時点で出馬を表明しているのは現職の日裏勝己氏(68)=皆瀬川、2期目=だけ。告示まで3カ月を切り、平成9年以来の無投票の公算が大きくなっている。
 日裏氏は9月議会で「「『希望の持てる町にしたい』『印南町をもっと元気にしていきたい』このような思いで全身全霊で取り組んできたが、今、その思いはさらに強いものとなっている」と次期町長選へ正式に出馬を表明。3期目に向けての公約作りを進めており、年明けにも公約を発表する考えだ。
 日裏氏は、町議を辞職して臨んだ平成24年1月29日執行の町長選で現職を破って初当選。「『住みたい、住み続けたい』を実感できるまちづくり」をスローガンに実感できる5つのまちづくりを公約の柱に掲げ、平成28年2月7日執行の町長選で新人を退け再選。今回3選をめざす。
 今のところ他の表だって擁立の動きも見られず無投票決着も考えられるものの、前々回、前回の選挙のしこりはまだ完全には消えておらず、また前々回、前回とも新人の出馬表明は12月に入ってからだったこともあり、日程が決まったことで今後、前回対抗馬を推したグループが擁立に向けた動きが出てくることも考えられ、選挙戦突入の可能性もある。
 町議補欠選も 町長選挙に合わせて町議(定数12)の補欠選挙も行う。玄素彰人氏が昨年12月20日に県議選出馬のため辞職し1人欠員となっている。
 公職選挙法で町議会の補欠選挙は欠員が定数の6分の1を超えた時に行うが、この条件を満たさない場合でも町長選挙が行われる場合、欠員があれば同時に補欠選挙を行うと規定されている。この規定での補欠選挙では立候補者がいない場合、再度の補欠選挙は行わない。


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ねんりんピック 健康麻雀(御坊市)Gゴルフ(日高川町)ウオークR(由良町) 全国代表900人が笑顔でいきいきプレー 〈2019年11月12日〉  

2019年11月12日 08時30分00秒 | 記事

プレーを楽しむ選手たち

熱戦を展開する参加者

輪投げに挑む和歌山県チーム


 ねんりんピック紀の国わかやま2019(第32回全国健康福祉祭和歌山大会)は10日、11日に御坊市の市立体育館で健康マージャン交流大会、日高川町の南山スポーツ公園陸上競技場でグラウンドゴルフ大会、10日に由良町内でウオークラリーの3競技が行われ、全国都道府県・政令指定都市代表の計900人が出場。選手たちは笑顔でいきいきと競技を楽しみながら交流を深めたほか、地元市町がおもてなし事業でまちの魅力をPRした。
 
 健康マージャン 管内10人を含む全国精鋭272人(68チーム)が出場。10日は開始式と団体戦を行い、大阪府が優勝。管内2人が入った和歌山県Eチームは1~3回戦まで2~4位と上位を守ったが、最終4回戦で崩れ、10位と惜しくも入賞(8位まで)を逃した。11日は個人戦を行った。
 開始式で柏木征夫市長が「交流を深め、御坊の魅力、良さも存分に楽しんで下さい」あいさつし、向井孝行市議会議長が歓迎の言葉を述べた。男女最高齢者賞、男女各3人の高齢者賞、「花のまち御坊」にちなんで8月7日生まれの参加選手2人を表彰し、地元の谷村高男さん(66)=御坊=とピント・シノザキ・キヨミさん(71)=湯川町小松原=が選手宣誓した。
 競技は大洋化学(株)の全自動麻雀卓が初採用され、選手たちは真剣な表情でプレーを楽しんだ。ゲストプロ4人とのお楽しみ対局も人気を集めた。おもてなし事業で天音太鼓演奏、戯瓢踊りを披露したほか、地元食材を使った振る舞い鍋や抹茶、健康づくり教室、観光PRでもてなした。

 Gゴルフ交流大会 10、11日の2日間にわたり日高川町南山スポーツ公園陸上競技場で行われた。402人が参加。64歳から90歳までの愛好者らがプレーを楽しみ親睦を深めた。
 参加者らは5、6人1グループになってラウンド。心地よい秋晴れの下、日頃の成果を発揮し好スコアをめざした。ホールインワンを狙って力強く第1打を放ち、ゴールポストが近づくと慎重にパッティング。和気あいあいと大好きなグラウンドゴルフを楽しみ、会話に花を咲かせ、笑顔がはじめた。会場ではおもてなし料理として地元日高川町生活研究グループがイノシシ汁、いも餅、モクズガニ汁、マドレーヌの山と川の恵みを振る舞い、全国から訪れた参加者らに大好評だった。
 試合に先立ち行われた開会式では、道成寺会式でおなじみのジャンジャカ踊りを披露し全国の参加者らを歓迎。久留米啓史日高川町長は「思い出深い大会となることを祈っています。町のさまざまな魅力にふれ、おいしいミカンを味わってほしい」と述べた。

