録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

このブログは

このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

手前PC変更計画

2019-02-28 14:48:25 | Weblog
だいたい半年に一回くらい店を臨時休業にして休暇を取ってます。ただ、いくらそれほどはやっていないとはいえ、まとめて休みを取ればお客さんに迷惑をかけることになるので正直後ろめたさを感じます。人によっては定休日に休むことすら「その日しか都合のいい日がなかったのに!」って怒りますから。そういわれればこちらもひたすら「申し訳ありません」とあやまるしかないですし。まして臨時休業で定休日以外も休むというのはそれだけ迷惑をかけるということですし、なんとなく安心して休めませんでした。

ただ、最近労働法の改定がありまして、一時「高プロ」とかあっちばかり話題&問題になっていたアレですが他にも改定点がありまして、おおざっぱにいうと「2019年4月より、年間10日以上の有給休暇の権利のある労働者には時季を指定して年間5日以上有給休暇を取らせなければならない」という義務が加わりました。なんだかんだで権利として持っている有給休暇を全然消化しない(あるいはさせてもらえない)労働者が多いので、半分は使わせることを企業側に罰則付きで義務付けさせたものです。これはあらゆる企業に適用されるとのことなので、当店も一応企業(会社です)なのでその義務を果たさなくてはなりません。よって、わたしが半年に一回くらい定休日以外に休むのも「仕方ないなぁ、罰則付きの義務だしぃ」と自分と一部のお客さんを納得させることができます。 もっとも、わたしが休むイコール店が全面的に休むなので、企業の一斉休業状態に等しく、有給扱いにならない(そうでないと年末年始のような取引先が休んでいるので仕事にならない時期の一斉休業時期を義務有給扱いにすることで事実上有給休暇なしにできてしまう)かも知れないのですが。何よりわたしの立場は労働者ではなく経営者なので対象外なんですけどね。まぁそれでも言い訳くらいにはなるかなと。





休暇と言っても長く休めるわけではないので、結局安近短、せいぜい昔通り東京にちょっと遊びに行くのがせいぜいです。夏とかならいろいろイベントもやっているのでしょうが今はその手のから外れた時期。まぁ秋葉原あたりで買い物か、映画一本見るくらいでしょうか。いつもと違う場所、仕事絡みの電話のかかってこない場所に身を置くというだけでだいぶ違いますし。で、何を買うかといいますと。

最近動画再生用のPCを次々リニューアルしたせいでちとわたしのパソコン熱が再燃しています。そこでこれを機会に一セットくらい中身を大幅に入れ替えてしまおうかと考えているのです。よくよく見るといい加減古いですからねぇ、ウチのシステム。まずノートパソコンはそれほどの性能を必要としないので置いておきます。確か「ノートパソコンの買い替えサイクルは5年」と聞いたことがあります。今仕事等で使っているノートはそろそろ5年近くたつものですが、性能面でそれほど不自由しているわけではないのでまだ買い替えの必要は感じていません。OSもWindows10が動いているから問題ありませんし。買い替えの必要を感じているのはデスクトップPCの方であります。仮にも新CPUのテスト結果などを公開している身としては、今のシステムはさすがに旧世代すぎます。

今使っているデスクトップPCは動画再生用を除いて4台。さすがに4台同時に使うことはもうありませんが、テストや録画エンコードの補助が必要な時もあり、これくらいは持っていないと落ち着きません。このうち、特に変更の必要性を感じていないのはRyzen1700のPCだけです。これも出てしばらく経ちましたがまだ十分現役な性能を持っています。グラボのRADEON250XEがさすがに古いですが、この路線の後継(省電力省サイズ動画再生は全入り)が出ないのでGPU非内蔵型ではいまだ最高のものだと思ってますし。次のRyzen、おそらく3000番台のものが出たときの比較用としてもRyzen1700は当分外せません。こいつはこのままでいいでしょう。問題は残りの三台です。



