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美山で稀少な白いマムシ、全国でも10年に一度程度の発見 〈2016年8月31日〉

2016年08月31日 08時30分00秒 | 記事

美山で捕獲された白いマムシ


 日高川町串本地内、椿山ダム湖近くの道路沿いで、国内でもほとんど見られない、白いマムシ(アルビノマムシ)が捕獲された。その体色から自然界では目立ちやすく、鳥などの外敵に襲われることから成体で捕獲されるのは国内でも10年に一度程度の稀少さだという。このマムシは海南市の県立自然博物館に持ち込まれ、同館では、エサを食べる訓練をしながら関係機関などと協議して展示の可能性を前向きに検討している。

 白いマムシを捕獲したのは、同町役場職員の寒川賢さん(51)。寒川さんは、先週初めごろ、椿山ダム湖沿いを走る国道424号対岸の町道を車で通行中、ガードレールの近くに白く丸い不思議な物体を発見。車を後退させて確認してみると、体長約50センチほどの白いマムシ(ハビ)がとぐろを巻いているのが分かった。「こんなハビは見たことがない」と、その日は写真だけ撮って現場を離れたという。
 27日に再び現場を訪れてみると、数日前に見かけた場所から少し離れた所に居るのを発見し、車に積んでいたハサミで捕獲。「多くの人に見てもらえないか」と考え、その日のうちに海南市の県立自然博物館に持ち込んだ。同館のハ虫類担当の研究員によると、白いマムシは、色素の遺伝子が欠落して薄く赤みがかった体色になる突然変異で、自然界では白い色が目立ち、鳥などの外敵に襲われるため、成体で捕獲されるケースは極めて珍しいという。同研究員は「自然界にはもう少し多くの個体が生息しているのかもしれないが、この大きさの成体まで成長した個体が捕獲されるのは全国でも本当に珍しい」と話す。
 危険生物のため、過去に国内で捕獲された個体も同様の公共施設などで飼育展示されることが多い。美山で捕獲された白いマムシは、自然博物館で人の手からエサを食べる訓練を行いながら、危険生物に対応した飼育環境の整備が可能かどうかなど関係機関と協議を進めており、展示を前向きに検討している。
 昔から白蛇は、金運の神様とも言われる弁財天の遣いと言われ、財運が高まる象徴とされており、寒川さんが捕獲したのを知った知人らが写真を撮りに訪れたという。寒川さんは「捕獲するのはかわいそうだと思いましたが、自然界では襲われることも多いと聞いたので、博物館で長生きして多くの人にも見て貰えればうれしい。白いヘビは金運がアップすると言われましたが、さっそく幸運なことに授かりました」と話していた。


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