15日、午後5時の南海トラフ地震臨時情報呼びかけ終了を受け、御坊市は災害対策本部を同時刻で解散した。
三浦源吾市長は「幸い大規模地震は発生しなかったが、依然として南海トラフ地震が発生する可能性は十分あり、いつ起こってもおかしくない状況に変わりはない。『何も起こらなくて良かった』ではなく『これが南海トラフ地震の始まりかもしれない』という心づもりで日ごろからの備えを再確認し、地震発生後すぐに避難できる態勢を取っておいて下さい」と話した。
市防災対策課は引き続き(1)避難場所・避難経路の確認(2)家具の固定(3)家族との安否確認手段の取り決め(4)家庭による備蓄の確認(5)非常用持ち出し袋の準備と確認――を呼びかけ、各家庭の備蓄は「最低3日分、できれば1週間分をお願いしたい」と求めている。
災害対策本部は8日午後5時に設置し、地震、津波に備えるよう防災無線やホームページ、SNSで呼びかけた。市役所に設置した避難所は本部解散に合わせて閉鎖、自主避難した人はいなかった。
県も災害対策解散
県も同時刻に対策本部を解散し、岸本周平知事は「呼びかけに対して冷静な対応やご協力を頂き、防災意識を高めていただいたことに感謝申し上げます。今回高めていただいた防災意識を保ちつつ、引き続き地震の発生にご注意いただくとともに、命を守るための行動に取り組んでいただきたい」とコメントした。
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