その中でウチで唯一のIntelCPU搭載PC、Core i7 6700を使ったものは、もっぱら動画エンコード、それも映画など長時間かかるものをメインに使っています。基本的に一晩放っておいて終了と同時に電源が落ちるような使い方です。能力的にはまだ現役、少なくとも基本アーキテクチャは最新のIntelCPUと同等なので十分使えるPCではありますが、もう比較用としては意味のない性能に成り下がっているのもまた事実です。次のRyzenをこのi7 6700と比較してもしょうがないでしょう。ただ、最近のIntelCPUは停滞していて、今買いたいと思う魅力に欠けます。現状の最新型Coreは第9世代扱いですが中身はCoffeeLakeReflesh、第8世代と比べてコアが増えたものが追加されたとか、製造の見直しでクロックが上がった程度のものでしかありません。値段も性能も高め寄りで第8世代がほとんどそのままラインナップとして残る必要があったくらんです。第8世代も第9世代が単純な進歩しかないせいもあって発売が始まってからすでに一年以上経過している割に価格が高止まりでお買い得度で今一つ物足りません。ただ、次世代Ryzenの比較用としてどうしても必要なので第8か第9世代のi7と、当然マザー・メモリを購入して交換したいな、と思ってます。



APUのRyzen5 2400Gを搭載したPC。APUの性能は十分期待通りで問題ないのですが、やはりマザーがちと安物過ぎました気がします。電源を入れるたびに起動画面は問題なく出るのですが、Windowsが起動するとしばしばノイズを出して画面が消えてしまう(ディスプレイは信号ありになっている)ので何度もディスプレイの電源を入れなおす必要があり、普段使いとしてはかなり不便です。ひょっとしたらマザーではなくAPUの方にノイズの原因があるのかも知れませんが、まずはマザーを疑いたいところです。ただ、このマザーを入れているケースがMicroATXギリギリのサイズでフルサイズのMicroATXマザーを使うと水平方向についているSATAコネクタが使えなくなってしまうので選択肢を狭くしていました。いい加減それも疲れて来たので、フルサイズのMicroATXマザーが入って下部分に余裕がある、それでいて横置きのデスクトップケースに買い替えたいと思っているのです。ケース、それもディスプレイの下に置いておきたい横置きケースは見た目のフィーリングも大事なので通販で数字だけ見て買うわけにいきませんから、これは秋葉原などで見て回りたいです。



最後にA10-7850KのPC。さすがに性能面で見劣りするので、最近は録画の補助用としてしか使ってません。ただ、先ほどから書いている購入予定の次世代Ryzenhおそらく年末年始くらいの登場になるでしょうが、先にあげたPCだと比較用として同時に使用する必要があります。APU機は普段使い用ですからRyzenAPUはとっておきます。となると、次世代Ryzenを入れたときに代わりに外すのはこのKaveriPCにするのがベストです。なので次世代Ryzenが出るまで録画用として使っていようかと思ってます。ケースもかなりベコベコになってきたので、その時はHDD以外全部交換予定。なので部品をバラで買うのではなく、BTOで一台まとめて注文してしまうつもりです。



ここ最近PCに関してサボっていせいでどうしてもまとめて強化する必要が出て来たので、今回はちょうどいいのでケース探しを中心にうろつくつもりです。願わくば横置きケースの見本がたくさんそろっていますように。ただ、持って帰るのは大変なので買うのはi7の方かな。あと前から買う買う言ってるディスプレイもいい加減どうにかしよう。
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黄金の国ジパング