 ウオークラリー 由良中学校をメイン会場に由良地区特設コースで実施し、県内3チームを含む41チーム(うちオープン1)204人が出場。
 開始式で大会長の畑中雅央町長が「今日一日ケガのないように、はじける笑顔で楽しんで下さい。記憶に残る、思い出に残る大会になることを願っています」とあいさつ、和歌山県チーム・ウオーク紀州の小谷茂雄さんが「日頃の練習の成果を存分に発揮し各チームとの交流を深め、正々堂々と競技を行い全力を尽くすことを誓います」と宣誓。
 競技は由良中を発着点にきのくに、くろしおの2コースに分かれ、午前10時から2チームずつスタート。選手たちはチェックポイントなどが記されたコマ図を手に歩き、途中出題の問題をチームメイトと力を合わせて解いたり、輪投げなどのゲーム、観察ゾーンで課題に取り組み、チーム競技を楽しんだ。おもてなしコーナーでは近大クエを使ったふるまい鍋、特産品販売コーナーなどで選手らをもてなした。


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和歌山ねんりんピック開幕 県選手団活気あふれる入場行進 岩崎弘さん(由良町)ら和歌山宣言 〈2019年11月10日〉

2019年11月10日 08時30分00秒 | 記事

はじける笑顔で入場する和歌山県選手団

岩崎弘さんら2人が和歌山宣言」


  60歳以上の人を中心としたスポーツと文化の祭典「ねんりんピック紀の国わかやま2019」(第32回全国健康福祉祭和歌山大会)は9日、開幕した。県営紀三井寺公園陸上競技場で行われた総合開会式では、全国から集まった選手団9300人が力強く入場行進。選手団を代表して和歌山県選手団の岩崎弘さん(73)=由良町吹井、剣道競技出場=ら2人があふれる情熱はじける笑顔和歌山宣言をした。和歌山でのねんりんピック開催は初めて。

 故寛仁(ともひと)親王の長女彬子(あきこ)さまも出席された総合開会式では、沖縄県選手団を先頭に47都道府県と20政令指定市の計67の選手団が入場行進し、最後に和歌山県選手団が登場。県マスコットキャラクターの「きいちゃん」のぬいぐるみを掲げて笑顔で手を振り、会場からの一際大きな声援に応えた。
 開会宣言、国旗・大会旗・県旗掲揚のあと、炬火(きょか)が入場。田辺市出身で1964年の東京五輪体操競技金メダリストの早田卓次さんらがつなぎ、最終走者の和歌山市出身でフェンシングで活躍する東莉央さん、晟良さん姉妹が炬火台に点火した。主催者を代表して仁坂吉伸知事が「全国から集まった皆さまには、あふれる情熱で活動した成果を発揮し、笑顔はじける思い出深い大会になることを祈念している」とエールを送り、橋本岳厚生労働副大臣、鈴木大地スポーツ庁長官が激励した。
 選手団代表で和歌山県選手団の岩崎さんと伊達美恵さん(71)=和歌山市、ウオークラリー競技出場=が「スポーツや文化活動に躍動し全国の仲間と喜びを分かち合い地域や世代を超えた絆を結びます。いつまでも夢を持ち情熱あふれ笑顔はじめる大会とします」と和歌山宣言。上富田町出身の歌手、坂本冬美さんが歌声を響かせ、開会式に花を添えた。
 ねんりんピックは12日まで。県内21市町村で27種目の交流大会が行われ、日高地方では10・11日に御坊市立体育館で健康マージャン、日高川町の南山陸上競技場でグラウンドゴルフ、10日に由良町でウオークラリーを開催する。
 期間中は交流大会のほか、健康や文化等のイベント「わかやまねんりんフェスタ~絆、深まる笑顔まつり」が和歌山ビッグホエール、県民文化会館、県立近代美術館などで実施。音楽文化祭や美術展、新宮市出身のデューク更家さんの講演会、健康と食のフェスタ、地域文化・郷土芸能のステージなど多彩な催しが行われる。


