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スポーツ吹矢 感染対策徹底し活動再開 仲間と喜び実感、笑顔が戻る 〈2020年6月4日〉

2020年06月04日 08時30分00秒 | 記事

 新型コロナウイルスによる県のすべての緊急事態措置が解除となった1日、スポーツ吹矢の紀の国ごぼう宮子姫支部は、休止していた活動を再開した。メンバーらは、仲間と一緒に吹矢ができる喜びを実感。健康増進法として知られる吹矢だが、矢を息で吹き放つため感染リスクが伴うとされたことにやりきれない気持ちもあるが、この日、会場には以前の活気とメンバーの笑顔が戻った。

 4月8日以来、54日ぶりの活動再開。塩屋公民館を訪れたメンバー15人は深く息を吸い込み、的を目がけて勢いよく矢を吹いた。メンバーは「この日を待ちに待っていた。とっても気持ちいい」と笑った。
 スポーツ吹矢は、腹式呼吸をベースにした独特の呼吸法を使って矢を吹き放つ。血行促進、細胞活性化など健康に好影響を与えるとされ、中高年を中心に愛好家が多い。楽しみながらできる健康増進法のはずが、矢を放った際に筒の先から少なからず飛沫が飛ぶため新型コロナウイルスの感染リスクが伴うとされ、上部組織の日本スポーツウェルネス吹矢協会が全国の団体に活動休止を要請。宮子姫支部も休止した。
 宮子姫支部は5年前に発足。現在、約50人のメンバーが塩屋公民館、藤田会館、湯川文化会館の3会場に分かれて活動。休止の間、各メンバーは自宅で励み、申告制による大会を開催する日々が続いたが、この日、塩屋公民館で練習を再開した。
 再始動に当たり感染対策を徹底した。メンバーに検温と競技時以外はマスク着用を義務付け。会場は「3密」を避けるため、レーンの間隔を1・3メートルから2メートルに広げ、窓を開けて換気。メンバーはアルコール消毒液を頻繁に使い、競技のごとに筒の外側をウエスで拭き、中側もヒモを使ってウエスを通す。レーンは8つから6つに減り一度に競技できる人の数は少なくなり、換気によってわずか1グラム程度の矢は風の影響を受ける。今年いっぱいは、最大目標の全国大会を含めいずれの大会も開催のめどは立っていない。さまざまな制約がありこれまでと勝手が違うが、メンバーは集中力を高め気持ちよさそうに矢を吹き、会場には和やかな雰囲気が戻った。中岡保臣支部長は「心身の健康に最適のはずの吹矢が、感染リスクが伴うとされたことに本当に辛い。全国で吹矢が関連する感染は一例もない。感染対策をしっかりやって、健康のためにみんなで和気あいあいとやっていきたい」と話した。


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