2019-02-21 17:07:54 | Weblog
※商売の話です。


ここ数日、ようやく白金(プラチナ、以下白金)の市場価格が上がり始めました。もう何年にもわたって白金の価格は下がり続け、一時は金(ゴールド、以下金)の半分程度の取引価格が見えたほど。買いに来る金業者に「白金、上がり目のありそうな噂話とかないですか?」って聞いても「あったらわたしが聞きたいですよ。数年前に会社の先輩から「さすがに白金もこれ以上下がることはないだろう。だからこそ投資のチャンスだ。俺を信じて買え」って言われた白金をまだ大量に保有してるんですから(泣)」とか「うーん、しいて言うなら、日本で宇宙開発でも盛んになれば需要が増えて値上がりもあるかもしれませんね」とか、まぁオフレコにする必要の全くない話しか聞こえてきませんでした。それだけに関係者一同、ほっとしているところだと思います。ただ、今までの値下がり期間が長すぎてまだ多くの人が購入した価格にはほど遠く、今売っても大きな赤字にしかなりません、もちろん当店の在庫も同じ事情です(泣)。「それでもここ最近の中ではマシ!」と在庫を大量に売り飛ばす人がたくさん出ないとも限らず、まだ油断はできません。

一方で先日過去最高?とも言われた価格をたたき出したのが金。上がり過ぎたために一時的に資金確保のためか売りが出たようで、上がりどまりはしていますが、各国の経済的不安を反映してか、需要が衰える様子が全くありません。わたしの商売のような小規模な中古店では金製品から上がる利益はもっとも計算できてアテになる重要なものとなっています。かつて日本ではこの金を使った金製品が大量にありました。所謂バブル景気の時代に購入されたものです。そんな時代が歴史の遺物になったころ、その金製品が「売ればお金になる」として金買い取り専門店がこれまた大量に出現、個人から買い取られた金は多くが景気のいい海外に持ち出され、すっかり日本からは金が枯渇してしまいました。

しかし昨今、黄金の国ジパング再びか、日本に海外から持ち込まれる金が増えているのです。ただし、悪い意味で。
前にもちょっと書きましたが、日本は非常に特殊な国です。多くの国ではネックレスや指輪のような加工宝飾品はともかく、貯蓄・投資対象となる金、インゴッド(人によっては"金の延べ棒"と呼んだ方がしっくりくるでしょうか)に関しては通貨に準ずる存在として購入売却の際の間接税の対象となっていません。ところが、日本の消費税は金だろうと関係なく税が発生します。そのため、専門店なら支払いの際に消費税分が上乗せされます。もちろん本来国庫に納めるべきお金ですが、申告せずに利益にしてしまうケースは後を絶ちません。その税金分目当てに日本に海外で購入した金を黙って持ち込む、ようするに密輸して売りさばくということが行われるようになったのです。かつては「そんなやつもいる」くらいだったのですが、今や笑い話で済まされない量の密輸が行われるようになっています。一般に「密輸」と言えば連想する銃や麻薬と異なり、金という物質自体には違法性がありません。ごく少額なら見逃されるようなので、大規模な密輸だけでなく個人が旅行ついでに気楽に行う場合も多いのでは、と思われます。
税関に登録した金であるかどうか、見抜くのはほとんど不可能です。そうした「知らなかった」取引なら善意の第三者とみなされて保護されるはずなのですが、なにやら揉めたことがあったのでしょうか、一部の大手金取引企業がとうとう「海外のインゴッド100g以上のものは取り扱いません」をサイトなどで宣言する(かなり小さな字ですが)ようになってしまいました。続けば金を取り扱う企業としてダメージは大きいので多分一時的なものと思いますが、大手が自粛を言い出したという影響力は小さくなく、「そのうち海外刻印のインゴッドは一切の取引不可能になるかも」と我々小規模経営の店の間では不安の声が上がっています。ウチも少し在庫があるのですが、調べたところみな刻印が海外、スイスのものです。個人的にスイスと言えば金融関係の信頼大、と思っている(Gも使ってますし(笑))のですが、企業が買ってくれなくなると思うと、うーん・・・。先代から「これ売る時は店閉める時だから」と言われているので、いつでも売れる、という安心感だけ残しておきたいんですよねぇ。

