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日高町議選、新人・湯川克巳氏出馬も無投票か 〈2019年1月10日〉

2019年01月10日 08時30分00秒 | 記事

定数ちょうどの11陣営が出席

 2月12日の任期満了に伴う日高町議選(定数11、29日告示、3日投開票)の立候補予定者説明会は8日、町中央公民館で開き、11陣営が出席した。現職は一松輝夫氏(69)=阿尾、当選9回=が引退を表明した以外、全員の10陣営で、新人は、この日に出馬表明した湯川克巳氏(61)=志賀=だけ。定数ちょうどの無投票ムードで、選挙戦になるかは微妙なところだ。

 説明会で小宮正昭・町選挙管理委員長が「町議選挙は町民にとって最も身近な選挙。地方行政の一層の発展へ、明るく公正に執行されることを望むもので、公明正大な選挙が行われますようお願いします」とあいさつした。
 その後、御坊警察署員が公職選挙法などの選挙運動関係や選挙運動用自動車について、日本郵便御坊支店社員が選挙運動用通常はがきについて説明。町選管事務局が選挙日程など管理執行について話し、候補者のしおりや候補者心得など関係書類を配布した。
 町選管は21日、22日の午前8時30分から午後5時まで、役場総務政策課で届出書類の事前審査を行う。
 これまで新人擁立への具体的な動きや噂もほとんどないと言っていいほどで、全くの無風状態。この日、初めて名乗りをあげた湯川氏は、以前から観光振興への思いがあり出馬を悩んでいたが、2025年に大阪万博開催が決定したことから思いを強め、年末に決心したという。
 湯川氏は日高中、日高高、神奈川大学工学部電気工学科を卒業後、IT系関連会社に勤めて定年退職。地元の柏で地域の居場所作りへ実家の農業用倉庫を改築してカフェ店を開業した。
 大阪万博に向け、ゲストハウス等の観光インフラ整備を進めて受け皿を作り、テレワークやサテライトオフィスを推進して働く場を広げることで移住促進につなげたい考え。
 子育て世代が暮らしやすい町、暮らしたい町、シニア世代が元気で楽しく過ごせる町をモットーに湯川氏は「例えばドローンで海岸線を上空から撮影してPRするのも良いだろうし、何より町の魅力発信が重要。今、始めないといけない大事な時期で議員になって働きかけたい」と話した。
 立候補が予想される現職と立候補を表明している新人は次のみなさん。現職は当選回数、五十音順。
【現職】西岡佳奈子(56)萩原、5回▽清水正巳(72)比井、4回▽井垣弥(50)志賀、2回▽榮茂美(62)高家、2回▽芝充彦(47)高家、2回▽稲垣崇(55)志賀、1回▽楠山博之(53)荊木、1回▽清水和人(59)荊木、1回▽玉井博和(62)池田、1回▽辻村昌宏(63)萩原、1回。
【新人】湯川克巳(61)志賀。


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