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どんぶリーマン 太刀魚蒲焼風丼を配信開始 動画共有サイトで3町そろう 〈2019年11月9日〉  

2019年11月09日 08時30分00秒 | 記事

外はカリッと中はふわっとした「太刀魚蒲焼風丼」

じっくりと味わう「どんぶリーマン」


  美浜町、日高町、由良町、日高振興局による観光連携チーム「PROJECT24」は8日から、各町名物丼のPR動画「どんぶリーマン」の第3弾・太刀魚(タチウオ)蒲焼風丼を世界最大の動画共有サイト「ユーチューブ」で配信を開始。多忙なサラリーマンが昼食で丼をかき込む姿を撮影したもので注目が集まる中、今回で3町の名物丼の動画が出そろい、関係者は「多くの視聴者が3つの丼制覇を目指して各店舗を巡ってほしい」と期待を寄せた。

 PR動画配信を定期的に導入し、各町に産物を生かした名物丼があることに注目。忙しい現代社会を生きるサラリーマンにとって、少ない時間のランチの味方となる丼をコンセプトに「どんぶリーマン」を企画。初回は7月10日から美浜町アメリカ村食堂「すてぶすとん」のしらすとサケを乗せた「すてぶす丼」、第2弾は8月30日から由良町の平佐館のアカモク、しらす、アボカド、花がつおをトッピングした「あかもく丼」を紹介した。
 今回は日高町方杭の温泉館「海の里」みちしおの湯に併設の食堂部「みちしお亭」で提供する「太刀魚蒲焼風丼」。日高町近海で獲れた新鮮な太刀魚を油でカラッと揚げ、その上に甘口の蒲焼き風タレをかけた丼。太刀魚は外はカリッとし中はふわっとした食感で、みちしお亭で通年楽しめる。動画は2分46秒、じっくりとかみしめて太刀魚を味わい、最後は、みそ汁で締める姿を映し出している。
 同チームは当面、「どんぶリーマン」の動画投稿を月1回程度で目指していき、以前に掲載の動画も残ることから、これで美浜、日高、由良が出そろったことに。ユーチューブは若者中心に広く視聴されている動画共有サイトだけにPR効果大。動画はURLから入れるが、すでに「どんぶリーマン」と入れれば検索でき、3品を見ることができる。
 同チームは、3町にまたがる観光道路とされる県道24号御坊由良線にちなんで命名し、平成30年12月から各町産業建設課の観光担当者と日高振興局の職員、地域おこし協力隊のメンバーの9人で構成。ユーチューブやフェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用で観光地、名所の写真等アップでプロモーション活動に取り組んでいる。


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日高川町令和元年度町文化賞に福島榮助氏(寒川)と川辺俳句会 〈2019年11月8日〉

2019年11月08日 08時30分00秒 | 記事

川辺俳句会の皆さん

福島榮助氏


  日高川町は、令和元年度の文化賞と文化奨励賞受賞者を発表。文化賞は、個人の部で旧美山村史の編さんに携わり、文化財保護審議会委員として尽力した福島榮助氏(90)=寒川=、団体の部は俳句を通じて地域文化の高揚や活性化に貢献した川辺俳句会が選ばれた。奨励賞の個人ではパラアートの国際交流展で入選した上戸一輝氏(19)=和佐=が受賞する。

 福島氏は、寒川の「三尾屋」4代目として家業を営む傍ら、旧美山村、日高川町の文化財保護審議会委員を27年間務め、文化財の保護に努めてきた。旧美山村史の刊行には編さん委員として携わった。郷土の文化や歴史に精通し、平成28年の町文化講演会では講師を務め、地元寒川出身の作詞家・西川好次郎について語るなど、文化財保護と地域文化の伝承に努めた。
 川辺俳句会は、昭和47年に小路日照氏が中心となり結成し、翌年に川辺文化協会の設立とともに入会。毎年、句集「梔子(くちなし)」を発刊するとともに、文化展等で作品発表やNHKの俳句番組企画に協力出演し、俳句を通じて文化の普及と活性化に努めている。山野小学校との吟行では、児童とともに地域を歩き、自然の中で俳句づくりの楽しさを伝えている。
 奨励賞個人の上戸氏は、今年2月、東京都で開かれた世界30カ国の障がい者アートが集う「2019パラアートTOKYO国際交流展」絵画の部に初出展で入選。奈良県障害者大芸術祭のイベント「ビッグ幡in東大寺」で作品デザインが採用され、第5回アールブリュト和歌山展への出展など精力的に創作活動を行っている。


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