で、そういう空気を読んでか中堅やそれ以下の小規模な金取引企業から「ウチでは大手とは違う独自のルートを持っていますので、海外のインゴッドでも大丈夫ですよ」というお誘いをいただいてしまいました。この業界、ほとんど個人経営に近い小規模金・宝石取引企業って割とあるんですよ。多くはそれまで大手に努めていて主に外回りでわたしみたいな小規模店に出入りしていた人物が、その人脈を利用して独立して起こす会社なんですけどね。ただ、そうした小規模なところは取引先を増やすのが難しくてなかなか新規ルートを開拓できないのですが、今回のケースはチャンスとみたのでしょう。小規模店なら大規模な密輸品が持ち込まれるケースはまずありえないため、後で揉めることはほとんどないと踏んで営業をしかけたのでしょうね。ウチもリスクを分散するため、取引先をあと1つくらい増やそうかと考えてはいます。ただ、個人企業だと来るのは始めのうちだけで、あとは「送ってください」とかこっちの手間が増えるようなこと言い出すところもありますし、何も言わずに会社をたたんでしまう場合もあります。長期視点にたつともう一つ信用できないんですよねぇ。それだと現在取引しているところに迷惑をかけるだけですし、詐欺の可能性も否定できません。なので、今のところある程度実績のある中堅以上のところだけに絞って考えようと思っています。そういうところでも営業は割と頻繁に来ますし。

一番いいのは密輸をなんとかしてもらえること。特に他国のように間接税の対象からインゴッドを外してくれればわざわざ危険を冒して密輸する意味がなくなり、少なくとも個人レベルのお手軽密輸は絶滅するのでこちらとしては安心して取引できて万々歳! なんですが、どうも財務省も政府も消費税に関しては税率を上げるかそうでないか、しか興味がないようで、金を外す予定はなさそうです。むしろ税率アップの対象になってますます密輸のうまみが増大し、増えることが予想されます。なんとかしてもらいたいものです。
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文化庁案件になった時点で終わりなんだって

2019-02-14 11:40:12 | Weblog
これに関しては動画録画には直接関係ない話だったので特に上げてこなかったのですが、さすがにちょっと騒ぎになっている感がありますので取り上げておきましょう。

違法ダウンロード対象拡大 海賊版対策、誘導サイト規制も

やはりこの手の話は"「違法チューナー」の日経"でしょ。残念ながら記事はもう途中までしか一般公開になっていませんが、かつて動画愛好家をターゲットにして潰そうとした「著作権法に基づくダウンロードの違法刑事罰化」を、従来までは対象外だった静止画や文章にまで一気に拡大し、ほぼネット経由での保存はおろか、アクセスすることすら刑事罰付の違法扱いにする、という著作権法改定案がまとまり、国会に提出される、という話です。まとめたのはもちろんわたしの中で悪名高き文化庁。かつて著作権絡みで企業や経営団体が自分らの権利のゴリ押しを合法化し、一般人がやっているささやかな行為を違法化しようと画策した時、総務省や文科省に却下されても最後にたどり着いて経営団体側の言いなりに意見をまとめて違法・合法化にこぎつけ続けたのがこの文化庁でした。今回の話も、いくら中身がメチャクチャでも文化庁が仕切ることになった時点で、「まぁ、もうダメだろうなぁ」と思っていたら案の定。今まで見てきた中で判断する限り、彼らにとっての国民の意見とは名もなき市民ではなく、大企業の経営者や経営団体の意見のことにすぎないと思われます。文化庁案件になった時点で全部終わり、そう思っておいていいですね。

