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大病院受信料や年金保険料上げ 雇用保険料は軽減へ

2016年03月22日 | 社会保障

4月から社会保障の負担が見直される。

医療では紹介状なしでの大病院受診や保険料、入院時の食費などが軒並みアップし、国民年金保険料も上がる。

家計にとっては重荷となりそうだ。

医師の紹介状がないと窓口で追加負担を求められるのは、500床以上などの大病院で、全国約240ヵ所に上る。

診察の費用以外に初診で5千円以上、再診で2500円以上が必要となる。

大病院に患者が集中し、待ち時間が長いなどの問題が指摘されているため、軽症の人はまず診療所などで受診するよう促す。

高度な医療を担う大病院と、身近なかかりつけ医との役割分担を進めるのが狙い。

入院時の食費負担も1食260円から360円に増える。

対象者は約70万人と見込まれる。

住民税が非課税の人や難病、小児慢性特定疾患の人の負担額は据え置く。

高所得者は健康保険料がアップする。

会社員が加入する健康保険組合などの保険料は、算定の基礎となる「標準報酬月額」の上限を引き上げる。

市町村が運営する国民健康保険でも、医療分の保険料の年間上限額が69万円から73万円に引き上げられ、高所得者の保険料負担を増やせるようになる。

適用される年収基準は市町村が決める。

国民年金の保険料は670円上がり。月1万6260円になる。

一方で支給額は据え置かれ、負担だけが増える形だ。

このほか雇用保険料率を1.0%から0.8%に引き下げることが盛り込まれた法案は3月中に成立する見通し。

保険料は労使折半で、年収400万円の会社員の場合は、保険料負担が年1万6千円(4千円減)となる。

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失われた記憶を回復 物忘れの仕組み解明へ光

2016年03月18日 | 医療・医療保険

認知症の一種であるアルツハイマー病の初期に失われた記憶を、脳の神経細胞を働かせて取り戻すことにマウスで成功したと、理化学研究所の利根川・脳科学総合研究センター長らのチームが3月16日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

アルツハイマー病の初期症状の「物忘れ」が生じる仕組みの解明につながる成果。

利根川氏は「患者は記憶を正しく形成できないのではなく、思い出せないだけかもしれない」と話している。

チームは、人の若年性アルツハイマー病の家系で見つかつた遺伝子の変異をマウスに組み込み、物忘れの症状があるマウスをつくった。

箱に入れ、電気刺激を与えて恐怖を体験させ、そのとき働いた脳の神経細胞に目印を付けた。

マウスは1日後には恐怖を忘れていた。

さらに1日後、別の箱に入れ、脳に光を当てて目印の神経細胞を働かせたところ、電気刺激はないのにすくんで動かなくなった。

チーームは、恐怖の記憶は失われずに保存されており、神経細胞の働きでよみがえったと判断した。

一度忘れた後でも、繰り返働かせ続けると、2日たっても箱に入れると体をすくませた。

神経細胞の働きによって、神経回路のつながりが強まり、記憶を思い出しやすくなったとみられる。

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4女性の卵子凍結承認 千葉・浦安市の公費助成

2016年03月15日 | 出産・育児

千葉県浦安市が少子化対策として順天堂大浦安病院と共同で進める卵子の凍結保存研究で、3月10日に開かれた同病院の倫理委員会が女性4人の卵子凍結を承認したことが3月12日、関係者への取材で分かった。

健康な女性が将来の妊娠に備える卵子凍結の是非は、妊娠率や健康へのリスクなどの点で学会でも見解が分かれる。

「出産の先送りを助長する」との批判もある中、全国初の公費助成による卵子凍結が動きだした。

凍結保存はがん治療の副作用などによる不妊を避ける理由で始まったが、晩産化が進む中、加齢で妊娠しにくくなる「卵子の老化」が知られるようになり、健康な女性も希望するケースが出てきた。

一部医療機関で既に実施、大阪府の40代女性が凍結卵子で出産していたことが2月に判明した。

市は2015年7月から共同研究を開始。

2015年度から3年間で計9千万円の補助金を交付する。

対象は市内に住む採卵時20~34歳の女性で、妊娠を目指すため凍結卵子を使う場合は、45歳までが原則。

今回承認された4人は病院主催のセミナーで高齢出産のリスクについて説明を聞いた上で、倫理委の審査を受けた。

同意書などの確認を経て採卵・凍結へと進む。

これまでに開かれた7回のセミナーには約40人が参加しており、今後も共同研究の枠組みの下で卵子凍結が続く見通し。

市によると、採卵や凍結にかかる費用は1人当たり50万~60万円程度。

補助を受ければ自己負担額は注射や投薬など10万円程度になる。

卵子凍結をめぐっては、日本産科婦人科学会の委員会が昨年2月までに、妊娠率が高くないなどとして、「推奨しない」との見解をまとめた。

一方で、日本生殖医学会の指針では容認されており、賛否が分かれている。

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がん細胞だけ狙い撃ち 放射線治療の新医療機器完成

2016年03月12日 | 医療・医療保険

がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)を行う新開発の医療機器が国立がん研究センター中央病院内に完成し、報道陣に公開された。