一応現状の案の中身それだけでは骨抜きです。「知りながら」のダウンロード行為に限定・繰り返しなど行為が「悪質」な場合・著作権所有者の申告制と言った制限が設けられており、厳密に解釈すればほぼ刑事罰の対象となることはないでしょう。ですが、「知りながら」だの「悪質」だのは警察側の判断でどうにでもなります。あまりにもバカバカしいレベルでの通報を除外するためにも役に立つという点で無意味ではありませんが、実際には別件逮捕や"潰し"のために使われることになるでしょう。一番重要なのが著作権が原則申告制であること。著作権所有者がアップロードに関して申告することは可能ですが、ダウンロードに関してはそれは不可能。だから今のところそれを盾にして法案だけ成立させておき、後でしれっとまた改定して、場合によってはダウンロードだけでなく著作権法全体を非申告制にしてしまう、くらいのことはやりかねないですね。なにせダウンロード違法化が通された時も最初は刑事罰なしだから、で通して後で刑事罰対象に追加、それも利用者団体が求めていたフェアユースの適用を事実上却下(法律改定で個人対象外のものしか適用させなかった)したのと同時に行ったんですから。
もちろんまだ案にすぎませんが、個人の権利や利益を損ねてでも企業に利益を回すこと優先、という法律は現政権の経済政策の狙いに近く、少なくとも与党が反対する理由はありません。多分そのまま通るでしょう。それで日本という国自体がネット上での制限を掛けられ、何もできなくなって文化発展も経済活動も縮小しても、それは仕方のない話なのではないでしょうか、お役所がそう決めたんですから。テレビの崩壊と同じことが日本すべての適用される、そういう時代に従っているというだけの話です。すでにテレビの録画問題で一部の自己満足が立法や政治の世界では最優先されることをイヤと言うほど知らされた一人の人間として、他も同じ道を歩むだけのことだと思っています。
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世紀の暴挙 ミュータント・フリークスが日本語字幕付きで放送

2019-02-07 23:37:14 | 特撮・モンスター映画
昨年のことですが、映画情報サイトに「ビルとテッドの大冒険、新作製作決定」などの見出しが踊りました。やりたい、という噂はそれ以前から出ていましたが、作られることは正式に決まったのです。「ビルとテッドの大冒険」は若かりし頃のアレックス・ウィンターとキアヌ・リーブスのコンビで撮った冒険コメディ映画で、好評だったらしく第二作「ビルとテッドの地獄旅行」も作られました。今度の新作も三度アレックス・ウィンターとキアヌ・リーブスのコンビが主役で、「地獄旅行」に出演したウィリアム・サドラーも出演するので完全な続編となりそう。最近はこうした過去の名作の数十年後を描く続編映画が流行っていますから、その波に乗ったのかも知れません。

ただ、特に「ビルとテッド」に思い入れのないわたしのこの話を聞いた時の感想は「キアヌ・リーブスにアレックス・ウィンターにウィリアム・サドラーかぁ。ビルとテッドもいいけどアレを日本語字幕付で見られるようにしてくれないかなぁ」



アレとは、原題を「FREAKeD」、日本のダメ映画ファンの間では「ミュータント・フリークス」の名で知られる半ば封印された映画のことです。先のアレックス・ウィンターが主演だけでなく脚本と監督まで手掛け、キアヌ・リーブスやウィリアム・サドラーの二人はもちろん「青い珊瑚礁」のブルック・シールズ、ドラマ「特攻野郎Aチーム」が有名だそうですが個人的には「ロッキー3」のライバル役の方が印象が強いミスターTら豪華メンバーをそろえて無駄遣いしたバカ映画と言われています。大量に登場するフリークスを手掛けたのは「ポルターガイスト2」などでも特殊メイクを担当したスクリーミング・マッド・ジョージ、二か所しかありませんがストップモーションアニメ(というよりクレイアニメ)を「ロボ・ジョックス」などを担当し当時最高の技術者の一人だったデビッド・アレンが行っています。どちらも技術的には素晴らしいのですが、作品の中身を見るとやっぱり無駄遣いとしか言いようがありません(もっともデビッド・アレンは割としょうもない作品でもストップモーションアニメの仕事なら平気で引き受けていたようですが。「SFレーザーブラスト」とか「フレッシュゴードン」とか)。

衝撃的なのが、先ほどから何度もキアヌ・リーブスの名を出してはいるものの、映画のエンドロールのキャスト一覧のなかにその名を見つけることはできないことです。出演しているのは確かなのですが、その役柄がなんとドッグボーイ。毛むくじゃらの顔をした犬のフリークス役なのです。つまり、顔が全く出ないのです(笑)。おまけになにか事情でもあったのか、作品中盤でリスを追いかけて一行を勝手に離れ、そのままクライマックスにギリギリ戻ってくるまで一切登場しないという扱いなのです。「出なかったことにしてくれ」と頼まれたのか、大きな仕事が別に入って出られなくなったので名前を外してもらったのか解りませんが・・・。クライマックスは無事人間に戻れたフリークスたちがどんどん姿を見せるシーンがあるので、ひょっとしたらここで初めてキアヌ・リーブスを顔出しで出演させ、「おお、ビルとテッドがそろい踏みだ!」ってファンを喜ばせる演出を用意していたのかも知れません。多分そうなんでしょうが、まぁそれが台無しになったのもこの映画が半分封印された一因かと。



この映画、20世紀フォックスの制作であったことや人気スターが出演することもあって一度は日本での配給も決まりかけたらしいのですが、聞いた話によると20世紀フォックスの方から取り下げがあったために上映されなかったとか。アメリカの上映も限られたわずかな上映館で行われただけだったそうで、公開前に失敗作扱いされてしまったようです。そのまま20年以上が経過し、日本では一部の腐ったマニアが知るだけの存在となっていましたが、内容を把握している人はその中でもさらに少数でした。なにせ、日本語字幕も存在していませんでしたから。コメディ映画は原語だけでは難しいのです。わたしも紳士のたしなみとして輸入してこの映画のDVDを所有しているのですが、わたしの英語力などしょせん考えたら追い付かない程度のもので、聞き取れる単語を拾って間を魂でつないで強引に訳しながら感じるしかないのです。他はそこまでしてみたい映画は比較的単純なストーリーのものばかりで台詞を理解できなくてもなんとかなったのですが、コメディはわざと訛らせたり早口でしゃべったりするので聞き取りづらく、聞こえたセリフもストーリーを進めるものなのかただのギャグなのか区別するのも難しく、ましてそのギャグはその名も高きアメリカンジョーク、並以下の英語力では太刀打ちできません。なので飛ばし見しただけで中身を理解していませんでした。なので一日も早い日本語字幕付き映像ソフトが出るのをまって早数年、忘れていたところに先のビルとテッドの話が出てきて再び調べていると・・・。

なんと、2019年の2月にCSのザ・シネマで放送されるというではありませんか。厳密にはそれに先立って昨年のTOKYO COMIC CONで「町山智浩のVIDEO SHOP UFO」というザ・シネマの番組の公開収録と称して先行公開されたようですが、その時点では日本語字幕はなかった、という話です。しかし、今回CSでの放送ということで、ついに日本語字幕付きで2月6日に放送されることになりました(昨年末にも放送されており、今回のは再放送だそうです。気が付かなかった、不覚)。今更この映画を取り上げるなんてまさに暴挙、超常現象にも等しい奇跡です。いや、これが楽しみで楽しみで。その少し前から天気が崩れがちでドロップが多く発生しており、無事録画できるかどうか気になっていたんですよ。なにせわたし、こういう時猛烈に運が悪いのを自覚してますから。しかし、録画は全く問題なく終了、じっくりと堪能することができました。





えー、なんといいますか、まぁ・・・。



日本語でセリフを理解しながら視聴することができてよかったね、わたし! 長年の夢がかなったよ!! ってなもんです。序盤はいいんですよ、日本語字幕さえついていればわかりやすいギャグ、テンポのいい展開、まぁ笑えます。しかし後半は本気でグダグダ、英語だけで見ていた時もそうでしたが、日本語字幕ついても同じでした。これは、本来ストーリーの中核にいるべきだったドッグボーイが抜けてしまってその場の勢いでやらざるを得なくなったせいじゃないかな? などと思ってます。そう考えると、この映画が失敗したのはキアヌ・リーブスが悪いってことですね。ですがそのおかげでカルト化し、中途半端に人気が出て、結果ビルとテッドの新作が作られることになった(町山智浩氏の発言より)んですから、結果いいほうに転んだといえるのかなぁ。



確か今月中にもう一回くらい放送あるはずです。それにせっかく日本語字幕を作ったんですから、ひょっとしたら日本語版DVDが発売されるかも知れません。中身はデビット・アレンのクレイアニメの妙以外はお勧めできませんが、ダメ映画の一つの在り方として手元に置くのも一興と思います。
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GRIDMAN解説本と雑誌の見事な一致