実用化に向け、来年度末から悪性黒色腫(メラノーマ)などの臨床試験(治験)を始める方針。

BNCTは、がんに集まるホウ素の薬剤を患者に点滴した後、中性子線を照射。

腫瘍の中のホウ素との間で核反応が起きた際に出る放射線で、がんをたたく。

従来の放射線や重粒子線よりもピンポイントでがん細胞に照射でき、副作用も少ないとされる。

治療は原則1回、30分~1時間照射する。

従来は研究用の原子炉を使っていたが、中性子線を発生させる病院設置型の機器が開発され、医療として普及させる見通しが立った。

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iPSで目の主要細胞 動物で機能 作製世界初

2016年03月11日 | 医療・医療保険

人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、角膜の一部や水晶体、網膜など目の主要な部位の細胞をまとめて作ることに大阪大の西田教授(眼科学)のチームが世界で初めて成功し、3月9日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

目のレンズに当たる角膜部分をウサギに移植し、機能させることにも成功。

iPS細胞による機能的な角膜細胞作製は初めてとしており、けがや病気で傷ついた角膜再生の臨床研究実施を2016年度末にも学内倫理委員会へ申請する。

他の部位も含め立体的な組織ができたわけではないが、複雑な構造を持つ目の再生医療に将来つながる可能性がある。

チームは、細胞同士の接着を促すタンパク質「ラミニン511」を加えてiPS細胞を培養。

約1ヵ月で目の主要な部位の細胞を含んだ同心円状の4層の組織(直径2~3ミリ)に変化した。

最も内側には神経のもとになる細胞が集まり、その外側の2層目には網膜のもとになる眼杯などが存在。

3層目には角膜の一部となる角膜上皮前駆細胞や結膜の細胞ができ、4層目には皮膚の細胞ができた。

水晶体は2~3層の境目にあった。

角膜上皮前駆細胞を取り出して重ね、シート状の組織にして、角膜のないウサ

ギ7匹に移植すると2週間後も角膜が濁らず目が保護されていた。

角膜は、薬の副作用で起こるスティーブンス・ジョンソン症候群などの病気、外傷や化学物質により傷つき、失明する場合がある。

保存された他人の角膜を移植する治療では拒絶反応の懸念もあるが、iPS細胞から作った角膜ならその心配はほぼない。

人のiPS細胞から作製した網膜細胞は理化学研究所の高橋氏らのチームが2014年、世界で初めて患考に移植した。

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介護施設の入所拒否是正 保証人要件とせず

2016年03月07日 | 介護・介護保険

身寄りのない高齢者が保証入がいないことを理由に、介護施設への入所を断られるケースが絶えないことから、厚生労働省は、国が定めた運営基準を順守し、正当な理由がないのにサービス提供を拒否しないよう、自治体を通じて施設側への指導を強化する。

3月7日、都道府県や政令市の担当者を集めた会議で伝える。

身元保証を肩代わりする事業をしていた公益財団法人「日本ライフ協会」で、巨額の預託金流用が発覚したことを受けた措置。

事業が拡大した背景に保証人を施設入所の要件とする慣行があり、厚労省は、介護が必要な高齢者の住まい確保の妨げとならないよう介護保険担当者に注意を促す。

厚労省高齢者支援課によると、特別養護老人ホーム(特養)などの介護施設の運営基準は「正当な理由なく、介護福祉施設サービスの提供を拒んではならない」と規定。

「保証人がいないこと」だけを理由に入所申し込みを拒むことはできず、この原則は都道府県の条例などにも盛り込むこととされている。

しかし、介護保険制度が始まった2000年以降、介護施設への入所が行政の「措置」から利用者と施設の契約に切り替わり、保証人を求めることが一般的になるとともに、保証人のいない高齢者の入所を拒む施設も増えたとみられる。

有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅を含めると、2013年には保証人を求めるとする施設のうち30%超が入所を認めていないとの民間調査もある。

高齢者支援課は「保証人を求めること自体は問題ないが、いないことを理由に入所を断るのは条例違反の可能性がある」として、悪質な場合は自治体に申し出るよう呼び掛けている。

ライフ協会は、約4億8千万円の預託金流用が発覚し、内閣府が公益財団法人の認定取り消しを公益認定等委員会から勧告された。

身元保証業務を行う事業者は、日常生活支援や死後の手続きなども受託して多額の預託金を受け取ることが多く、第三者による十分なチェックの必要性が指摘されている。

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