2019-02-04 17:07:05 | 特撮・モンスター映画


筆者所有「電光超人グリッドマン」発表当時の雑誌「宇宙船」(当時の発行は朝日ソノラマ)の表紙と、今回発売になった同じく「宇宙船」(現在の発行はホビージャパン)別冊のSSSS.GRIDMANの表紙。今回の記事はこの新旧表紙の競演が書きたかっただけ(笑) ちなみに微妙に重ねているのは若干紙が劣化していて、少しめくり上がるのを防ぐため。

と、いうわけで先日好評のうちに終了したSSSS.GRIDMANの宇宙船による特集MOOKが発売されたので紳士のたしなみとして買いました。基本的に現在はアニヲタでないわたしはただアニヲタ視点のこの手の本だったら買わないところですが、編集が主に特撮を手掛けた「宇宙船」によるものなら、特撮ヲタ視点の見方や、特撮ヲタではできない知識の補填などに良いのではないか、と購入したものです。結果は、後半の知識補填には満足、ヲタ視点としては買ったの失敗、という感じでした。

なんで失敗かといいますと、アニメGRIDMANの随所にちりばめられていた特撮ヲタ向けの細かいネタのほとんどが図入りで解説されているからですよ。後で探してみる楽しみが半減しちゃいました。見なけりゃいいんでしょうが、多分一人でみてもさすがに気が付かない部分だろうところまでピックアップしてあると、ついつい見ちゃう、しかも他の解説ほったらかしにしてそこばかり。そこが一番面白いですから。ああ、やってしまった、とちと後悔。ディスクで見直す時は、なるべくその知識は忘れていどむことにしましょう。
知識の補填は先にも書きました通り満足。最終話、真の姿を取り戻したグリッドマンに対し敵のアレクシスが「ずいぶん懐かしい姿になったじゃないか」と語りかけますのはなんでか、と思っていたのですが、本編始まる前に両者は闘っていてグリッドマンが破れているから、のようです。また、新世紀中学生のうち一番最初に登場したサムライ・キャリバーの声優が特撮ドラマ「超星艦隊セイザーX」の主人公、安藤拓人役の高橋良輔氏だというのは全く気が付きませんでしたし、彼のインタビューが掲載されている点などは買ってよかったと思わせる部分です。

さて、もう一冊久々に引っ張り出してきたグリッドマン当時の宇宙船。本記事のタイトルに書いた「一致」というのはもちろんグリッドマンのポーズのことだけじゃないですよ。これは意図的に同じにした、ということが事前に情報として出されていましたし。わたしがその一致ぶりに驚いたのは、この号の中に2ページを使って「アニメになった特撮ヒーロー」という記事が書かれている点です。この号が出版された段階でのグリッドマンは発表だけで内容について書くことができず、記事も1ページだけ、表紙も急遽差し替えたものと思われます。なのに中にはそんな記事があるわけですから、まるでグリッドマンがアニメ化されることをものすごく遠回しに予言していたみたいじゃないですか。
ちなみに紹介されているアニメ作品は「マグマ大使」「ジャイアントロボ」カッパの三平」「仮面ライダーSD」。なお、4本のうち特撮をある程度反映して作られているのは「マグマ大使」だけ。ジャイアントロボは「地球が静止する日」ですし、しかもこの時点ではまだ第一話しか発売されていなかったので、あとでああなるとはだれも予想していなかった時期。カッパの三平は、そもそも特撮ドラマの「河童の三平 妖怪大作戦」が原作とは別物だし、仮面ライダーSDはもちろんギャグになってます。全部ちょうどビデオの発売が始まったり、劇場公開が間近という時期だったのでたまたま特集が組まれたのでしょう。偶然とは恐ろしいものです。

宇宙船別冊 SSSS.GRIDMAN (ホビージャパンMOOK912)
ホビージャパン
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